衝撃の事実に耳を疑う
『ファッ!?』
ある関西の美容師さんと話していて、僕は自分の耳を疑った。
『それはアクシスですやん』
美容師今年で9年目になるが、ただの一度も聞いたことがない言葉だった。
『なんすか?アクシスって…』
『いやいやアクシスはアクシスですって!』
そう、同じ美容師同士なのに会話が成立しないのだ。
それは僕だけでなく、その場にいた全員がそうだった。
矛先が一人に向く。
みんな『なにわけわからんことを…』と少し半笑いでアクシスについての話を聞いていた。
詳しく聞いてみて正体がやっとわかった。
アクシスとはつまり【カラーリングの際、頭皮につけないでギリギリで塗るテクニックのこと】だったのだ。
そんな馬鹿な…
僕は言わずにはいられなかった。
『いやいや、それルーセント塗りでしょ』
『はあ?』
今度は矛先が僕に向いた。
ルーセント塗りがまったく通じなかったのだ。
すると聞いていたキャンベルがすかさず口を挟む。
『はあ?ゼロテクやろ』
ゼロテク?
なんだそのとても中2っぽい名前は。
ただカッコつけてるだけじゃねーの?なんて思わずにはいられなかった。
自分の常識が通じないのは、なんかこう『えっこれ方言だったの!?』みたいなあれと似ている。
結局”カラーをギリギリで塗るアレを何というか?”についての論争はウヤムヤなまま終わってしまった。
それから1ヶ月ほどたったある日、ふとその時のことを思い出して美容師コミュニティのサロカリで聞いてみた。
すると驚きの結果が…。
ヘルシー塗り!?パピヨン!?ぶっ飛んだ呼び名
なんということだろう。
ここまで呼び方が違うとは思わなかった。
年齢も働く地域も様々な美容師がいるが、ここまで違うとなると衝撃でしかなかった。
出てきたのはこれらのワードだった。
- ゼロテク
- マニ塗り
- ぎり塗布
- ネモギリ
- パピヨン
- ヘルシー塗り
- シャフトアウト
- 浮かせ塗り
- アクシス
- ルーセント塗り
ヘルシー塗りとかもう笑うしかない。
なぜだ。
なぜここまで違うのだ。
このままでは【カラーリングの際、頭皮につけないでギリギリで塗るテクニックのこと】について話すときに喧嘩になりかねない。
もし変にこじれたら第一次美容師界大戦みたいなものが勃発するかもしれない。
マニ塗りパピヨン連合 VS アクシスゼロテク連合
みたいな。
ちなみになぜ僕がルーセント塗りと呼んでいたかと言うと、就職したサロンで使っていたヘアマニキュアがルーセントという名前のもので先輩たちがそう呼んでたからだった。
今はサロンワーク中には『頭皮につけないように』と一言いうだけで特にこれといった名詞はつかっていない。
だから呼び名なんてどうでもいいのだけれど、流石にここまで来たら”他のサロンってどうなの?”と気になってきたのは僕だけでは無いと思う。
てことで皆さん教えて下さい!!!!
読者の皆さんの地域、お店ではなんと呼んでいるのだろうか?
わりと真面目に知りたいです。
そしてこれを読んでくれた美容師さんもきっと知りたいと思っているはず!!
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『あなたはアレの事をなんといいますか?』
多分このような議論がなされることは日本初なのではないか。
まあでも頭皮につけないように塗るというのも必要な技術だと思うし、アシスタント1年目の人もそういうテクニックがあることを知るいい機会になるかも。
うーん、反響が楽しみ。
ところで僕は今日から勝手にポイポイ塗りと呼ぶことにしました。
もし戦になったときにはポイポイポピーと参戦してやります。