今日はブログとSNSセミナーの日です。
夕方から市ヶ谷で。
年内最後ですねー。
早いなぁ。
来年もいろんなところでブログのお話させてもらえるよう頑張ります!
呼んでくださいm(_ _)m
最近気になって気になってしょうがない事があるのでちょいと書かせてもらいます。
それは「いかがでしたか?」という言葉。
キュレーション系の記事で記事末のまとめ部分に「いかがでしたか?」「いかがでしたでしょうか?」が必ずと言っていいほどありますよね。
これがもうめっちゃ気になるのです。
そもそもキュレーションってなに?という人もいると思いますが、キュレーションとはいわゆる引用したものをまとめたサイトで、ウェルクやMERYをはじめ非公開に追い込まれて話題になっている形態のメディアです。
その特徴と言っても過言ではない「いかがでしたか?」の一言。
いつからこういう表現をするようになったんでしょうか?
それはわかりませんが、今日はこの「いかがでしたか」と「破滅」について書いてみます。
いかがでしたか?に感じる強烈な違和感
「いかがでしたか?」には前々から違和感を感じてました。
なんでだろう?って考えてみたときに出てきた答えは1つ。
“いや、普段使わなくね?”
だったわけです。
日常の会話で「いかがでしたか?」という場面ってどんなんだろう?って考えたときにまずほとんどないんですよね。
あるとしたらサービスを提供した側が、サービスを受けた側にポジティブな感想を聞けるであろうタイミングで使う言葉なのかなと。
「お味はいかがでしたでしょうか?」
いわゆる高級レストランで言われそうなセリフです。
ちなみに僕は生まれてこの方飲食店でこれを言われたことはありませんが。
同じくサービス業である美容師で考えてもまずなかなか出てこない言葉です。
唯一似たような場面だと「前回のカラーどうでした?」「前回切ったとき扱いやすさどうでした?」みたいな確認の時に使うことはあります。
つまり、ある程度その人との距離感はありつつも、自信があったりするが故出て来る言葉なのかな〜と思うのです。
ポイントは【自信がある】というところで、「よかったです」との答えが返ってくることを予測した上での「いかがでしたか?」なわけです。
そのくらい使い方が難しい言葉なのに、キュレーション記事にはハンコのようにポンポン登場するわけです。
違和感を感じないわけがありません。
キュレーション記事に自信とかあるわけない
そもそもなぜウェルクが非公開になったかというと、「がん」など医療系のキーワードの検索で上位表示されるようなメディアだったにも関わらず嘘っぱちだらけの信憑性がないサイトだったからです。
キュレーションメディア運営の性質上それは仕方がなかったことなのかもしれません。
ライターを安く雇い、記事を量産するからです。
その何がまずかったかというと“そのライターたちは専門家ではなかった”という点ですね。
ようは、医療はよくわからないけど、依頼されたからいろいろな記事から文や写真を引用して一記事を作る…という作業をしていたわけです。
依頼されたライターは報酬がもらえるのでそれでOK、依頼元のメディア運営してる会社はアクセスを増やし広告収入を得る事ができるのでそれでOK…という状況だったわけですね。
なのでライターからしたら自信もなにもあるわけないし、どっちでもいいんですよね。
そんなもん詳しく知らねー、と。
なのに出てくる「いかがでしたか?(ためになったでしょこの記事?ドヤァ)」みたいな言葉。
この矛盾が違和感の正体でしょう。
いかがでしたか?はライティングスキルがない証拠かも
こういったキュレーション記事を書いてるライターさんは一記事1000円以下とかでやってる方が多いようです。
僕もライターの仕事を何社かと契約してやってたときもありましたが、流石に報酬1000円以下で依頼されたら断ります。
ですが企業としては安く雇いたいに決まってますし、安くてもライターやりたいという人なんてゴマンといるはずですよね。
でもある程度ライター業(というか文を書くこと)をしてきた人でないと、テキトーにいろんなところから引用してきた記事をまとめるのは難しいと思うんですよ。
しかも自分の専門外なら尚更。
僕だってガンについて書けって言われて医療系の記事をいろいろ引っ張ってきてもまとめるのは一苦労だと思います。
記事の最後の最後のまとめが上手くいかないと、記事そのものもなんか微妙な感じになるんですよね。
そこで出てくるのが「いかがでしたか?」なんじゃないでしょうか。
なんかまとまる気がしますよね。
いかがでしたか?こんな恐ろしい病気だとは・・・
みたいな。
つまるところそういう事なんじゃないかなと思うんですよね。
下手だから「いかがでしたか?」で締めるんでしょ?…と。
だから「いかがでしたか?」とか言ってる記事は破滅する
記事を作ってる人が専門家でもないし、ライターとしてのスキルも微妙。
ただのパクリ記事。
だからこれだけ騒ぎになってるわけです。
そもそもユーザー視点で考えたら「はぁ?」ってなりますよね。
だいたい人は困ったときに検索をします。
例えば「心臓 痛い」とか「めまい 急に」とか…。
その結果出てきたメディアが嘘ばかり発信してて広告のお金儲けだけしてるようなものだったらまあそれは腹立ちますよね。
…と言うわけでそうやってウェルクのように運営していたキュレーションメディアが次々と非公開に追い込まれているわけです。
これから先もどんどんこういったキュレーションメディアは消えていくのではないかと思います。
「このやり方はまずい」というのを運営も気付いているので方向転換していくはずなんですね。
だからいかがでしたかとか言ってる記事はどのみち破滅します。
個人メディア運営者が狙うべきところはそこの穴
僕は美容師であり旅人でありライターでありブロガーであり…なんだかいろんな分野の専門家=プロフェッショナルをやっています。
僕の認識ではお客様やクライアントにお金をもらったらプロフェッショナルだと思っています。
なので、僕は美容師の事は専門的な知識があるので記事にできますし、旅のこともそうです。
専門的な知識があるからライティングスキルさえ身につければキュレーションメディアに負けるわけはないんです。
ブログ運営していく中でどんなにライバルが多くても”狙い目”というのは必ず存在します。
今だとまさにキュレーションメディアが占拠してるキーワードなんかが狙い目でしょう。
メディアの大きさでは敵わなくとも、専門性では勝てる可能性があります。
だから美容師なら美容師の事を、旅人なら旅人の事を書くべきなのかなと思います。
ただそれだけだと幅が狭いので、他にも書いたほうがいいのですが…。
まあなんかそんな運営の狙い目の話なんかもセミナーでしたりしてます。
上手く狙い目をみつけて記事を書いていくと、必ずアクセスはあがっていくと思います。
いかがでしたか?
(笑)
というわけで、これから講演会なので終わります。