昨夜はなんだかお騒がせしました。
これ。
この記事をみんな拡散してくれて、彼は応援メッセージが殺到したらしく寝れなかったそうです(笑)
でもまあたぶんこれからの方がもっと大変なので頑張ってねって感じです。(笑)
しかし、すごいです。
昨日「ゼロから僕らでスタイリストを作ろう!」みたいな話が出た12時間後にはもう周りをざわつかせ、カリキュラムや方針もガッツリ決まってました。
スピード感がもうワイルドどころの話じゃないぜよ…。
とまあ自分自身でも驚いてます。
でも自分がアシスタントの時そんなん言ってくれる先輩もいなかったし、発想もなかった。
彼が羨ましいようなそうでもないような笑
そんな感じです。
僕はアシスタントってだんだんいなくなると思うんですよね。
前も記事にしたけど。
その理由というか、予想をナゼしてるか?
というお話を。
アシスタントはなぜアシスタントをするの?
そもそもなぜアシスタントはアシスタントをしなければいけないのか?
そこを追求していくと専門学校の教育まで行き着きます。
専門学校で教えることは国家試験の課題が殆どを占めます。
まあそれはなぜかと言うと合格率を上げてたくさんの生徒に入学してもらいたいからですよね。
学校もビジネスですから当たり前です。
そのスキマスキマにシャンプーやカットの授業があるにしても圧倒的に時間が少ないのです。
だから卒業しても免許だけ持ってて何もできない美容師になってしまうわけです。
それ故サロン側が教育をし直す必要があるのですが、サロンワークと並行してやっているとどうしても夜だけとか朝だけとかに教育の時間を持っていくような形になります。
なので数年かかってしまうわけですね。
そしてサロンとしては何もできない人に対して給料30万とか払えるわけもないです。
ですが世の中的に福利厚生を良くしようとしている流れなので改善しようとしてるサロンも多いと思いますが、正直厳しいと思います。
慢性的な供給過多(美容室が多い)なのでそもそも利益が上がりづらく、広告費はかさむ一方なので余計アシスタントに支払えるお金は少なくなる。
金はもらえない、営業+練習で拘束時間長い→やってられねえ
ということになってアシスタントはやめていくわけです。
こう見るとアシスタントが悪いわけでもなく、サロンが悪いわけでもないような気がしませんか?
美容学校が教えればいいじゃん!って思うでしょうし、めちゃくちゃその通りではあるのですが国家試験がある以上それは無理です。
美容学校行かないと国家試験をそもそも受けられないし、資格がないと働けません。
だから学校は現場に出てからの技術よりも、国家試験をパスする事に重点を置くわけです。
まずは資格をとらせる…それが美容学校の使命みたいなもんですね。
まあと言ってもビジネスです。
別に誰も悪くない
ということなんでしょうね。
はい、終わり。
っていうのがここ15年くらい。
変わらないんじゃなくて、誰も変えられなかったという方が正しそうです。
ですが、今やもうそれは変わって来ています。
スタイリスト養成学校で技術を学ぶことができる!
イギリスにはビダルサスーンのアカデミーと言うものがあります。
そこでお金はかかるけど技術を一通り学ぶことができ、半年ほどでサロンで働けるようになる学校なのです。
従来の日本とは逆。
日本の考え方的には仕事ベースで教育だったのに対し、教育ファーストで仕事。
効率で考えたらどう考えても後者のほうがいいですよね。
日本でなぜ今までそれがなかったかというと、カリスマ美容師ブームがあったからでしょう。
アシスタントがいて店をまわすようなスタイルみたいな感じでみんなやってたから、アシスタントいないとむしろ困ったと思うんですよ。
アシスタントという職業は作らないけど、アシスタントという立ち位置は作った…と。
誰がとはここでは書きませんが、そういうの仕掛けた人もまあいます。
必然的にそうなるとフリーランスや個人で働く人が少なくなっていき、組織を大きくしたりフランチャイズ展開したりしていく流れになりました。
それが近年サロン激増に伴う人手不足、ネット集客のコスト激増で大型サロンというビジネスモデルは崩れつつあります。
対象的にフリーランス業務委託サロン側が増えまくり、1000円カットサロンが増えまくりです。
アシスタントがいない…アシスタントがやめていく…
大型サロンはどこもそのような状況になってきていると思われます。
アシスタント一人に対する負担は増えに増え、飯なんか食えるわけもないです。
どう考えても悪循環。
なので教育ファーストで仕事をさせるようなスタイルに移行しないとやってけないんじゃないの…と思ってました。
実は業界でも先駆けてそれをやってるのが大手QBネット。
給料もらいながら最初の数ヶ月はカットを学べ、未経験者でも即戦力になります。
みんなそこへいって学べばいいじゃんって美容師以外の人は思うのでしょうが、そんな簡単な話ではないです。
学生の理想がキラキラすぎる問題があるからです。
美容学生の理想→キラキラのサロンでバリバリ働くかっこいいカリスマ美容師
なわけですが、実際はそんな人全体の一握りなわけですよ。
1000円カット→え、なんかそれってオシャレですか…?
みたいな感じで”やってないけどやりたくない”という食わず嫌い状態なため、QBいけば即スタイリストになれるけどその道を選ぶ人は少なくまだまだ浸透してないのが現実です。
しかし、世の中には素晴らしいものがあるもんですね。
【宝塚ビューティーアカデミー】
なんとこちらでは90日でスタイリストになれると!
まっちゃんの150日より2ヶ月も短い。
以下引用。
「美容師はアシスタントから」はもう古い?
専門学校時代、夢にまで見た美容師。就職したけどアシスタント業務の毎日が楽しいとは全然思えない。あなたはきっと、「もっと成長したい」「売り上げを上げたい」と強く思っています。
宝塚ビューティアカデミーでは、あなたが”売り上げを出せるスタイリスト”に成長するまでたったの90日間です。
あなたを「一人前のスタイリスト」として次のステージへ進めます。
もちろん、美容師という職業・業界に疑問を抱き、 志は高かったのに 退職したあなた も最短距離でスタイリストのステージへ進めます。
なるほど。
週5でみっちりやるようです。
それで技術を学んで現場で足りないところを補ってレベルアップしてけばめちゃくちゃ効率はいいですよね。
アシスタントやめた!!2人の男たちの挑戦
こんなのあれば僕もやってみたかったなーなんて思ってたときに「僕学校行こうと思ってるんですけどどう思いますか?」という相談がやってきました。
サロカリの話ばっかしてあれですが、サロカリメンバーのアシスタント1年目コーイチくん。
「え、行ったらいいよ」と普通に言ったんですが、本当に今月仕事をやめ、4ヶ月貯金して6月から宝塚に行くことにしたそうです。
すげえ。
そして先日こんな投稿をしてました。
え、まじで?
宝塚にはサロカリパートナーサロンのLIBREさんがあるのですが、そこは一軒家を改装して美容室、エステサロン、カフェ、ゲストハウスをやっている変わった美容室なんですよね。
そこに住み込むと!
やばい。
繋がりすごい。
そしてタイミングを同じくして、また別のサロカリメンバーであるニッシーの投稿。
彼もアシスタント1年目。
ちょw一緒に行くとかw
最高かよw
さらに同タイミングで僕はサロカリオーナーさん達と松下育成計画を話し合っていたので、それを話してみると「それなら彼らもサポートしてあげよう!」ということになり、もうわけがわかりません。
関西のオーナーさんたちが学校で学びきれなかったことやわからない事など教えてあげるそうです。
大阪のアシスタント1年目→全国武者修行
東京のアシスタント1年目→学校+関西修行
いやいやいや…
なんなの…
なんかいろいろすごい。
今のアシスタント1年目ってすごい。
まっちゃん→7月デビュー
コーイチくん→9月デビュー
ニッシー→9月デビュー
全員→現在まだまたまペーペー
いやいやすごいでしょこれ。
完全に新しい。
自分のサロンの先輩以外から何か教わるなんてあり得なかったよ…僕は。
3年以上アシスタントやるもんだと思ってたよ…俺は。
羨ましいっす。
僕はブログコンサルをする事にしました。
フリーランスになってから役に立つように。
ってか二人をくっつけたのも僕だったらしい。
美容師交流会で。
知らんかった(笑)
そしてブログ部開設。
これからどうなっていくのやら。
3人の若者の人生が激しく変わっていく。
正直嫉妬もするけど本当頑張ってほしいな。
僕も結果出せるよう頑張んなきゃ。
サロカリのプレイヤーであるフリーランス達も感化されてフリーランス同士組んでなんかやり始めるらしいです。
どんどん新しい事やっていけば、どんどん新しい人に出会うし、どんどん成長できる。
それが旅であり人生といえるのかもしれない。
なんて永遠の旅人の僕は思いました。
アシスタントや美容学生の皆さん、僕は若い人からむしろたくさん学びたいと思うタイプなのでどんどん絡んできてくれたらうれしいです。
一緒に頑張りましょう。
彼らもだいぶ新しいことやってるので、よかったら活動応援してあげてください。