【技術の無償提供について】友達にこんな事言ってませんか?プロとして思うこと。





技術職の人、技術職の友達を持つ人、ぜひ見てってください。

【2014年8月の記事です】

今日は昨日会った日本人の髪を切るということで、またまたダルバール広場へ行ってきた。

というのも、その方は結構前から僕のことを知っててくれて、前にも一度連絡をもらったことがある。

で、昨日たまたまバッタリ会ったというわけです。

昼ころ、一緒に広場へと向かう。

もうこの広場には何度も来てるから、結構顔見知りの人とか、声かけてくれる人が増えてきた。

警察になんか言われたら面倒くさいので、昨日とは違う場所へ。

準備してるとまた宿の人たちが見に来た(笑)


 
彼はまさきくん。

若くして会社を作り、いろいろすごいことをやってる人。

年収いくらなんですか一体(笑)

そういう人の話は聞いてるだけで面白かった。

僕が旅をしてなければ出会うことはなかった人かなと思う。

人も集まってきた

実はこの日は壮大な計画があった。

この日、8月19日はうちのばーちゃんの誕生日

最初はネパールから手紙でも送ろうと思ってたんだけど、予想以上に時間がかかることを知り断念。

写真をたくさん撮って送ろうと思ったけど、いまいちピンとこなくてそれも断念。

宿の人に相談したところ、ダルバール広場で髪を切って、集まった人達にハッピーバースデー歌ってもらえば?みたいな事になり。

それをマジで実行することにした。

ちょうど、宿の人たちも手伝ってくれて

結局警察がやってきたり変なおっさんに絡まれたりで

なんとか人は集まりビデオは撮れたものの

グッダグダな感じで終わってしまった^^;

非常に残念な感じになってしまい壮大な計画は壮大に失敗してしまった。

みんな手伝ってくれたのにすいません。

とりあえず、警察にここもダメだと言われてしまったので、また場所を移すことに、、、。

変なオヤジとメガネ君と少年が、次に切ってくれと言い出して、ここなら大丈夫!と言われて移動した場所が、昨日警察に人が集まりすぎだからダメだと言われた場所だった。

それを伝えるも


『いいからいいから!警察来たら俺が言うから大丈夫!』

と聞く耳を持たない、、、うーんと思ったけど、とりあえず切ることにした。

この写真に写ってるのがその三人。

まずオヤジをカットした。

ギターで遊ぶみんなと子供(笑)

次はメガネ君

その後切ってって言ってくれてた子供はなんとモヒカンにして!
ってことで。

なかなか良い感じで仕上がったちょうどその時また警察がやってきて、、、『ここはダメだって昨日言ったでしょ?』
みたいな感じで、怒ってはなかったけど呆れてるようだった。

すいません。と言って片付けたんだけど『警察来たら俺がいうから!』とか言っていたオヤジもメガネ君も既にいなかったので、結局僕が注意される感じになった。

というか、オヤジも、メガネ君もカットし終わったら、気付いたらいなくなってた、、、。

終わった瞬間どっか行ったっぽかった。

そんなことを知らない警察はもちろん僕の判断でまた同じ場所でやったと思うだろう。

この警察官も初日に会った時に凄く興味津々でいろいろ聞いてくれて、いい人だったのに、なんかすごく気まずい感じになってしまった、、、。

ついでに警察官と話してる間にモヒカン少年もどっか行ってしまって、写真とらせてもらえなかった。

なんかちょっとヘコんでしまったなあ。

なんでオヤジとメガネがすぐ消えたかはたぶん料金のことじゃないかと思う。

僕は別にお金くれないのはどっちでもいいんだよね。

でも、なにもそんな逃げるようにいなくならなくてもいいじゃないっすかっていう。

今まで切ったネパール人はみんなすごくお礼言ってくれたし、なんか少しガッカリだった。

ちょっと話は変わるけど、旅に出たころこんな記事を読みました。


『職人にお金を払わないことはあり得ない』

どういうことかというと、僕達美容師のようにいわゆる手に職がある人に対して、無償でお願いしますっていうのは間違ってるということ。

人がお金を稼ぐ手段はいろいろあると思います。

例えば、スーパーで野菜を売るのも、電気屋さんでテレビを売るのもそうですよね。

彼らはモノを提供するかわりにお金をもらっていて、用は目に見えるものとお金との交換なので非常に事が明確であるのに対して、反対にすごくわかりにくいのが、僕らのような職人。

美容師や料理人を始め、あげるとたくさんあると思うんですが、僕達は自分達の技術を提供するかわりにお金をもらってますよね。

それはモノではなく、髪を切ることではなく、料理することではなく、技術に対してですよね。

・・・友達にこんなこと言われた経験ありませんか?

「前髪ちょっと切ってくれない?」「毛先ちょっと揃えるだけだから!」

そんな時はどうしますか?無償で切りますか?

僕は以前は友達ならば・・・と営業後等に無償で切っていたこともあります。

ホンネを言うと売上のこともあるので 「営業中にお金払って来てくれよ」 と言いたかったんですが、友達だからこそ言いずらかったのが正直なところでした。

そのとある記事を読んでから僕の中で考え方が変わりました。

・自分の技術を無償or安売りはやっぱり良くないなと。

・自分も気をつけなければいけないと。

冒頭でモヤモヤと書きましたが、やはり理解してくれない方(やってもらって当たり前と思ってるかた)って多いです。

八百屋さんで「友達だからりんごくれ」って言いませんよね?

それと同じ事なのに、わかってくれないというか。

りんごをあげるかどうかは八百屋さんが決めることであって、髪を無償で切るかどうかはこちらが決めること。

なので僕は家族や恋人や本当に仲良い友達だったら純粋に喜んでもらいたいという意味も込めてやってあげたいと思う気持ちもあるし、やると思います。

でも基本的には、無償ということはダメだなと。

なぜなら僕達美容師はその技術でお金をもらい、そのお金で生きているから。

それはわかってたはずなのに、友達ならば・・・とやっていた過去の自分。

何年間もアシスタントをやって、お金を払ってウィッグを買い、夜も残って練習したり、休みの日はセミナー行ったりと、お客様にカットでお金をもらえるようになるまでにかけた「お金」と「時間」と「努力」の賜物をもう安売りするなんてしたくないって今思ってます。

 「ちゃちゃっとでいいから!」「適当でいいから!」

そう言われた時に一言いう勇気みたいなのを持つようにしました。

プロと名乗っているからこそ、プロとしての誇りだとかそういったものって絶対大切だと思うし、それでいくらケチだとか頑固だとか言われようとも、そこは曲げちゃいけないのかなと思ってます。

だからこそ、自分も美容師以外の職人に対しては気を使うようにしています。

例えば旅先で出会った料理人がご飯を作ってくれたら、気持ちでお金を渡すかビールの一杯でも奢るかするようにしています。

僕はもともと堅苦しいのが嫌いなタイプだし、楽しかったらそれでいいかなって思うこともあるのですが、そこは同じ職人としてその方が今までお金と時間をかけて努力してきたことに対してはちゃんとお返しをするように心がけてます。

そういう気持ちを持つことも、美容師としてまた大切なのかなって思います。

まあいろいろあったけど、でも付き合って写真撮ってくれた友達のみんな、ありがとうございました!

結果はどうあれやってる時は楽しかった!

まだまだ僕は行きます。

あ、職人の人に今日の記事読んでほしいなぁ。

じゃあ、今日もありがとうございましたー。