タイ北部に暮らす首長族(カレン族)の村にバイクで行き、ヘアカットしてきて感じたこと。

首長族の村






こんにちは。桑原淳です。
リアルタイムではバンコクにつきました!疲れたーーーー!
本日、二件取材受けることになったんだけど、、、
英語で。
大丈夫ですかね(笑)
それと9日の夜にはもう出ます。
9日はカオサンで青空美容室やると思うんで近くの人は良かったら来てね★

この日ついに10日もいたチェンマイを出ることにした。
そういえば、旅に出た最初の頃は、あちこち観光していたんだけど、いつからかあまりしなくなった。
なんだか、すごくのんびりするようになった。

タイ屈指の観光都市チェンマイで何してたかまとめると
食べる、寝る、飲む、切る。
以上だ。
残念ながら本当だ。
起きたら午前中は一生懸命働いてる社会人には申し訳ないが全力でゴロゴロし、午後は髪を切りに出かける。
夜は宿の人たちとビールを飲み、深夜1時頃寝る。

ご飯を大体1日に2回か3回食べる。
まあ、たまにはバイクに乗って寺をみたりもしたけど。
以上だ。
文字にすると物凄くつまらない旅をしてるようだけど、案外そうでもない。
なぜならこの一連の流れの中に日々違う人との出会いが含まれるから。
僕のブログ毎日見てくれてるなんて物好きな人がいたとしたら、言ってる意味はわかるんじゃないかな。
朝ごはんはいつもの老夫婦がやってる食堂で食べる。
3日も4日も通えばいろいろ言わずにもわかってくれる。
プラス5バーツ(約18円)ですこし量を多くしてくれる。
午後は髪を切りに行けばそこで様々な人と出会い、僕は必死でカットしながらも、汗だくになりながらも、現地の人と各国からの旅人と話したり、笑ったり、、、
1日のメインイベントはいつも忙しいけど楽しい。
ちなみに、たまに涙が出るほど暇なときもある。
夜は宿に戻れば新しい旅人が宿泊していて、はじめまして代わりに乾杯したりする。
だから、ダラダラ怠け者のようだけど、意外と充実してるんだよね。
変な話、この生活を続けているとお金は増える一方だし、何も悪いことはないんだ。
しかし!
ついに怠け者美容師JUNが重い腰を上げ、プチ冒険してきた話を今日は書きます。
前置きがなげぇ(笑)
お世話になった宿のみんなと、三度見は余裕でしてしまう美人スタッフのウィちゃんに別れを告げ宿をあとに。


みんなまたね!
バスにのりパーイという街に向かった。
バスで4時間。150バーツ。(450円)
ここは、ヒッピーの街として、欧米人バックパッカーが多く集まる小さな小さなところ。
とくに何があるわけでもないのがいいらしい。
都会でショッピングして、夜景見て、ワインでも!
なんて人には、向かない街。
ちなみに僕は
ここに来た理由は実は特にない。(笑)

これから行くプチ冒険の前に、近いから寄っただけだった。
ちなみに、パーイに到着し、暇だったから椅子と看板を出してたら2人カット出来た(๑´ڡ`๑)



ありがとう!
夜はチェンマイで同じ宿だったマキコさんにバッタリ会い、外で寿司とビールを♥

マキコさん、またどっかで乾杯しましょー(*´∀`)
ちくしょー彼女の写真撮り忘れた、、、。
翌日
朝8時過ぎにバスにのりメーホーソンという街に向かった。
バスで4時間。150バーツ。(450円)
ミャンマーとの国境近くの街なんだけど、ここは本当に何もない。
僕の地元山梨県富士吉田市がダブルスコアで勝てるくらい田舎。
当初の計画ではここでバイクを借り、山奥にあるカレン族の村へ自力で行く予定だった。
カレン族とは、そう、あの超有名な首長族のこと。
ツアーもあるけど、皆でワイワイなんて動きづらいから自力で行ってみることにした。
タイムリミットはわずか5時間。

その間に何とか山奥に行き、帰ってくる予定。
まずは夕方発のパーイ行きのバスを予約をして、バイクを探しに行った。
覚えてないけど10回は人に尋ねた。
『右行って右だよ』
『あっちだよ』

優しく教えてくれるけど、なんかみんな言う方向バラバラ、、、
やっとたどり着いたバイク屋さんではすでに借りられてて、なかった。
ここで1時間経過。
『本当に行って帰ってこれるのか、、、』
と、だんだん諦めムードになってたんだよね(笑)
結局バスターミナルまで戻り、バイクタクシーのおっちゃんに交渉して、村への入場料として支払う250バーツ以外の全財産を渡して行き帰りと乗せてもらうことになった。
全財産って言っても、200バーツ(約600円)なんだけとね。(笑)
あぶねーギリギリ。
そして何故かこの時、警官に記念撮影を迫られて撮った(笑)

入場料の事は後ほど書くね。
山をどんどん登り

道路と川の奇妙な交差点をいくつも交わし


たまには象や犬や鳥とすれ違い、街から30分程走ったら着いた。
カレン族の村。





時間を逆算すると滞在できるのはわずか2時間。
やることは決まっていた。
英語通じないと思ったから、タイ語で書いた看板も持ってきた。
一人英語が話せる女性がいたんだ。
その人に看板を見せてこう言った。
『僕は日本人の美容師です。世界を旅しながらいろんな人の髪を切っています。もしあなた達の中で今髪を切りたい人いたら、カットしたいんですが、、、もちろん無料で』
男?女?と聞かれたから、誰でも!と答えた。
結果、話してた女の人の旦那さんを切ることになった!


それを見て集まる人々。
次は俺!私!と次々と切る人が決まっていった。


可愛いね(*´∀`)
ミャンマーの兵士みたいにしてくれって注文してきたおじいちゃん
わかりません(笑)


とりあえずバッサリ!っていう男の人

あんまり切りたくないけど変わりたいって言ってた女の人

デイビッド・ベッカムにしてくれといってきた男の子

1時間半が過ぎ、すでに5人切っていた。
時間もないし、もう終わりかな~と思ってた。
最初はあの首長族と言われる首が長い人たちを切りたいなと思って来たけど、十分楽しかったしもうどっちでも良くなってた。
実は、事前に調べたところ、入場料はこの人達の生活費の足しになるらしかった。
そして首長族のすべての女性が首に輪っかをつけるわけではなく、選ばれた何人かの女性だけみたい。
そうして見世物みたいにして観光客からお金をもらってるみたい。
お洒落の為に自らやってるという説もあるし、起源や理由も諸説あるけど、本当のところはわからないよね。
ただ、『人間動物園』という批判があるのも事実で、非常に難しい問題な気がする。
ただ、それを見に来てお金を払い写真を撮る外国人、そしてお金を貰う首長族。
それでとりあえず成り立ってるんなら別に悪いことではないと思うんだけどね。
来て驚いたのが、村と言ってもただの細い道沿いに20程の木で出来た小屋があるたけだった。
貧しい感じは来た瞬間に伝わるし、何より観光客が僕以外誰もいなかった。
切りながらその事について尋ねた時は 『ここは遠いから人があまりこないんだよ』 って言っていた。
『ここには20家族が住んでる』 とも言ってた。
入場料を生活費の足しにしてるなら、全然足りないんじゃないかな。
おっちゃん達をカットしながらいろいろ話を聞いて、この首が長い女性達をカットするのってなんか違うのかなとだんだん思い始めてきた。
切ってと言われればもちろん切るんだけど、この人達を切りたい!なんて思ってここに来た時点で僕の気持ちの中では 『ただ珍しい人を切った』 っていう事実がほしかっただけなのかなと、なんか申し訳なくなってきた。
それってただの美容師のエゴかなって。
有名人をカットしただの、芸能人をカットしただのそんなのはどうでも良くて、世界でいろんな人をカットして仲良くなりたいって目的がある以上そういうのって違うなって少し反省した。
すいませんでした。
それにカレン族の首に輪っかつけてる女性達は基本髪は全く切らないらしい。
前髪だけ切る人もいるけど、基本切らないんだって。
だからカレン族のおっちゃん達をカットして、喜んでくれたんだし、もうそれでいいやって思ったんだ。
そんな時、最初に話しかけてからずっと英語で通訳してくれてた女の人が僕に水を差し出してこう言った。

『暑いでしょ?ありがとう。あなたが時間あればみんな切りたいみたいだけど、もう時間ないからね、、、最後に私トライしてみる!でもあんまり切らないでね!(笑)』

と言ってきてくれた。
ちなみに彼女は首に輪っかをつけてる人だった。
最後に切ったのはいつか覚えてないほど昔らしい。
唯一英語が話せた彼女は確かに 『トライ』 って言ったんだ。
それがどういう意味かわからなかった。
切りたくないけど、切らせてあげるって意味なのか。
僕がこんな事してるのが珍しいから切ってみるのか。
でもせっかくお願いしてくれたんだからゴチャゴチャ考えずに切った。
とにかくお願いされたことが僕は嬉しかった。

希望の長さで切って、前髪も流れるように。


切り終わって、あと15分余ってるからってもう一人カットをお願いしてきてくれた。

実際カットしてたら本当に頭と肩と首のバランスには驚いた(^_^;)
カットクロスを巻くときに触れてみると重々しく、当たり前だけどすごく硬かった。

結局ここに来て、2時間で7人カットして帰ってきた。
村の細かい所はろくに見れなかったし、写真も全然撮らなかったけど、カットしたくて来たんだからそれは別に良かった。
たくさん話しもできたし。
最後に村を出るときに、カットした人にありがとう!と言ってもらえた。
全然話してない人にも言ってもらえた。
笑顔で手を降ってくれた。

それがお金を払って観光しに来てくれての『ありがとう』
だったのか、それとも
カットしたことに対しての『ありがとう』
だったのか今でもどっちかわからない。
僕は後者の方だと信じたいけど、やっぱりわからない。
ただ今回結局カット出来たから、当初の目的は果たせたわけで、来てよかったなって思った。
そんなことを考えながらの帰りのバスの中。
疲れて爆睡だった。


カットした人 218人目
世界一周    114日目

首長族の村