石の上にも三年って言うけど「やらされてる」と感じたらそれは時間の無駄だから今すぐ辞めた方がいい。

昨日、とある旅人写真家印刷屋WEBグラフィックデザイナーアーティストと中野の安居酒屋で飲んでました。

肩書が4つも5つもあるなんか不思議な人。

その人といろんな話をしていたのですが、その中で話題になった【時間を投資する】という事について、あと昨日もちょろっと書いた【石の上にも三年】という言葉について、ここに書き留めておこうとともいます。

その前に…1個自慢させてください。

他の旅人にも自慢できる特技が僕にはあります。

それは旅してるときの出来事すべてを記憶しているというものです。

どういうことかというと、例えば2014年4月〜2015年12月まで世界一周の旅をしていたのですが、その期間内であれば何月何日に何が起こったか?をすぐ思い出せます。

来てた服、食べたもの、話した内容も覚えてます。

もちろんそれ以前に日本を旅したり、海外一人旅行ったときの事も同様に覚えてます。

それだけだと天才っぽいですが、旅してるときに限ってで、普段の生活はあんまり覚えてないなので自分でもよくわかりません。

3年前の今日はフィリピンのダバオにいて、髪切ってブログ書いてました。

フィリピン旅人美容師Jun

フィリピンで毎日顔を合わせてた猫、ユキエ

2年前の今日はチリで髪切ってブログ書いてました。

チリ旅人美容師jun

チリの首都サンティア

そして1年前は…高円寺でやっぱり髪切ってブログ書いてました(笑)

熊本震災チャリティキャンドル

熊本震災のチャリティキャンドルを美容室で販売したりもしてた

3年間ほぼ毎日やり続けたこと

気づいたのですが、ブログをはじめてもうかれこれ3年が経ちました。

旅に出るちょっと前に作成して、旅に出るタイミングで本格的に書き始めました。

元々美容師はしてたし、旅もしてたので歴としてはそれらのほうが圧倒的に長いのですが、それ以外にここまで続いたものってたぶん他にないのです。

続けた理由としてはめっちゃ単純で『楽しい』『好き』『まだ続けたい』と基本的には毎日思っているということ。

面倒くさくなったときはそりゃあありますが、本気で辞めたいとか、嫌すぎるとかっていうのは1回もありませんでした。

めちゃくちゃ飽きっぽい性格なので不思議です。

3年もやってると記事も膨大な数になっていきます。

何かの拍子にふと3年前のブログを読んだりすることもあるのですが、なんて言うか顔から火が出るほど…とまでは行きませんが、屁が出るくらいのレベルでは恥ずかしいなと感じます。

「え、これホントに俺が書いたの?w」みたいな。

一言で言うと「いろいろひどいw」って感じです。

逆に今がすごいの?って聞かれるとそれもまたウーンって感じだったりします。

答えみたいなのがよくわからないからです。

なのですが、少なくともブログの知識、経験、実績、書いた数は3年分の差ができたと思います。

それに伴いSNSだとかそういうのもたくさん勉強したし、フォロワーも増えたし、やっぱり3年前とは大違いです。

確実に続けてきたという結果であり、それを今は財産と呼べるし、仕事とも呼べるようになりました。

それだけの時間をブログというものに投資してきたから、それが言えるのだと思います。




石の上にも三年って言葉に感じる違和感

僕も昔よく言われました。

石の上にも三年だよ、がんばれ…みたいな。

【石の上にも三年】

これは“冷たい石でも三年座り続ければ暖まる”というように、続ければ結果が必ず出ますよ…という昔の偉い人の?言葉です。

石を暖める意味はよくわかりませんが、まあ確かに続ければそうなるよね…って思いますよね。

これは何事もやり続けることが大切だよって事の例え話です。

でも、これって耐えろってことなのでしょうか?

寒くても、風でも、雨でも、結果が出るまで耐えて座り続けろって意味なのでしょうか?

たぶん多くの人はそういう認識なのだと思います。

ですが、僕はそれは全く違うと思っています。

想像してみてください。

雨ざらしの石に三年座る?そんなのまあまあムリだと思います。

みんながみんなそんな事できません。

みんなができないから、できた人がいた時に貴重な存在になるというのはわかります。

強い精神力とか体力がある人のみその存在になれるし、それが結果としてついてくるでしょう。

ただ、それを「耐えろよ」と他のできない人に強要するってのは話が違うのではないか?と思うのです。

強要されると、その人からしたらめちゃくちゃストレスだし、めちゃくちゃ辛いし、結果なんかどーでもいいから逃げ出したい……!!って拒否反応が起こってしまうのかな?と思うのです。

もし3年間座り続けなきゃいけないのであれば、僕ならこうします。

  1. 石の下を掘る
  2. 家の中に移す
  3. 座る

または

  1. 石の周りに小屋を建てる
  2. テレビ置く
  3. 座る

または

  1. とりあえず座る
  2. 無理そうなら諦めて別の何か良さげなとこにある石を探す
  3. 座る

チートですかね。w

まあ何が言いたいかというと、想像力を働かせて自分でも座り続けられる環境に変化させるor無理なら好きになれる別のモノを探すべきということです。

そういうのは人によっては「逃げだ」とか言う人もいますが、“続ける”ということに重点を置いた場合すごく大切なことだと思うのです。

何か1つの物事を3年続けたら、専門家になれると言われています。

1万時間の法則というやつです。

大切な時間を、1万時間も使うのです。(それ以上かも)

未来の自分のために時間を投資するのです。

それを「やらされてる…」と感じてるとなると、ハッキリ言って時間の無駄。

そんなの何年やっても身につかないからさっさと方向転換すべきです。

石の上にも三年…

この真意は「辛くても3年耐えろ」ではなく「自分にぴったりなモノを3年続けなさい」だと僕は思ってます。

「自分の意志でやりたいことをやる」と「やりたくない事を人にやらされる」は全く違います。

自分に合うものを3年続ける方が絶対有意義な時間になるし、途中辛いことがあっても乗り越えやすいはずです。

そしてそれは後に絶対大きな財産になります。

今は美容師(3年以上)、ブログ(3年以上)、旅(3年以上)ってやってきたので、それらのジャンルではプロフェッショナルだと自信持って言えます。

それだけでなく、これからもどんどん自分にあったいろんな”石”の上で3年過ごしたろうと思っています。

そんな可能性を秘めた”石”が今自分のまわりにたくさん見えてます。

あとはどれを選んで、どこに3年という時間を投資するか…?

石の上にも三年…この言葉は、ホントはすごくすごくシンプルなのだと思います。

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