耳の聞こえない世界一周女性バックパッカーにどうやって旅するのか聞いてみた話。

 

2015年4月のサンティアゴでのこと。

前回の記事→ハゲてないオヤジを無理やりハゲさせたらこうなった

今日はある旅人を紹介したいと思います。

最後に・・・。

この日はまずその旅人と会い、カットした。

760人目である。

結構きたなぁ。

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プラザイタリアにて髪を切り始めると、続々と人々がやってきた。

761人目中国人

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アメリカ在住だという彼は英語ペラペラでみるからにできる男っぽかった。

そしてお金持ちそうだった。

そんな金運にあやかれますようにとちょびっと願ったかどうかは忘れたけどとりあえずツーブロックに刈り込む。

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762人目

イタリアから旅行にやってきた家族。

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母ちゃんをカット。

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763人目

チリで出会った元旅人りょうまくんのお友達アロンソ。

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イケメンに。

アロンソとその彼女。

彼女もまたセクシーでいい子だった。

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その後も続々と途切れることなく・・・。

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764人目

チリ人のお兄ちゃん。

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765人目

ベルギー人のお兄ちゃん。

彼はウェブ制作の仕事をしてて『航空券代払ってくれたらお前のために日本まで行ってホームページでもなんでも作るよ!』と言ってくれた。

ま、払いませんけどね(笑)

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他の国ではほとんどなかったことだが、チリでは道行く人々が小銭を投げ入れていった。

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路上パフォーマーがやたら多いチリならではかもしれない。

小銭が投げらるのは非常に嬉しいのだが、毎日毛まみれの大量の小銭をジャラジャラ持って帰るのも重たいし結構大変だった。

たぶん多いときは小銭が100枚とかあったかなぁ。

ありがたや。

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766人目

こんなマヌケな写真しかない・・・

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後ろで暇そうに寝転がってた犬もまたマヌケな感じで可愛らしい。

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767人目

アロンソの彼女。

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前髪をバッサリ切らせてもらった。

かわいいね。

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かわいいけどブラすけすけです。

エロいです。

*ここが変だよチリ人女性

チリ人の若い女の子はなんかだいたいすけすけ。

なんでなんだろう?

キャミ的なものを着る文化がないのだろうか?

にしてもここまですけすけなシャツ着ることないのに・・・なんて思いつつもついつい見てしまうスケベな僕ですどうもすいません。

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768人目

チリ人のお姉さんを。

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769人目

元旅人りょうまくんの彼女のカミラ。

鬼美人です。

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*ここが変だよチリ人女性2

チリ人の若い子はどうやらぶっ飛んだ髪型にしたがる傾向があるようだ。

真っ青な子がいたり、めちゃめちゃ刈り上がってる緑色な子がいたりと結構色鮮やかかつ奇妙なヘアカットが施されている。

カミラもまたその1人だった。

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770人目

この日ラスト。

1日で11人の髪を切り終わった。

もうすぐ800人だ。

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アロンソがカットのお礼にウイスキーを奢ってくれると言い出し、スーパーによりつつカミラのお家におじゃますることになった。

カミラの母ちゃんが夕飯をご馳走してくれて、みんなでお酒を。

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りょうまくんとカミラ。

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アロンソと彼女。

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皆さんラブラブで何よりです。

僕はカミラの母ちゃんとイチャイチャしてました(嘘)

さてさて、最後にある旅人の話を。

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*Chiharuちゃん。

福岡からやってきた旅人。

女子なのでなんとなく年齢は秘密にしとこう。

彼女は去年の夏頃から『髪を切ってくれ』と何度も連絡をくれていたにも関わらず、ものすごい絶妙に会うことができずにいたんだけれどもついにチリのサンティアゴでタイミングが合い、髪を切ることになった。

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最初に連絡をくれたのがタイだったので、地球を半周した末にやっと会えたことになる。

正直会ったことはなかったが、絶対会うことがない人だと思っていた。

こうして旅をしてるとありがたいことにいろんな人から連絡をもらうことがあるのですが、僕が全ての人に予定を合わせることが出来るはずもなく、 会える人はすぐ会えるし会えない人はとことん会えない。

それも運なのかなと思うとこがあったので、2度も3度も絶妙に会えなかったChiharuちゃんとはそういう運命にあるものだと思ってた。

でも結果的にいうとチリであえて本当に良かった。

実は彼女は“耳の聞こえない”バックパッカー。

僕と会った時も筆談or携帯に文字を打って会話をした。

彼女と話しているとすごく素直にひとつの疑問が生まれてきた。

どうやって旅をするの?

彼女は筆談で何とかなると言っていた。

実際、僕は耳が聞こえるわけで正直彼女の苦労もわからなければ生き方もわからない。

でも、世界を旅するということが簡単じゃないことはなんとなく想像がついた。

それはもしかしたら余計なお世話であって、彼女にとったらなんでもないことなのかもしれない。

だけど素直にすげえ強いなこの子って思った。

そういう事思ってしまうことがある意味障害者に対してよくない気持ちなのかもしれないが、僕が耳が聞こえなかったとしたらビビって到底できるような気がしないからそう思ったのかな。

世界を旅してると、日本から出たことない人や、旅をしてない人からはものすごいことをしているように言われるが、実際はそんなことはないと思ってる。

どこでも同じ人間が生活していて、貧しくも裕福でも言語や文化が違っても同じように人は生きている。

決して野獣だらけのジャングルに行くわけでもなく、化物だらけの国に行くわけでもない。

大きい意味では日本となんらかわらない。

もちろん悪い人もいれば良い人もいる。

僕がいろんな国に行って思ったことは、世界は意外と優しいってことだった。

凶悪都市なんて言われるところでも、優しい人はたくさんいて、僕ら旅人を助けてくれる。

Chiharuちゃんも僕らと同じように、いろんな人に助けてもらいながら旅を続けてきたんだろう。

だからどうやって旅をするの?なんてアホすぎた質問だったかもしれない。

きっと僕らと同じだ。

ただ、ちょっと気になったこともある。

耳が聞こえない人が見る世界ってどんな感じなんだろう?

きっと僕らが見ている景色とは少し違うんだろう。

絶景ももっと絶景に見えたりするのかな。

わからんけど。

Chiharuちゃんがこれからも素敵な景色、いろんな人と出会い無事に旅が続けられればいいな・・・と思った日だった。

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(oh この時超顔が丸いww)

また・・・世界の何処かで会いましょう。

★カットした人★

770人

 

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