日本の美容業界はおかしいと思いませんか?今日は本音で語ってみる。





ハロー
 

昨日オランダに到着しました。ロッテルダムにいます。
17ヶ国目!結構来たなーー!
寒いけど野宿しなければ全然大丈夫。
日本から遠く遠く遠く離れたオランダでこれから何が待ってるか楽しみで仕方ないですね。
あと今日はちょっと美容師について。
下に書きます。

 


10月29日
ロンドンの美容室に勤務して2日目。
マデリンがカボチャもってとうじょうした。
おはようございます!

顔とか書くのかなと思ったけど
『あたし、怠け者なんで』
とかいって置いただけだった。
顔書きましょうか?とか言おうと思ったけど、絶対センスないからやめといた(笑)
あ、この前書いた手描きイラストがめちゃくちゃ好評だったんだけど!
また気が向いたらかこっかな。
今日は天気が悪い。
雨で寒いっす。
Such a shit dayです。
Shitはスじゃなくてシね!覚えてる?(笑)

本日の予約は4人。
マデリンのフェイスブック見てきてくれる彼女の友達二人、僕のインスタグラムから二人。
ネットってすげーなー。
マイ予約表

あ、一人書いてないけど本日の七時にも。
420人目
この辺在住のおばちゃん。
10センチくらいカット。


421人目
マデリンの妹の友達。
スコットランド人。


髪の毛がブリーチされまくってて髪の毛っぽくない触り心地。
あ、スコットランド人のカットも初めてだ。
マデリンは今日は天気が悪いから比較的暇って言ってた。
こちらはマデリンのクライアント。シルバーなおばちゃん


めちゃくちゃいい色!スチールシルバーと言うらしい。
昔こういうのやってたんですよー。
またやってみたくなってきた(笑)
今日は暇だったからマデリンにいろんなことを教えてもらった。
日本では通用しないこともあったけど(法律の関係などで)教えてもらったことはどれも知らなかったことで、めちゃくちゃ勉強になった。
イギリスと日本はこんなにも違うんだ。
日本に帰って外国人のお客さんを相手にするならやっぱもっと勉強しないといけない、、、がんばろう。
夕方。
マデリンは6時に帰っちゃった。
『本当好きに使ってね!また明日ー!はははー』って言って。
自分の美容室をよくわからん外国人に完全に貸してくれるってすごいよね、、、
お金とか売り物のシャンプーなんかももちろん置いてあるし、だけどそのまま。
本当に信用してくれてるんだよね。
すごい嬉しかった。
そして6時半。
イギリス人のアーロン。
おみやげにビールくれた(笑)
422人目

彼は23歳なんだって。
若えな。
30歳かと思ったって言ったらヘコんでた(笑)
おまかせだったので、ちょっとアシメスタイルに。


イケメン!ありがとう~!
423人目
イスラエル人のマリー。
友達と一緒に来てくれたんだけど、友達が気合入れて写真とりまくってくれたので、たくさん載せます。
まずはコンサルテーション。
英語ではカウンセリングと言わないんだって。
マリー『おまかせで!』
僕『短いのと長いのはどっちが好き?』
マリー『おまかせ!(笑)』
僕『、、、オッケー。じゃあこのくらい切ってこんな感じにします。』


シャンプーして。


カットして。
長かった髪の毛をバッサリ肩の上くらいで切ることにした。


あ、イスラエルの人も切るの初めてだ!
日本、韓国、香港、台湾、中国、マレーシア、タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、フィリピン、アメリカ、イギリス、オランダ、スロバキア、ドイツ、チュニジア、パキスタン、オーストラリア、アルゼンチン、 フランス、ベネズエラ、スイス、 インドネシア、デンマーク、ベルギー、スペイン、ミャンマー、ネパール、インド、シンガポール、チェコ、レバノン、スコットランド、南アフリカ、イスラエル。
カットした人(国別) 3 7カ国目!
いや~増えたな~!!
そしてそして、完成。

  
気に入ってくれたようでよかった!
またイスラエルかどっかで会いましょう!!
いやー今日もなかなか充実した一日だった。





この日マデリンと結構たくさんいろんなことを話した。
主に美容師のこと。
最初こそ僕が技術的なことや薬剤の科学的なことを質問してたものの、だんだん話はお金と業界の話に、、、
いくらでこのお店を始めたの?とか前働いてた美容室はどうだったの?とか。
いろいろ教えてくれたけど、ぶったまげたのが初期費用。
物価の高いロンドンでしかも町中からもそんなに遠くない場所で普通に美容室を始める10分の1の少ないお金で始めたようだった。
シンガポールで出会った美容師のトモさんも昔少ない資金で美容室を始めたという話をしてくれた。
ヒントは手作り。
良いアイデアに勝るものはない。
買わなくてもアイデアでカバーできることってたくさんあるんだね。
美容室経営するために何百万、何千万なんていらないんだ。
マジ勉強になった。パクらせていただこう(笑)
それからカットの料金について。
マデリンの美容室ではカット55ポンドという値段設定にしているらしい。
1ポンド約180円なので、9900円ということになる
高いよね?
円に換算して高いというわけではなく、これはロンドンで買える他のものに比べても妥当か少し高い値段設定だと思ったんだ。
マデリンはこう言った
『私の店にはいろんな人が来て欲しいからリーズナブルな値段設定にしてるの』
え。安い?
『私が前に働いてたお店ではカットで130ポンドもらってたんだよ』
に、23400円、、、!!
マジびっくりした。
高級な店だったようだけど、それにしても高い。
インドでは40円だったよって言ったらマデリンも死ぬほどびっくりしてた(笑)
イギリスでは美容師という職業は社会的に地位が高いと言っていた。
一応LICENSEは必要ないようだけど、給料的には全然悪くないって。
日本はどうなの?って聞かれたから答えたらまた死ぬほどびっくりしてた。
 
僕が今まで東京で働いてきての経験と、他の美容室で働く友達の話を総合してまとめたものを話したから、いわゆるよくある美容室のシステムを話した。

・休みは週一日なんてのもよくある。
・職場の保険(社保等)、健康診断はない。
・休憩は一日のうち15分くらい。
・有給はない。(一応数日あるけど結婚式、葬式などで)
・長期休暇はないところも多い。あっても1週間程。
・長時間の勤務。お客さんがいれば残業になるけど残業代は出ない
・ボーナスもなく、給料はとても安い。
・歩合もつくが、ある程度行かないともらえない。バック率は低い





マデリンはもはやドン引きしてた。
口が開きっぱなしだった。
なんでそんなに悪条件なの?と言われてもそういうもんだからとしか言いようがないというか、、、。
イギリスの美容室事情とはすべてがかけ離れてた。
長期休暇も25日あるって言ってたし。
今まで行ったどこの国でも美容師で日本程厳しい条件で働いてる人はいなかった。
もちろん貧しい国はまた給料とか事情が違うんだけど、どこの国のどこの美容師、理容師とあっても日本ほどガチガチのルールみたいなのに縛られて仕事してる人はいなかった。
美容師やってますって言うと、大変だよねとか、厳しいよねってよく言われるんだよね。
確かに大変だし、聞いた話によるとよりヤバイ店も全然あるんよね。
すごいって言われる日本の美容師と美容業界だけど、ほんとにこれでいいのかなぁってめちゃくちゃ疑問に思ってる。
仕事始めた時は、そういうもんだって思ってたから気にしなかったけど、あるときに気づいた。
なんかおかしくないですか?
日本の美容師は疑問に思わないのかな?
日本の美容業界の先人達が作ったものってめちゃくちゃすごいと思うし、それで今の日本の美容室ってものがあるからそこは超尊敬してるんだけど
だけど、ここまでブラックにしなきゃいけない理由ってなんなんだろう?
技術を学ぶためっていうのとは違うと思う。
ここまでしなきゃ技術が身につかないんだったらイギリスとか他の国の美容師はなんなんだって話になるじゃん。
この前会った美容師の友達が、七年働いてるけどまだアシスタントをしてると言っていた。
マデリンにその話もしたらそれに1番びっくりしてた。
七年も何やってるの?みたいな。
個人的な意見だと、店のスペースとか広さにもよると思うんだけど、スタイリストが多いとアシスタントがいないと店ってやっていけないんだと思うんだよね。
全員スタイリストになってそれぞれお客さんを担当してても結局誰かがアシスタントしないといけなくなるというか。
だからその空き待ち辞め待ちみたいなのもあると思うんだよね。
その結果辞めてくのってなんかもったいないよね。
キツイから辞めるなんて人いっぱい見てきた。
給料も安い、拘束時間も長い、30歳間近で貯金もあんまりない。
そんな仕事に『美容が好きだから』って理由でしがみついてて、でもそれって幸せなんだろうか。
働きすぎと言われる日本人に働きすぎと言われる美容師って一体なんなんだろう。
はっきりいって日本の美容業界は狂ってる。普通じゃない。
そんな事を結構前から思ってるんだけど、、、
僕は美容師って仕事が好きで、お客さんと話すことも好きで、お客さんにありがとうございますって言ってもらえることも好きで、こんなに素敵な仕事ってないと思ってる。
過去の自分を褒めてやりたい。
よくぞ数ある仕事の中から美容師を選んだ!と。
 
好きだからこそ、この仕事に誇りをもってるからこそ僕は美容業界が変わればいいなーなんて思ったりもする。
美容学生もどんどん少なくなっていて、昔ほど人気もなくなった職業だけど、それもこれも美容師って華やかだけど給料安くて超厳しいっていう現実があるからじゃないかなって思う。
こんな素敵な仕事なのになんかもったいないというか、、、。
日本の美容業界はもっと福利厚生をしっかりして、そしてもっと自由に働ける職場をつくるべきだとめちゃくちゃ思ってるんだけど、この大きな流れを誰も止めることは出来ないような気もするし、もちろん僕にはどうすることも出来ない。
だから僕はマデリンみたいに自分の自分だけの店をつくってそこでのんびりやりたい。
マデリンみててめちゃくちゃ楽しそうだったし、自由だし、こんな美容師って素敵だなってほんとに思った。
給料も全然文句ないって言ってた。
あ、ちなみに日本を出る直前の僕の給料は交通費込み20万でした。
6年働いてそれ。
ボーナスなしで、年金と住民税はそこから引かれてませんでした。
大卒1年目に余裕で負けるのはわかってたけど、ワーキングホリデーで日本に来てる外国人のともだちより少なかったのを知った時は結構ショックだった(笑)
お金が欲しけりゃ売れろって話なのかもしれないけど、そこまでにどれだけの時間を使わなきゃいけないんだろうかって思うわけで。
なので僕はもう日本の美容業界には戻りたくない。
だから日本の美容業界とは違うマーケットで新しい美容室を作って、そこでのんびりやって行きたい。
簡単に言うなとか現役美容師さんからしたらムカつくこと言ってるかも知れないけど、これが本音です。
そう、思っちゃったから仕方ないです。
でも僕はやります。
やろうと思えば絶対できる。
東京でだって絶対できると思ってる。
ビールが飲めて外国人も来れる英会話教室付きインターナショナル美容室。
変な漫画もたくさん置こう。 
チャイもイングリッシュティーもベトナムコーヒーも置こう。
あーがんばろう。
マデリンに教えてもらったことは絶対将来生かせる。
なんて運がいい男なんだろうか。
笑っちゃうね。
マデリン先生ありがとうございました。
このブログ、美容師さんがたくさん見てくれてるのを知っててあえて書きました。
第一線でやってる美容師さん達に喧嘩売ってるわけじゃないんだけど、美容業界全体に対しての疑問というか思ってることというか。
まあ、こんな考えの美容師がいてもいいんじゃないかな。
大事なのはアイデアだと思う。
マイペンライ。気楽に行きましょう。
あと僕が望むのは、業界をかえるなんてことができる人がいるかどうかはわからないけどそういう人がいつか出てくれたら良いなってこと。

では

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