美容室に来たお客さんに逆にお金を渡し続けた結果。とても楽しいことが起こったよ。

あと3日で今年も終わりです。

しかしまっっっったく年末感がありません。

個人的には10月末で1年が終わってほしいくらい10ヶ月間忙しくしてたので、もうゆっくりしたいです(笑)

ってかしてます(笑)

まあ何はともあれ、今年も無事に過ごせたことに感謝です。

12月から始めた新しい美容室

新規オープンというわけではなく、今までやってた店で名前とシステムを変えて営業をはじめました。

その名もオゴってもらえる美容室Up to You。

詳しくはブログを見てもらいたいのですが、簡潔に説明するとこんな感じです。

  1. お会計時に、前のお客さんが置いていったお金をもらえる(オゴってもらえる)
  2. 同じように次の人のために好きなだけ置いていく
  3. もらったお金で身近な誰かにまたオゴる

 

【美容室に来るとお金がもらえ、そのお金を使って誰かにオゴってもらう】というペイフォワード(先払い)の仕組みになっています。

このオゴってもらえる美容室を始めるに当たり、プチクラウドファンディングのpolcaを使って「最初の一人にオゴる分5000円」の支援を募ったところかなり支援していただけました。

ムラタナツキさん
matsuさん
Fucuramuさん
tomoya37さん
イシダオサムさん
daisuke0507さん
Genki Godaさん
arisa1201さん
mhanaさん
KOHさん
itoyanさん
瀧澤ポルカ兄さん
植木将幸さん
ぱをら瑞恵さん
長澤圭佑さん
SUMIさん
mikage2700さん
すずきゆうまさん
JhonGlasgowさん
おのさん
しんた@後藤信さん
uiky315さん
Toshiki Okazakiさん
Akira Yamaguchiさん
nagaishiryoさん
SANSHIROOさん
タカハシヒデキさん

支援していただいた皆様、本当にありがとうございました!!!

実際におごったら楽しすぎた

第一号は美容学生さん。

美容学生さんには僕からカット代もオゴッてます。

そんで前のお客さんからも1000円をオゴってもらえます。

意味わかりませんね(笑)

最近日テレのニュースに出てコメントしていた有名人にもおごりました。

当初は「毎回必ず5000円渡します」というルールにしてたのですが、5000円だと額が大きいからなのか気が引けてしまうとの声があったので、早々にそれはやめました(笑)

今では前の人が置いていったお金を瓶に保管しておいてそっくりそのまま渡しています。

なので本当に気持ち次第でお財布と相談して…って感じです。

持ち合わせがない人は小銭だけ入れていくし、本当におまかせしています。

置いていってくれた金額が1000円以下の場合にかぎり、僕がpolcaで支援してもらったお金の中から1000円を瓶にプラスして次の人に渡しています。

あとついでにメッセージも送ってもらうことにしました。

名刺がある方は名刺に。

名刺がない方はメッセージカードに。

これを瓶に入れてそのまま渡しています。

あえて名前を明かさず【他人が他人へおごっちゃう】ってのがおもしろいかなーと思ったけど、こうして少しだけでも繋がりがあったらやっぱ暖かい感じがして、やって正解だったと思ってます。

皆さん反応は本当に様々。

「プレゼントです。メリークリスマス。」って書いてた人もいたし、「何かに使ってね。良いお年を。」って書いてた人もいたし、マスクに書いてた人もいました。笑

面白いですね。

そんで「もらったお金を使って違う誰かにオゴッてね」ってルールがあると言いましたが、皆さんどうしたのでしょう。

思い思いに様々な人にオゴッたようです。

〜以下感想と写真〜

※掲載許可有り。一部の方を載せてます。

そして、いつも親子で来てくれるお母様からはこんなメッセージも…。

いやあ…

なんかこう、嬉しいですね。

僕は何もしてないけど、何かいい事をしたようで。

子供だけど何か少しだけ伝わったかもしれません。

というか伝えようとしてくれて、本当にありがとうございます。

お金は人のために使ってれば逆に増える

お金お金お金…

いつの時代もそうなのかもしれません。

超絶貧乏時代が過去に2度ほどありましたが、その時はやっぱお金ほしいと思ってました。

「お金ほしー!牛肉くいてー!でも無理だから鶏ガラしゃぶろう!」とかやってました。

本当に毎日鶏ガラしゃぶってましたからね(笑)

その頃に比べたら今は収入も上がり、牛肉も食べようと思えば食べれるようになりましたが、そういう時代があったからこそ“実は生活するだけならそんなにお金っていらない”という風に思ってます。

必要のない贅沢は無駄使いなのかなと。

かといってずっと使わないで眠らせとくのであればお金なんかただの紙です。

お金はやりたい事のために使うものであり、ただの道具だということにある時気が付きました。

例えば海外旅行に行くのもそうだし、会社起こした時もお金が無ければ出来ませんでした。

そういう時のためにある程度貯金は必要だとは思います。

だけど貯金ができるほど余裕があるのであれば、何も全部自分のためだけに使うこともないとも思うようになりました。

例えばほんの500円、ほんの1000円を自分のためではなく誰かのために使ってみる。

意外とそれって嬉しくなるものです。

プレゼントを人にあげるのも同じです。

「これあげたらどんな顔してくれるだろー」なんて考えながら品物を選んだりする時って、憎しみ悲しみ怒りなどという感情は一切ないと思うんですよ。

なんか、それいいじゃん…と。

100円でも200円でもよくて、金額の問題ではなくて、気持ちの問題で。

なんというか嬉しくなりますよね。

あげた方ももらった方も。

ただのお金とモノのやり取りでは感謝はうまれないけど、人に奢ることをするとそこに感謝がうまれます。

そしてそれはずっとずっと心に残ります。

僕は日本中、世界中を旅してきてとんでもなくたくさんの人に無償でいろんな事をしてもらってきました。

助けてもらってきました。

恩を受け続け、それが忘れられなくて。

今少しだけ余裕ができたから今度は自分がいろんな人にそうやっていこうと思えるようになり、そのきっかけは世界中の人がくれました。

都合とか損得とかじゃなくて、お金でもモノでもギブしていったほうがどう考えても素敵だし、ドライじゃないし、お互いハッピーだと思うんですよ。

美容業界も日本社会もネガティブな事がいろいろとあります。

それはそれで無視できないと思います。

大変な思いをして働いてる人がたくさんいます。

だけど、なんというかその中でもせめて少しだけでもポジティブな活動をしていけば変わるものもあると信じています。

僕の中では【ギブし続ける】がその答えでした。

Up to Youではこの2年間、お客さんに出しているビールもお菓子も1回も自分のお金で買ったことがありません。

誰かがもってきてくれるのを、1つ頂いて次の人にシェアし続けました。

お店においている漫画もたくさんもらいました。

だからお返しにシャンプーとトリートメントをあげました。

読み切った漫画もシリーズモノ意外は他の常連さんにあげたりしています。

そしたら焼鳥もらったりして。

そうやって”持ってこれる人が持ってこれるものを持ってくる”みたいなのが無限ループのように続いてます。

だから僕も”その時あるものを”あげ続けています。

「貰ったのは返す」

それは当たり前の事なのかもしれませんが、金額や形や時期はいつでもいいし、別の人に返してもいいのだと思います。

お金もモノも所有するだけでは、ただの自己満の世界です。

全ては道具だから使ってナンボ。

そんな事ばっかしてるので結局貧乏臭い生活のままなんですが、そうゆう生活のほうが慣れてるし不幸でも何でもないし、むしろ楽しいです。

オゴッてもらえる美容室を起点に、楽しんでくれる人がどんどん増えたらいいなとおもってます。

ということで、来年もおごりまくろうと思います。

また来年もよろしくお願いします。

いつもありがとう〜!

この記事をシェアする