『常にベスト』人間は簡単に変わることができる。だから人生に悩む必要なんかない。

 
今朝7時。

中央線に乗る前にふと空を見上げた。

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「すごいキレイな空だな・・・」

 
 
日本に帰ってきてもう1ヶ月と半分が過ぎた。

 
その短い時間で僕は変わってしまった。

 
旅をしていた頃はよく空を見上げていた。

朝も、昼も、夜も。

夕焼けなんか最高で、今も世界各地でみたキレイな空が目に焼き付いてるように思う。

 
日本に住み始めて僕は空を見上げなくなった。

サロンワーク、本の出版、講師の仕事、ライターの仕事・・・と仕事に追われ、プライベートでもいろんな人に会いまくって会いまくって、そしてサロンオープンの構想など考え事をしまくってたら空を見上げるような暇がなくなった。

 
でもよく考えると変なんだ。

 
たった1秒、2秒の時間が作れないわけではない。

空を見上げるなんて行為はものすごく簡単なはず。

なのにそれさえ出来なくなった。

 
いや、やらなくなった。

 
なぜやらなくなったんだろう?

空を見ることが大好きだった僕はどこに行ってしまったんだろう?

 
今朝キレイな空を見ながらそんな事を思ったっけ。

僕の中ではその行為自体が過去のものなのかもしれない。
 

とにかく、なにをするにも十分な時間があった旅。

 
それは、もうない。

 
旅をして、いろんな人の髪を切りまくっていた事は事実。

だけど、それはそれなんだ。

今は違う世界に生きている。

自らやってきた新しい世界を生きている。
 

「あの時はこんなことしてたな」「次の日なんて気にせず夜更かししてたな」「いろんなものを見ては感動してたな」

 
正直たまに懐かしくも思う。

 
でも、僕は戻れないし、戻らないし、戻りたいとも思わない。

そして戻れないこと、変わった自分に対して寂しくも思わない。
 
空を見上げなくなった自分のことを悲しいとも思わない。

 
だってそれが今の自分だから。
 
 

僕は過去にはすがらない。

過去にすがること、うらやむことってものすごく楽なのを知ってるから。

楽だけど、それに意味はない。

なぜなら過去は変えられないから。

もっとやっとけば良かったなんて後悔することなんて無駄な事だから。
 
人生を変えてくれた世界一周の旅でさえも、もうただの過去なんだ・・・。

『あの時は良かった』

思い出にひたるのは心地良い。

でも『あの時はこうだったから』って頑固になりたくない。

 

 
よく考え方が人と変わってると言われるが、だからなのかわからないがサロンに来てくれる人のなかでも悩みをもってたりする人が多い。

悩みを聞いてください的な。

 
もちろん聞くし、答えられることは答えてる。
 
でも実はみんなにおんなじ事を言ってるんだ。

 
「やりたい事をやるべき。」
 
 
人は決断を迫られた時、悩む。

右か左か、もしくは何通りもの道があるからこそ人は悩む。

右に行ったら失敗しないかな?左に行ったら成功するかな?

 
 
それは悩むべきポイントなのか?

僕は違うと思う。

なぜなら未来は誰にもわからないからだ。

人も環境も、時代も常識も1分1秒単位で変化していってる。

今までの当たり前が当たり前でなくなる瞬間って突然やってくる。

 
右の道に進んだところで今まであった道がなくなるかもしれない。

左の道に進んだところで落とし穴があるかもしれない。

それはわからない。

そこまで足を進めて見ないとわからない。

人に意見を求めたって、その人だって行ってないんだからわかるはずがない。

 
だけど、人は悩む。

右に行って行き止まりだったらどうしよう、左に行って落とし穴があったらどうしよう。

 
現時点では行き止まりがあるか、落とし穴があるかはわからない。
  

さあ、どうする?

行く?ビビってやめる?

 
それを決めるのは自分自身。
 
じゃあどうやって決めればいいのか?

「やりたいか、やりたくないかじゃない?」
 

と僕は言う。

実は答えなんて至ってシンプルだと思ってる。

人はしたい事をする。

本来は、なにかの欲求が起こったとき、その欲求に忠実に生きるはずなんだ。

 
例えば、お腹が空いた時。

ご飯食べたいと思った時。

 
食べたかったら食べる。

時間がなくても、お金がなくてもなにか食べる。

つまり自ら行動を起こす。

 

食べないという選択をした場合、その欲求ってそこまでのものじゃなかったってこと。

行動するほどでもなかった。

そこまで本気じゃなかったってこと。
 

ただそれだけの話なのかなって。

  

やりたいこと、夢が見つかった。

もしくは今の環境を自ら変えたいと思った。

そんな時に湧き起こる欲求って、ご飯を食べたいっていう食欲と何が違うのか。

 
答えは最初から決まってる。

 
やりたければ、やるはず。

 
 
じゃあなぜ悩むのかって考えた時、それは否定されることのせいなんじゃないかと思う。

「やめたほうがいいよ」「危ないよ」「今の仕事のほうが安定してるよ」
 
人は簡単に否定する。

悪気もなく否定する。

 
自分がそれを経験したわけでもないのに人を諭す。

 
そうやって人は心を揺さぶられ、クヨクヨ悩み倒し、行動する前に「私には無理そうだな」って諦めてしまう。

やってもないのに諦めてしまう。

それは否定した人が悪いのか?
 

違う。
 

「やりたいこと」「夢」「目標」なんて人にちょろっと言われてやめる程度の欲求だったって事。

本気じゃなかったってこと。

ただそれだけの話。

 
“何で”悩むかなんて関係ない。

転職だって、結婚だって、みんな一緒。

本気なら誰がなんと言おうとするんだから。

 

今こんな事書いてるけど、僕も悩むことがある。

今1番大きな悩みは美容室をオープンさせること。

お金のこと、契約のこと、集客のこと。

いつも悩んでる。

でも、どうしようとは思ってない。

どうしたら?っていつもいつも悩んでる。

どうしたらより上手く行きそうか?どうしたら予算に収まりそうか?

方法を考えてる。

 
だってまだ独立開業なんてやったことないから。
 
ノウハウなんてわからない。

でも、本気でやりたいから僕はやる。

やってみたいから。
 

お客さんが来なくて店潰れるかもなんて思わない。

めちゃめちゃいろんな人が来てくれて、ワイワイやってるところをイメージしてやってる。

だから不安はない。

たぶん何とかなる。

今の時点ではわからないけど、たぶんイケる。

そう思ってる。

 
最後に。
 
人にちょこっと「やめとけ」とか言われてやめてしまうような人は本気の出し方をしらないんじゃないかなぁ?って思う。

僕はいつも”なにかしたい”って思った時はこう考えるようにしてる。

 
右の道に進んだら金がドサッと落ちてるかもしれない

左の道に進んだら超絶美女と出会えるかもしれない

 
 

そう思って自分の気持ちに忠実に進んでいくと、その道中行き止まりだろうが落とし穴があろうが「それでも良かった、いい事があった」なんて思えてくる。
 
悪いことがあってもあっちの道のほうが良かったなんて後悔する意味はない。

この道を選んだことは変えられない事実だから。

 

物事は至ってシンプル。

どっちの道にも必ず良い物が転がっていて、その良い物に注目するか、悪い物に注目するかはあなた次第。 

本気になるかどうかもあなた次第。
 
 
こんな風に考えてるから、僕は見えない未来に向かうことをあまり不安に思わない。

成功か失敗かも考えない。

 
自分は自分。

今が最高。

常にベスト。
 
 
 
昔の自分、過去の功績なんかももうどっかに置いてきた。
 
 

自分の気持ちに正直に生きる事って、たぶん難しい。

でも、それってお金よりも何よりも大切な事なんじゃないかな。

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空を見上げてそんな事を改めて思った。

 
・・・キレイだな。

  

 
ひとりごとでした。
 

 

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