旅人が旅行代理店を使わない本当の理由はコレだ。→てるみくらぶ臨時休業でトラブル続出!その時旅行者は?

こいつは大事件です。

旅人はだまっちゃいられないニュースが今朝飛び込んできました。

東京商工リサーチによると、旅行代理業のてるみくらぶが2017年3月24日より本社玄関に「臨時休業」の張り紙を掲示。発券システムのトラブルで、一部の旅行申込者が出発できない事態となっている。同社は山田千賀子社長名にて3月24日、「緊急のお知らせとお詫び」と題するメールを旅行申込者に送付、「発券済みの航空券はご利用頂けるかどうか現時点で確認できておりません」「ご購入済みの旅行ツアー代金の返金等につきましては、日本旅行業協会等関係先と協議の上、ご連絡させていただきます」と通知したとされる。

引用 トラベルボイスより

なんと旅行代理店てるみくらぶが代金をもらっているにも関わらず突如休業したと!

しかも飛行機に乗れない、ホテルがキャンセルされたなど被害の声も相次いでます。

これはヤバイ。

笑えないやつだ…。

旅人が旅行代理店を使わない理由

旅人で旅行代理店を使ってる人を見たことありません。

なぜか?と考察してみました。

僕は基本飛行機を自分で予約して、現地のホテルも自分で予約します。

「旅慣れてるからでしょ?」とか言われるんですけど、逆になぜできないのかがわからないんですよね。

ネットで夜行バス予約するのとか、ネットで服買うのと同じようなレベルの話だからです。

行き先やホテルを選んでクレジットカードの番号入れて購入するだけ。

なにひとつ難しいことはないわけです。

それができない方、めんどくさいという方は旅行代理店に行ってツアーを購入すると思うんですが、ツアーは基本高いです。

てるみくらぶはむしろ激安で有名でしたが、意外とツアー料金は安いような気がするけどそんなに安くないです。

もろもろオプションついてたら有りかも知れないですが“飛行機とホテルだけ”なんてプランなら自分でやったほうがかなりの節約になる場合がほとんどです。

ある日こんな話を聞きました。

「この前、プーケットに行ってきたんだ〜。2泊3日で16万円だった。」

えええええーマジですかーーーと詳細を聞いたらまさかのホテルと飛行機だけ。

プーケット2泊3日なら3〜5万もあれば行けるんじゃないでしょうか。

タイなんて1泊3000円も払えば結構いいところ泊まれます。

もっと安くていいなら500円とかでも泊まれます。

もちろんその人にはそんな事は言いませんでしたけど。

旅行代理店にわざわざ足を運ぶ手間を考えたらコスパが悪すぎます。

自分でとれば時間もかからないし安い。

そういう金銭的なところも大きいのですが、もう1つ理由があるような気がします。

それはトラブルが発生しても自分のせいにできるという部分。

今回のように旅行代理店を通してるとトラブル対応してもらうのが難しくなる場合があります。

現地オフィスがあったりする場合はまだいいですが、必ずしもあるとも限りませんよね。

もしそういう現地でのサポートがあったとしても、結局問題解決するのに時間も労力もかかりますしし、なくて言葉もわからないなんてときは最悪です。

今回のように飛行機やホテルがキャンセルされてて、現場に第三者(旅行代理店)がいないと言うような場合はどちらも「どうすればいいの?」という状態になります。

そんなの非常にめんどくさい。

僕も世界一周中に似たようなトラブルがありました。

南米ペルーにあるあの有名なマチュピチュ遺跡を見に行ったときのこと。

クスコの旅行代理店で行き帰りのバンのチケットとマチュピチュの入場券がセットになるツアーを組みました。

マチュピチュ遺跡から10km離れた山中にある発電所からクスコの街までの往復バスと、入場券をそれぞれ買えば安かったのですが、なんとなくめんどくさがって少し高いけどそれにしました。

マチュピチュ遺跡からの帰りのこと。

10km歩き、発電所につきました。

そこにはクスコに戻る様々な旅人とバンが止まっていました。

みんな同じようなバンなので、どれに乗ればいいかわかりません。

なのでドライバーさんが一人ひとり名前を呼んでいて、呼ばれたらそのバンに乗る…というような感じだったのですが、僕はいつまでたっても呼ばれませんでした。

しびれを切らして一人一人ドライバーに聞いてみたのですが、どうやら僕の名前はないようでした。

「そんな馬鹿な…」

つたないスペイン語でいろいろ聞いてみると、ツアー会社に電話してくれました。

しかし出ない。

ドライバーも「どうしたらいいかわからん」みたいな感じでした。

もうすぐ夕方です。

マチュピチュの街まで引き返すにしても10km。

途中で暗くなってしまいそうです。

ちなみに山の中って言いましたが、がちで山の中です。

もうこんな感じ。

ここで夜を越したら熊に襲われて殺されるかもしれません。

「いやいや無理やろ」と、バンが最後の2台になるまで粘って何とか詰めて乗せてもらうことができました。

もちろんそのドライバーさんにはお金は払いました。

もうメロスくらい激怒ですよねさすがに。

しかしマジで笑い事ではなく、人が住んでる山とかではないので取り残されたら死んでたかもしれないです。

クスコに無事に戻った僕はドライバーが状況を書いてくれた紙を手にツアー会社に乗り込みました。

すると…

「いやいや、そんなの知らん。俺は悪くない。忘れたドライバーが悪い。」

と開き直り、帰りのバン代返金にも応じないという。

ナメんなと英語で文句を言いまくり、最終的にお金は半分くらい戻ってきました。

10kmあるいて、バンに6時間乗って、疲れ果ててからのこのやり取り。

疲労+心労がハンパなかったです。

マチュピチュの感動がぶち壊し。

時間も返せやって感じでした。

半額は返ってきたものの、残りの半額は結局泣き寝入りするしかなく。

…と、言うことがありました。

こういうのは海外だから起きたことで、日本では起こらないことだとは思いません。

現実今朝ニュースになってたてるみくらぶでツアーを組んでた方々は現地でそういうトラブルに見舞われましたが、返金されるかどうかはわからないといいます。

結局のところ、旅行代理店は旅行者と現地で対応してくれる人(ドライバーとか航空会社とかホテルとか)の間に入って助けてくれるって事はないんですよね。

お金も旅行代理店にすでに払ってしまってるから「もういいです」ってわけにもいきません。

その場で自力でなんとかするしかない。

言葉がわからないと、なんともならない事もあります。

旅人である僕から言わせてもらうとそうやってトラブル起きたときのほうがよっぽどめんどくさいんですよね。

トラブルを人のせいに出来てしまうっていうのは、本当にめんどくさいことです。

「よくわからん!」ってなってる二人で罪のなすりつけ合いが始まりますからね。

旅行代理店が責任を取ってくれなかったらもう最悪ですね。

自分で予約した場合は、お金の管理もすべて自己責任なので、何か問題があっても自分のせいにできますよね。

例えばホテルがとれてなかったとしても、冷静にマクドナルドでも行ってwifiを繋ぎ、ハンバーガーを食べながらホテル予約サイトを開いて別のホテルを探せばいいだけです。

自分で日にちを間違えたとかでも、誰にもムカつかないわけですし。

お金も予め払ってない場合であれば損失だってないわけですし。

旅人が旅行代理店を使わない本当の理由はそれかなと思います。

みんながみんなかは謎ですが、僕はそうじゃないかな…と。

ツアーが一概に悪いと言いたいわけではないですし、ツアーでしか行けない場所、得られない経験もあると思います。

ただ、ホテルと飛行機だけのツアーを組むくらいなら自分でやってみたらいいかなと思います。

今はLCCも出てますし、安いホテルもbooking.comとかでカンタンに探せます。

wifiだってATMだってどこにでもあります。

せっかくの旅なので、楽しく過ごすのが1番ですね。

カンボジア行きたいな…

しかし…てるみくらぶに多額の旅行費を支払ってる方々、御愁傷様です。

この記事をシェアする