美容室さくらに潜入。旅人美容師がイグアス居住区の日系美容室でイメチェンしてみたら。

こんにちは。

なんか雨ばっかでムカつきますね。

晴れろや!

と天気にブチ切れつつ今日もパラグアイ編をつづっていきます。

前回の→ エンカルナシオンとかいう究極奥義っぽい名前の街でブラジルビザを。

パラグアイの最終日。

無事にエンカルナシオンでビザをゲッチュできた僕はまたイグアス居住区に戻ってきた。

美女を待ち望んだが、結局来なかった。

まあそういう運命だったのだろう。

 
僕は今夜ブラジルに向けて出発する。

幸いにも宿の近くからバスが出るそうだ。

 
この日は園田のおっちゃんの息子さんとイトコの子が切ってくれと言ってくれたので、まずは二人のカットを。

宿の庭で。

971人目

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972人目

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(アフター)
 

二人の髪を切りながら、僕も今日髪を切ることに決めた。

 
 
「なんか髪切りたいな〜」

パラグアイについてからというものずっとそんな事を思ってた。

前回チリで切ってから1ヶ月ちょっとたち、なんだかもっさりしてきたのがどうしても気になる・・・

ちなみにその時の記事はこれ→ チリの美容室で髪切ったらもみあげがトゲトゲしくなった・・・

結構衝撃的なカットだったな〜(笑)

 
実はイグアス居住区には「さくら」という美容室があるという事は噂を聞いて知っていた。

どうやら日系パラグアイ人の方がやっていて、それはそれで興味深いから行ってみることにしたんだ。

 
ペンション園田から歩くこと約10分。

小さい家みたいな建物が美容室さくらだった。

予約はしてなかったが、待たせてもらえばいいやくらいの感じで中にはいってみると一人の男性がカットされていて、一人のおばちゃんが座って待っていた。

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髪を切りたいと言ってみると「15分位待ってて」との言葉が。
 
時刻は11時前。

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案外待たないみたいでよかった。

僕はソファに腰掛けた。

スペイン語の雑誌と日本語の雑誌がおいてある。

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「写真撮っても良いですか?」

そう聞くと「いいよー」とおばちゃんが返事をした。(笑)

なんか話してみると美容師さんのお母さんだそうで、ミカンかなんかを差し入れに来ただけだったみたい。

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壁にはヨーロッパ的なヘアスタイルが。

骨格、髪質が明らかに違うのに南米の美容室に置いてある本とか、貼ってあるヘアスタイルはどれもヨーロッパ的なものばかり。

なんかある種のあこがれ的なものなのだろうか・・・。

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店内はざっとこんな感じだった。
 

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おばちゃんと喋ってる中で、実は僕も美容師だということ、ヘアカットの旅をしてるということを話した。

美容師が来ることなんかないそうで、結構びっくりしてた笑

さて、お客さんのカットが終わり、僕のばんがやってきた。

とりあえず写真はとっておこうと思う。

【ビフォー】

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なんか顔がキモい。

もみあげの存在感がやっぱりすごいのがわかる。

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なんかこう見ると結構素敵なカラーじゃん。

グレー。

  
席にはこんな雑誌も。

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(結構古い)

 
これは日本に遊びに行ったりする人がゲットしてきてくれるそう。

そりゃそうですよね・・・
 

「髪型どうしますか?」

「おまかせで」

 
今回は完全おまかせにしてみた。

日系サロンだからか、なんか妙な安心感がある。

インドなんかでおまかせとか言ったら間違いなくヘルメットだろう。

 

まずはシャンプーをしてもらった。

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席に戻り、カットされながらいろいろと話を聞いてみるとなかなか興味深い話が聞けた。

 
こちらの美容師さんは、実は日本での実務経験はないそうで、ブラジルで勉強したのちに独立したそうだ。

パラグアイでは他の多くの国と一緒で資格みたいなのがないので、わりと楽に美容師はやれるらしい。
 

それから、日本のストレートパーマや縮毛矯正の技術ってのがとても珍しいそうだ。

興味があり、教えてくれと言われたんけど時間も薬もないので残念ながら断念・・・

パラグアイでは一般的ではないのだろうか?

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(もみあげのロン毛っぷりw)

どんな感じに仕上がるのか楽しみだ。

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切られてる途中に近所の子どもたちが遊びに来た。

町の小さな美容室って感じでいいね。

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そうこうしているうちに結構短くなってきました。

切られて気がついたけど前髪の一部がなぜか金髪に。

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そこから最後の仕上げです。

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スタイリングはジェル。

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これも南米の面白いところなんだけど、南米大陸各国ではおそらくワックスというものがあまり存在しない。

探してみたけど僕は全然見かけなかった。

あったのは唯一ブラジルだけだったかな・・・

 
とりあえず、メンズもみんなジェルでバシーっとやって終わりって感じ。

 
ジェルのいいところはボリュームがおさまるところとツヤ感だとは思うが、逆に言うとボリュームがない人はぺたっとしてしまうところが難点。

南米の人みたいに基本ゴワっとするような癖がある髪質だとちょうどいいんだろう。

 

そして・・・

出来上がり!
 

【アフター】

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前々回モロッコでパッツンにされ、前回チリでやはりパッツンぽくされた襟足も今回はなんか馴染んでる!

これは嬉しいです。

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そして意味分からないもみあげもなくなりました。

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思ったより短めだったが、スッキリしてよかったです。

本当にありがとうございました!

 
お支払いをして帰ろうかというその時。
 

「私をカットしてくんない?」

 
なんかギリシャの美容室の時と同じパターンです。

「もちろんです」

  
というわけで973人目

日系パラグアイ人の美容師さん。

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普段は自分でカットしてるそう。

シャンプーしなくていいからそのままちょろっと切ってくれということだったんで、レイヤーを入れ直して、すいてみた。

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最後に二人で記念撮影…。

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どうもありがとうございました!

また来たいな〜。

気になる価格ですが、こちらの美容室さくらではヘアカットはなんと15000グアラニーです。

安いです。

だいたい300円ちょっととか。

 
パラグアイ最後に本当にいい思い出ができた。

なんか地球の反対っかわで同じようにハサミを握って頑張っている日本人がいるんだと思うとなんか力をもらえた気がしました。

 
これでパラグアイ編はおしまい。

今夜ブラジルへ向かいます。

 
みんなはパラグアイに行くことなんて生涯ないかもしれない。

でも、もし、もしも行くことがあればこのイグアス居住区に立ち寄ってみてください。

 
日本人が知らなきゃいけない、日本の歴史に触れてみてください。

 
戦後の日本を離れ、地球を半周し、何もない土地に日本人の街を作った人々がそこにいます。

現代の日本では忘れさられてしまったような、人と人とのつながり、暖かさ。

そんな“古き良き時代”が残ってます。

行けばきっと新しい何かが見つかるはず・・・。

 

 
それでは次回はブラジル編です。

つづく。

 

 
 

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