美容師辞めたい?僕はこうして美容室をやめました。





こんにちは。
なんかふと、今朝ツイッターで『美容師』って検索したらこんなんでてきたんですよ。

すごいなー、、、
そんだけ辞めたいって思ってる人が多いんでしょうね。
辞めたいならまだしも、辞めましたって^^;
今日は離職について書いてみようかと思ったんですが、先にラパスでのこともちょっと書きます。
長いからすっ飛ばしてくれてもいいです。

ジャン。
これは学校です。

ジュン。
これは僕です。
この日僕とゆうまさんはとある学校にやって来ました。
街で髪を切っていた時のこと・・・
『私は美容のことを勉強している学生です。学校に来て私たちにカットを教えてくれませんか?』
と、やってきた女性がいた。
え、あなた先生じゃないの?と思うくらいの年齢の人でなんだか不思議に思っていたんだが、結局後日教えに行くということで話がまとまった。
当日、ボリビア人の友達マイラ

カルラ

それからラパスに住んでるしゅんぺー君(初対面)が通訳として一緒に来てくれた。

しゅんぺー君は南米を旅した後にラパスに住み着いたミュージシャンでスペイン語がペラペラ。
僕とゆうまさんはスペイン語がダメダメなのでホントに助かります^^;
学校につきここの校長先生というオバちゃまと今日の事について話し合います。

それでわかったことなんですが、どうやらここは“30歳以上でこれから美容師を目指す人のための学校”ということらしかった。
つまり主婦だったり、もともと違う仕事をしていた人が美容師になるための養成所、職業訓練校みたいな感じらしい。
場所は小学校か中学校の校舎で夜だけやっているそう。
ライセンスがいらないボリビアだからこういうのもありなんだなぁ。
今日は僕がメンズカット、ゆうまさんはロングのカットをそれぞれやることに決まり、さっそく開始。
650人目
たぶんこの生徒の中の誰かの息子。
このくらいの年の子も数人来てたところを見るとママさんも多いのでしょう。

ここはこんな感じで切ってますとか説明しながらカット。
それをしゅんぺー君が主に通訳して生徒さんたちに伝えてくれてました。

子供もこーんな顔してみてます。

モロッコレベルで人との距離が近い。
そして完成はこちら。

次は悠馬さん。

こちらもたぶん生徒さんかな。
しゅんぺー君が大活躍です。
カルラとマイラは特に何もしてません(笑)

数センチほどカットし、軽めのスタイルに。

生徒さんはゆうまさんがカットしてるところをムービーとってる人もいたり、中にはフェイスブック見てる人もいたりと様々。
スマホずっといじってる人とか何しに来てんだよ(笑)って思ったけど、まあそこはスルーしときました。
そして完成。

この日はひとまずこれで終わりだったのですが、翌日も来てほしいと頼まれ・・・2日連続カット講師です(笑)
いやーなかなかできない経験で、変に緊張したりもしたけど楽しかったです。
こんな予期せぬことが起こるから旅はいい。
その後は手伝ってくれたみんなとご飯に。
毎日行ってる中華料理屋です。
ボリビアンフードじゃないという(笑)


みんなお疲れ様でした!ありがとう!
と、ここで話は戻りまして。
『美容師辞めたいの話』


やっぱ辞めたいって思う人は多いのかな。
半年ほど前に書いたこちらの記事がシェアされまくった時もいろんな美容師さんからコメントをもらった。

変えたいと思ってます!とか、頑張ろうと思いました!とか。
なかには辞めたかったけど、この記事を読んで思いとどまりましたって人もいた。
美容業界が福利厚生もしっかりしていなくて、給料も安く、体力的にもキツイというのはもう常識レベルで知られていて、だけどそこに疑問をもたないのは変じゃないか?という意味で書いたものでした。
かつて僕が働いていた時も『それが当たり前の世界』って思っていたから、疑問なんてもたなかったんだけど、旅をしていろんな世界の美容師と会ったり、見たり、意見交換をしたりしている中でやっぱ変だぞ・・・と思うようになりました。
その時はシステム的なことだったり、福利厚生のことだったりについてメインに書きました。
実際その労働環境が辞める人をたくさん作ってるのは間違いありません。
新規で来てくれたお客さんの中では『前の担当が辞めちゃったの~』と言って来る方も多く、それだけやめる人が多い業界という事ですよね。
とある調査によると美容師の離職率は就職して5年以内だと80%だそうです。
まあ80%とまでは行かなくても、50~60%以上は確実にやめていくと思います。
僕も専門学生の時に先生に脅されたことがあります。
『半年後にはこのクラスの半分は辞めてるよ』
ひょえ~と思いました。ビビりました。
それは今のところ事実です。
1年目のとき同期のやつがやっぱり結構やめてました。
でも今思うと、学校の先生がそんなこと平気で言うような世界(業界)って意味わからんって感じです。
普通の会社で考えたらこの80%って結構あり得ない数字だと思うんですね。
夢や希望を持って入ってくる人がほとんどだと思いますが、次第に暗い顔になっていき、気づいたらいなくなってたみたいな。
やめた奴が悪いんでしょうか。
やめた奴が根性ないからなんでしょうか。
せっかく採用した新卒が半年で半分くらいやめちゃったなんてことになったら会社としてどうなんでしょう。
っと、普通の企業に対しては思うんですけど、美容師の場合『厳しい世界だから仕方ない』でサラッとすまされているような気もします。
厳しいのは本当だから仕方ないけどなんともひどい話ですよね。
福利厚生を見直したらやめる人が実際に減るのか?という疑問も浮かんできそうですが、1000 円カットのQBハウスでは福利厚生や教育システムを見直したところ離職率50%から12%に減ったらしいですからね。
やっぱり環境なのかなとも思う中で、気持ち的な面の問題もあるような気がします。
たまに美容師アシスタントの人から人生相談されることがあります。
辞めたいでんす・・・と。
正直会社や店舗によって全然事情が違うと思うので、なんとも言えませんが気持ちはめっちゃわかります。
実は僕はアシスタント2年くらいやって一回美容師辞めた事があります。
青山のとある美容室で働いてたのですが、ある日突然神奈川県に転勤になりました。
青山でやりたいって憧れを持って田舎から出てきてその夢がかなったってのもあるんですけど、なにより毎日楽しかったんです。
朝起きて『うっわーー疲れてるーー』ってなってたけど仕事行くのが楽しかった。
それがガラっと変わってしまった新しい職場に馴染めなくて、毎日辛いおもいをしてました。
青山でこんな美容師やりたい!みたいな理想とか、希望とかそういったものが転勤によってぶっ壊され、それからは毎日なにやってても楽しくなくて、仕事にも行きたくなくなって、やる気もなくなって。
超辞めたいっていつも思ってて。(あの頃の職場の皆さんにはご迷惑おかけしましたw)
こんなとこであと何年働くんだろうとか、マイナスなことばっかり考えてて。
世界で一番とは言わないけど、世田谷区くらいでは一番不幸な男だと思い込んでいました。
その時はマジでそう思ってました。
被害者だって。
さっさと辞めなかったのは学校に行かせてくれた親に申し訳なかったし、職場でいろいろ教えてくれた先輩や店長に申し訳なかったし、良くしてくれるお客様に申し訳なかったし、なにより逃げ出すみたいな形がすごく嫌だった。
負けたみたいで。
でも、結局気持ち的に病みすぎて、転勤して4ヶ月たったころその会社を辞めました。
その80%のうちの一人になったわけです。
で・・・
今思いかえしてみると、なんでそんなに辛かったんだろう?って感じなんです。
何か嫌だったか書き出してみろって言われたら10個もいかないかもしれないです。
ただ『自分だけがかわいそう』みたいに思ってて超わがままなやつみたいな感じで。
でもその時は本気でそう思ってて。
スタイリストの先輩に『スタイリストになったら楽しいからせめてそこまでは頑張れ』とかなんとか言われても、怪しいセールスマンの言葉くらい信用できなくて。
そんなの辞めさせないための嘘だくらいに思ってした。
当時『お客様の笑顔がみれるから素敵な仕事だ!』とか思って辞めたいって気持ちをムリヤリつなぎとめてたりもしたけど、実際過酷な労働環境にプラスして精神的に『キツイ』って思ってしまっていたらもう取り返しがつかなくなっていました。
今思うと辞めたかった一番の原因が明確な目標とか夢がなかったからだとおもいます。
“夢だった美容師になりたくて、美容師になった。”
それで最初は満足でした。
でも、転勤をきっかけに『将来どうしたいのか?』って疑問が生まれてきて、自分で自分に聞いてみたところで『とりあえずスタイリストになりたい』とかそんな感じしかなくって。
なんかすごく漠然としていて、自分の将来にモヤがかかってるような感じで、どこに向かって進んでるのかがわからなくなりました。
なんか精神的な拠り所がなかった。
結局美容師に戻りたくてまた再就職した時にはもう海外に行きたいって夢ができてたから、それに向かってやるしかなかったし、そういう未来を想像すると不思議と辞めたいって気持ちにはなりませんでした。
そしてスタイリストになって今に至るんですけれども、今も全然辞めたいとか思わないし、やっててホントよかったって思ってます。
今は今でまたやりたいことが見つかって、それに向かって日々髪を切ってるわけで、そんな毎日がめっちゃ楽しくて。
美容師業界はたしかに厳しいと思います。
世界的に見たらもう変態レベルで厳しいです。
だんだんそういう福利厚生を見直してきてるとしても、ちょっとやそっとじゃ変わることはないと思います。
だから今キツくてももうちょっと頑張れ!なんてそんなこと言いたいわけじゃないです。
業界が変わらないのだとしたら、変えなきゃいけないのは自分の意識かなと僕は思っています。
美容師になったことでいっぱいいっぱいになってる自分を変えるというか、なにか気づくというか。
将来自分がどうなりたいのか?
その働いてる店でどうなりたいのか?
それが想像できないと『あーなんでこんなことやってんだろう』ってなってしまうんだと思います。
未来が想像できれば、今何をしなきゃいけないのか考えるようになります。
そしたら今度はそれに向かってやってく事に意識が向くし、多少辛くてもその為だと思う事が頑張る原動力になるんじゃないかと思います。
成功してる美容師さんとかイキイキしてる美容師さんって今を楽しんでる感がありますよね。
きっと何か明確な目標とか夢とかがある人なんだと思います。
僕は美容師ってホント良い仕事だと思ってます。
世界を旅してみたらよりそれを感じました。
言葉も文化も国境も肌の色も違う人に喜んでもらえる、ありがとうと言ってもらえる仕事なんてあんまりないと思います。
いろんな壁を越えることができる。
そんな素敵な仕事だからこそ好きと言えるし、楽しいと言えるし、やっててよかったと思うし、これからもやってきたいと思います。
厳しすぎて悩んでる人は海外の美容室で働いてみるのもひとつの手かもしれません。
手あれがひどい人は1000 円カットで働くでもいいかもしれません。
僕は無いなら自分で新しい物を作っちゃえって思いました。
どんな形であれ、美容師としてやってればいろんな人との出会いがありますよね。
その人たちが自分にもたらしてくれるものはお金だけじゃないはず。
それが美容師やってる上での一番の楽しみなのかもなぁなんて思います。
そういう未来を見つけられる美容師さんや美容学生さんが増えたらいいなぁと思ってます。
お客さんを喜ばせる!とか言ってる前にまずは美容師が楽しくないとダメですもんね。
美容師に限らず仕事をするなら何やっても大変だと思うし、そこに楽しさが見いだせるかどうかって働く上で大切なんだと思います。
そういう原動力となる夢や目標はやっぱあるとないとでは全然違う。
つまり結局は自分次第。
未来を想像するのも、未来を創造するのも自分次第なんだと思います。

【リアルタイム】1000人まであと39人!(´゚д゚`)ヒー

★カットした人★

650人
☆カットした人 58ヶ国☆ ネズエラ、アルゼンチン、ペルー、パラグアイ、チリ、ボリビア、ブラジル、コロンビア、ニューカレドニア、オーストラリア
★世界一周ルート 25ヶ国目 ★

【ご予約、取材、講演会のご依頼はこちら】