【ギャンブルの恐怖】マカオのカジノでルーレットしたら5分で所持金2500$が全部消え去った怖い話。




とぅるとぅーっとぅっとぅーとぅーとぅー とぅーとぅーとぅーとぅー

頭の中から何故かNEYOが出ていかない…。

あの夜からずっと出ていかない…。

是非聞きながら読んでほしい。

一昨日マカオから日本に帰国した。

これほど重い気持ちで飛行機に乗ったのも、日本に帰ってきたのも初めてかもしれない。

でもなんだか今まで感じたことがないくらいの安心感を成田空港で感じた。

「ここは平和な国、僕の母国日本だ…。」

魅惑の国マカオで洗礼をうけ、ボコボコに打ちのめされて泣きながら帰国。

それはさながらジャイアンにイジメられてドラえもんに泣きつくのび太のようなものかもしれなかった。

まあタイトルを呼んだら大体何があったか想像できると思う。

そう、カジノで所持金をすべて消滅させたのだ。

といっても「バルス」と言ったわけではないし、自ら消そうとしたわけではない。

「なんか気づいたらブラックホールに吸い込まれてしまった」という表現のほうが正しいのかも知れない。

とにかく僕は恐ろしい目にあった。

正直に言うと、まだブログを書くのに十分な心の余裕が僕にはない。

でもいつまでもブログ更新をストップさせとくわけにもいかないし、書かないと気持ちに踏ん切りがつかないのでその一部始終を書くことにする。

ある日ギャンブルする為にマカオに行くことを決意

ことの発端は数ヶ月前、相方のチャンベルがこんな事を言い出した。

「誕生日に海外に行きたい」

彼女の誕生日は2/21。

海外には僕も行きたいのでそれは賛成だった。

「で、どこ行く?」

問題は行き先。

1番にあげてきたのがラスベガスだった。

結構驚かれるのだが、僕らの初デートはラスベガス。

お互いギャンブルとか全くやらないので、カジノとかよくわからないがテキトーに少額づつかけてルーレットで遊び、結局5$だけ勝って帰ってきたのを覚えてる。

そんな些細な感じだったが、カジノはたしかに楽しかった。

だからまた行きたい気持ちもわかるが、流石にラスベガスまでの航空券は高かったので無理だった。

そこでふと思いついたのが【マカオ】という国だった。

なんでもマカオという国はラスベガスと同じくらいカジノだらけの街だという。

しかも日本から近い。

「じゃあマカオにする?」

行き先はすぐ決定した。

それから僕らはカジノでの軍資金を貯めることにした。

週5くらいで【居酒屋に飲みに行きたい!行く?帰る?どーする?】っていうやり取りをどちらからともなくするのだが、その時に「マカオのために」って言って我慢して帰り”飲んで使ったであろうお金”を貯金箱にぶち込むという飲んだつもり貯金をし始めたのだ。

それから約4ヶ月。

実は中身を開けるには缶を壊さないといけないのでまだ中を見ていないが結構貯まったと思われる。

どのみち飲んで消える予定だったお金だから、最悪ポシャってもいいよね。

そんなノリで軍資金をもってきて日本を出た。

マカオはまさしくカジノ大国だった

香港に飛んだ僕らは、すぐにマカオへと向かった。

香港とマカオは船でたった1時間なのだ。

港で簡単な入国審査を済ませて外に出ると、様々なホテルまでの無料シャトルバスが並んでいた。

そう、カジノはホテルにある。

宿泊する必要もないので、ホテル側としては「無料バスで送るからうちのカジノに来てお金を落としていってちょ」という事なのだろう。

僕らはとりあえずCASINO LISBOAへと向かうバスに乗った。

リスボン(ポルトガル語でLISBOA)はポルトガルの首都で、世界で1番好きになった街だから、なんとなく惹かれた。

理由はそれだけだった。

港からバスで15分程であっさりついた。

曇っているし昼間だけどやっぱ迫力がある。

とりあえず手はじめにルーレットをやってみることにした。

キラッキラ。

そもそもルーレットってなに?

ルーレットはあの赤と黒の文字盤がくるくるまわって、どこにボールが入るかを予測するゲーム。

あのクルクルのことをウィールと言うらしい。

1~36の各番号、0(ゼロ)、赤、黒、EVEN(偶数)、ODD(奇数)、1〜12、13〜24、25〜36に賭けることができ、赤と黒、偶数、奇数は配当が2倍。

つまり1$を赤にかけて赤にボールがとまったら2$になる…ということ。

赤黒よりも各番号に賭けたほうが倍率は良く、当たれば大きいので玄人は各番号に賭けたりするらしい。

僕らは素人であり賭け事苦手なタイプだから、赤と黒どっちかにチビチビ掛けたりしていた。

ディーラーがいるとなんか怖いからルーレットマシーンで。

軍資金は予定では1人2万円だったのだが、ビビって1人1万円にしようということになった。

最悪負けても2人で2万円の損失だからまだ許せるね…と。

久しぶりのルーレットは楽しかった。

チマチマやっていたのだが、いきなり400$勝ってしまった。

香港ドルのレート 1香港ドル=15円なので、400$=6000¥ということになる。

チョロいもんだぜ…と、勝ち逃げしてホテルにチェックイン。

その日のマカオはどんより曇り空だったので観光がてら散歩しつついろいろなホテルやカジノを見てまわった。

カジノはどこに行ってもキラッキラだった。

夕方またルーレットをやることに。

すごいシャンデリアがあったカジノでやることにした。

なんかショーとかもやっていて盛り上がりがすごい。

ここでまたチマチマやっていたらまた勝ってしまった。

向かいでルーレットやってたオバサンは「ファーーーック!!!」とか言ってブチ切れていて「ああはなりたくないね(笑)」とか笑ってその場を去った。

このチケットを交換所でお金と替える仕組みだ。

1160$

ちょろすぎるでしょ。

キャンベルは100$負けたので、なんか悔しがってた。

調子に乗った僕と、リベンジしたいキャンベル…

もう一件行こうぜ!という話にならないわけがなかった。

夕飯を食べ、コンビニでビールを買い、ちょっと飲んでからまたカジノリスボンへ。

この選択が今思うとすべての始まりだった…。

カジノで負ける

夜のカジノリスボンは昼よりもキラッキラしていた。

ラスベガスのあの派手さには一歩及ばないような気もするが、カジノ慣れしてない日本人には十分だった。

ほろ酔いでそのまばゆいばかりの光の中に吸い込まれていった数時間後…

僕は840$を失った。

約1万3000円。

負けた。

その日勝ったぶんをすべて無くしてしまった。

逆にキャンベルは勝って、2人で合計すると500$の勝ち。

そう考えると別によかったのだが、負けず嫌いな性格が災いしてしまった。

帰り際にカジノリスボンの建物に向かって「二度とくるかバカヤロー」と悪態をつき、ホテルに戻った僕は“勉強”してしまったのだ。

“やられたらやり返す”

これがいけなかった。

ルーレット必勝法を頭に叩き込んでリベンジ

翌日、 本当は香港に帰るはずだったがマカオにもう一泊する事に決定。

昼はマカオの世界遺産を巡ったり中国との国境を見に行ったりしたのだが、思いのほかすぐにやる事がなくなってしまった。

カジノは夜行こうって話になっていたけど、暇だから夕方から行くことにした。

僕も早く必勝法を試してみたかった。

98%の確率で勝てる…!という必勝法だったのだが、マジだった。

ビックリするくらい勝てる。

「な、なんだこれは…?」

驚くしかなかった。

しばらくやっていると300$が1000$になった。

キャンベルも200$が600$くらいになっていた。

賭ける場所を決めてからルーレットがまわるまで60秒待たないといけないので、その時間が暇でフェイスブックで実況なんかをしていたのだが2人で累計1500$プラスになった時点でやめた。

1$=15¥ということは1500$って3万弱。

マカオのスーパーで安い惣菜と安いビール買ってキラキラのカジノの前の公園で夕飯を食べる貧乏人の僕らからしたら大金でしかない。

旅費を全部カバーしたわけではないが、十分だった。

「あーなんて楽しいんだろう」

有頂天とはまさにこういう時のことを言うのだろう。

延泊したキラッキラのホテルでワインでも飲もうぜってワインを1本買ってホテルに帰ることにした。

その帰り道キャンベルがこんなことを言い出した。

「もうちょいやりたい」

僕はやめ時だと思っていたが、もう最後の夜だし…と、その話にノッてしまった。

ルーレットマシーンがあるカジノとないカジノがあり、2軒連続ないカジノに行ってしまい、なんだか面倒くさくなったキャンベルが「やっぱ帰ろう」と言い出した。

だが時すでに遅し。

僕がその気になってしまったのだ。

「行かないと気がすまん」

3軒目でようやくルーレットマシーンに出会った。

「100$だけにしよ」

「30分で帰ろう」

そう言って席についた。

悪魔のささやき声が聞こえた

先程話した98%の確率で当たる必勝法は、ある条件がそろうと98%になる…と言うものだった。

席について見てみると、まさにその条件下だったのだ。

その前にいたカジノではそれでアホみたいに勝ちまくっていたため、疑うことを知らない僕らは2人で500$をかけた。

100$だけねとか言っていたのに瞬殺でその約束を破ったのだ。

2人ともそんなノリなので止める人などもちろんいない。

結果…

勝った。

また勝ったのだ。

+500$

思わずハイタッチをした。

そのまま帰れば良かったのに、そこで悪魔の囁きが聞こえた。

「黒が6連続だぞ…赤にかけろ赤にかけろ赤にかけろ…」

色で分けると赤、黒、ゼロしかなく、赤か黒にボールが止まる確率はほぼ50%。

2日間を通して黒か赤が連続するのは稀なことだと気がついた。

僕が見た中で最大の連続回数は7。

つまり8回目には赤がでたのだ。

今黒が6連続してるということは、次は赤が来る確率が高い!

しかも今僕らはついてる!

よしっと思って赤に100$賭けた。

2000$も勝っておいてちょっとケチったのだ。

すると結果は…黒だった。

100$が消えた。

「バカバカしい…帰ろう」

そういったものの、どこか心残りだった。

また悪魔のささやきが聞こえた。

「次こそ赤だ次こそ赤だ次こそ赤だ…」

もう一回だけ勝負してみよう…と次は赤に300$を掛けた。

それで赤に止まればさっきの負け分も取り返せて、なおかつプラスにもなる。

ここで人間の欲というものがでたのだ。

結果は…黒がきた。

顔を見合わせる2人。

8回連続黒。

「どうするどうする」

キャンベルは焦っていたが、どう考えても次は来るだろ…と今度は800$を赤にかけた。

「神様…」

隣でキャンベルがなんか言っているのが聞こえた。

普段神社とか行かないくせにこんな時ばっかり神頼みか、都合いい奴め…とか冷静に思っていた。

まあ僕も行ってもお賽銭もったいないから投げないのだが。

しかし、いくらなんでも9回連続はないでしょ。

間違いなく当たると思っていたので冷静でいれたのかもしれない。

結果はなんと…

黒だったのだ。

さすがに僕も笑えなくなった。

僕らの手元には残り1180$しかなかった。

そこには軍資金600$も含まれている。

今やめればプラス580$。

あと580$つかったとしてもプラマイゼロで終われる。

やめるか否か…

でも僕らはやめなかった。

一度手にした2000$という大金を取り返そうとしたのだ。

僕らは赤に1000$かけた。

変な汗が出る。

おでこはびっしょりと濡れていた。

ボールが赤に止まれば所持金は2180$となる。

僕は手を合わせて祈った。

ガチ祈りした。

「神様……!!!お願いしまああああああす!!!!」

 

 

 

 

結果は…

 

 

 

 

黒だった。

 

 

言葉が出ない…

本当に衝撃を受けるとファックとも言えないのだ。

10回連続黒が来たことにより僕らの所持金は180$になってしまった。

約2700円だ。

今思うと無いよりマシなのだが、もう引っ込みがつかない僕らは180$を赤にかけた。

結果は黒だった。

11回連続の黒。

500$勝ってハイタッチをしたわずか5分後、僕らは所持金をすべて失った。

無言で席を立つ2人。

キラキラしたカジノでゲームに興じる大人たちを横目に力なく外に出た。

その心境はなんと説明したらいいのかわからない。

悲しいとか、悔しいとかではない。

言葉では表すことができない。

帰り道昔話を思い出した。

高校生のときに初めてパチンコをやりに行ったときのこと…。

お金を機械に入れてわずか10分ほで全てなくなってしまったのだ。

「これは一体…」

バイトをしていたとは言え4000円は大金だった。

それが短時間で消えただと?

こんな馬鹿な話あるかよ…と心がザワザワしたのだが、その時と同じ心境だった。

それ以降僕はパチンコをはじめ、ギャンブルはやらなくなった。

ホテルに戻り、ベッドにダイブした。

とぅるとぅーっとぅっとぅーとぅーとぅー とぅーとぅーとぅーとぅー♪

NEYOが何故か頭の中で流れ始めたのだが、必死にNEYOを追い出そうとしながらよく考えたらカジノもギャンブルだ。

カジノは日本にないからなんか特別感があったのだが、パチンコと同じだ。

冷静になって思った。

一体僕らは2000$というお金を手にするために何時間使ったのだろう?

計算してみると結構膨大な時間をかけていることに気がついた。

貴重なマカオでの時間を使ってギャンブルをし、それらを5分で全部無くしてしまったのだ。

残ったものは心のシコリだけ。

僕は一体何をしに来たのだろうか?

我にかえったまではいいのだが、結局マカオの天気のようにどんよりとした気分のまま帰国した。

こんなに辛い旅行というのもはじめてだった。

昼間立ち寄ったカジノではバカラという二択のゲームをやっている人たちを見た。

最低掛け金が15000円〜と半端ないゲームだったのだが、見てると平気で10万円とかかけている。

「マジかよ…」

中には60万円かけてるオッサンもいた。

そのオッサンに釣られてみんな同じところにかける。

みんなの総額およそ100万円。

ゴクッと息をのんで見守ると…なんとハズレ。

わずか1分ほどで大金を失って落胆してる人も見た。

そういう人たちと比べると、僕らはまだマシだった。

結果的に僕とキャンベルは2人合わせて軍資金1万円を失っただけだった。

大損こいたわけではない。

たった1万でカジノの恐ろしさを体験できたのだから、むしろ人生勉強という意味では安いものかもしれない。

僕はもう二度とカジノには行かないだろう。

当然パチンコも競馬もやらない。

性に合わないのだろう。

マカオ…いや魔カオにはもう近づかないかもしれないが、もし旅行に行く方がいたら注意してほしい。

マカオのカジノグランドリスボン

夜空に光るあの建物の中で一喜一憂してる人もいれば、こうしてボコボコに打ちのめされる人もいる。

ギャンブルは楽しいばかりではない。

やるのが悪いとは思わないが、やっぱり時間を無駄にしてしまうということを知った。

せっかく旅行に来たのに観光もせずお金だけはなくなり、結局気持ちも落ち込んですべて台無しにしてしまうかもしれない。

なので旅行中のギャンブルは程々に…。

ちなみに帰国してから同じ色が連続して出る確率について調べてみた。

黒が連続して10回出る確率は1024回に1回なのだそう。

逆にどんだけ運悪いんだよってちょっと笑えた。

とぅるとぅーっとぅっとぅーとぅーとぅー とぅーとぅーとぅーとぅー♪

しかしいい加減NEYO出てってくれないかな…。