あなたは何故それをするのですか?「出来るからやってる」は適切ではない。

昨日美容室の大掃除をしてたら色々出てきて「いろんな事があったな〜」なんてなんだか懐かしくなりました。
1年ってあっという間なんだけど、思い返すとものすごい変化がやっぱりあったんだなと実感します。

毎年のことなんだけど…

2014年、世界に出てからいろんな事が変わりました。

モロッコ旅人美容師

2015年はライターの仕事を始め、世界で1000人カットを終え、世界一周を終え、日本でフリーランスとして動き始め…

世界一周ブログ

2016年は講師の仕事を始め、本出して、店出して、結婚して、現在の美容師コミュニティの前身の組織を作り…

Up to Youオープンパーチー

そんで今年。

コンサルタントの仕事はじめて、結婚式して、毎月1回海外に行くようになって、シェアサロンを作って、会社を作って。

掻い摘んでも色々なことがありました。

良い事もたくさんありましたし、もちろん嫌なこともありました。

感情的な部分、やり遂げたこと等を全部ひっくるめて進歩したな〜と自分で思ったりします。

今年、僕の中で1番変わったこと…それは自分の時間の使い方でした。

楽しくても、疲れてたら楽しくない。

先日ウーロンハイを飲んでホロ酔いで何も考えずにこんなツイートを。

実は、1日12時間とか働いてて別にたいした結果出てないのに「おれ、がんばってる!!偉い!」って何年も前に美容室で働いてたときは思ってました。

1日8時間しか働かなくて「忙しい〜!」とか言ってるサラリーマンなんか黙れ。みたいな。

アホですね(笑)間違ってました、完全に。

ただ効率が悪いだけでしたが、今は仕事だけでなく、人生そのものを効率良く生きようと思うようになりました。

つまり短い時間で結果を出して、使える時間を増やす。

そうしないと、仮に好きなことをやれていても、他には何もできないと気がついたからでした。

2016年、先程も書いたように色々なことが重なり、1年間まともに休んだ記憶がありませんでした。

美容室が休みだからと言っても、他の事をやってたので休みとは言えない…みたいな。

確かに好きなことをやって、美容室も出してやりたいようにやってたので楽しかったんですが、いつもどこかでモヤモヤとしていました。

正直、美容室を出店・経営するのって大変です。

全く見知らぬ土地で、集客ツールも使わず、貯金ゼロスタートで始めたもんだから、なおさら大変でした。

いろんな事を試してみました。

お店持って、そこに立ってるのは楽しいんだけど、なんか違う。

結果は出てても「来月はどーだろー」とか「アレを変えようか…」とか「あー他の仕事の準備もどーしよ」とか、寝ても覚めても頭の中は仕事でいっぱいすぎて疲れてました。

「ある側面だけ見れば楽しいんだけど、他の時間はどうなんだ?俺、楽しんでる?」

2016年が終わる頃、そう自問自答するようになりました。

その頃旅してた時のことが無性に懐かしくなった。

いろんな事を捨てた。できるけどやめた。

2017年になり、いろんな事を辞めることにしました。

自分の中で「これで勝負しよう」ってもの以外は本当に捨てました。

例えば美容室の技術のメニューにしてもそうですし、講演会で話す内容にしてもそうです。

買ったもの、練習したこと、勉強したこと。

ブログやインターネットの仕事にしてもそうです。

「必要だと自分が信じるものしかやらない」と決め、辞めたことでできた時間は自分のために使うようになりました。

休むのもそうですが、新たな事を勉強したり練習したり考えたりするのもそう。

辞めてからわかったのが“できるからってなんでもやっていると、自身のパフォーマンスが落ち、効率がすごく悪くなる”ということでした。

前年死ぬほどアレコレ頭を悩ませていた事って、結局自分がいろんな事をごちゃまぜにしてやっていたから、わけわかんなくなっていただけだったんですね。

そんな感じで辞めた代わりに始めた事の1つにブログコンサルというものがあります。

簡単に言えばブログに関する相談に乗ってアドバイスしますよ…みたいなあれです。

前々からお客さんで、プライベートでも付き合いがあるプロパフォーマーの謳歌さんという方がいるのですが、過去2回ほどブログコンサルも受けてくれたんですね。

その方がわりと最近書いたもので結構拡散されたある記事があります。

↓↓↓

【プロとアマの違い】

についての内容なのですが”何でもかんでもできるからといって詰め込まない方がいい”という事を書いていて、すごく共感ができました。

特にこの部分。

あなたが構成に入れている技術について、「何故それをするのですか?」と自問してください。

その質問に対する答えが、「出来るからやってる」だった場合、それは適切とは言えません。

出来るから、練習したから、会得したから、それが理由ではダメだというのです。
お客さんにとって、それが適切かどうか。ただそれだけ。

ショーの世界で言えば、
本人が出来ることをただ何の工夫もなく羅列されたものが、お客さんにとって面白いはずがありません。

これはもちろんどんな分野でも同じです。

あれもこれも…

自分がやってきたことだからと、詰め込みたくなる。

その気持ちは昔はすごくあって、さっきも書いたように結果的にそれで悩んでた自分がいました。

できることをすべてやるのが適切ではなく、引き算も必要。

「何故それを僕はやっているのか?」

この問いはすごく大切なことです。

自分を見つめ直すきっかけにもなり、新しい発見にもなる。

結果的に常にアップデートを繰り返すことになるので、いろんなことがより良くなっていくのだと思います。

例えば効率良く仕事することで結果も変わってきます。

10時間とか12時間で大きな成果をあげたとして、もし5時間で同じ成果をあげられたらそれはすごい事ですよね。

そしたら浮いた5時間でなんでもできる。

今年1年間それらを意識してずっとやってきました。

無駄を省き、無駄なことをする

2016年の夏に僕はある高い目標をたてました。

「1年後までにこの仕事の成果をここまで持っていく」

正直その目標はだいぶ無茶な設定だったのですが無駄を省き、効率良くやっていくことで2017年の最初の頃早々に達成して、1年後の今年の夏には達成率でいうと150%、年末の今250%くらいになりました。

わかりにくいかもしれないのですが、ある仕事に対して1日にかける時間は一定のままで、成果のみを増やしたということです。

できる事をあえてやめる、アップデートを繰り返す、無駄を省く。

ザックリですがやった事はそれだけ。

お陰で今年は休みがたくさんとれ、いろんな無駄なことをする時間ができました。

矛盾してますが“無駄を省いて効率をあげ、空いた時間で無駄なことをする”というのがめっちゃ楽しくて。

今はなんとなく楽しいからやってることを繰り返していくとそのうち仕事になっちゃったりするんですね。

だから無駄じゃない。

矛盾だらけ(笑)

まとめると、仕事だけでなく何事もそうですが「あなたは何故それをしてるのですか?」という問いは本当に大切だと思います。

出来るからやる。

それをお客さんが求めてるとは限らないし、自分のためになってるとも限らない。

シンプルに生きたほうが実はすごく良いのかもしれません。

来年はブランクがあるけど昔やってた料理と音楽、あとスペイン語を新しくやろうと思うのでまた自問自答していきたいと思います。

なんてお話でした。

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