『俺なんか大体何やってもうまくいかない』と思ってると全部うまくいく説

大体、成功とかってものには定義もなければ明確な数字もない。

だからその人が成功だと思えば成功なのかもしれないが、他人が認めてくれないことにはやはり成功とは言えないのだと思う。

そうなるまでにどれだけの事をしなければならないのか?

それもまた明確な決まりはない。

しかし1つだけ明確なことは『やらなきゃ絶対にうまくはならないし成功はあり得ない』ということ。

昔中1の一学期で僕は英語を学ぶのを放棄した。

なんか、無理だった。

授業は寝て、英語の教科書はペンで穴ボコだらけにした。

テストも全部あみだくじで選んだ答えを記入し、『()をうめなさい』的な問題はすべて【to】でうめた。

toが正解になる割合が多かったから。

高校は工業科だったので英語の授業はなかった。

それから時はたち、海外に行きたいとか思うようになって【英語を話す】という壁にぶち当たった。

23歳、英語力ゼロ。

be動詞がなにかもわからず、goの過去形がなにかもわからないレベルで、学校で勉強しなかった事を後悔しまくった。

実家で教科書を探すものの、とうの昔にゴミとしてだしてたらしい。

泣いた。

とりあえずシンガポールで働きたいとか思い始めて、英語力0のままシンガポールになけなしのお金をはたいて行ってみた。

そこで出会った美容室オーナー(師匠と呼んでる)に『英語話せなくて日本人相手にやるなら日本でやってても同じ』と言われ、ぶん殴られた気分だった。

帰国した日にノートを書い、英語の勉強を始めた。

1ヶ月後には外国人がいるシェアハウスに引っ越した。

貯金がとんだ。

ところが外国人と暮らしたら完璧だと思ってたが、全くうまくいかない。

何話してるかサッパリわからず、会話に入れずにニコニコ座ってるだけ。

ダサい…俺…と消えたくなった。

英語を話せる日本人のシェアハウスメイトに『英語なんか簡単。だって学校言ってない子供だって喋れるんだし。とにかく話せばいいだけ。』みたいなことを言われ、ぶん殴られた気分だった。

ああそうですよね、と。

うまくならないわけだ、恥ずかしがってやってないのだからと気が付き、それからひたすら英語のことばかり考えて、積極的に勉強した結果…なんと…ちょっと喋れるようになった。

ちょっと喋れるようになると楽しくて、気がついたら英語で寝言を言うレベルになってたらしい。

さらに一年が経ち、世界一周の旅をしながら世界中の人と話せてジョーダン言って笑わせるくらいはできるようになったし、英語の本場イギリスロンドンの美容室で1週間泊まり込みで無給で働かせてもらってイギリス人の髪やらせてもらったり、タイのテレビと新聞に取材されて、英語でインタビューをうけたやつがタイ全土で放送されたりもした。

自分で言うのもあれだけどまあ割と英語話せてたと思う。

be動詞を知らなかった最低レベルの僕が…である。

でもその体験があるから気がついたことがあって『何事も最初はうまくいかない』ということを知った。

当たり前っちゃ当たり前なんだけど、成功のイメージが強ければ強いほど『あぁ…俺だめだ!!』と最初からなりやすくなる。

結果嫌になってやめちゃう。

しかし、最初からすごい結果なんかでない。でるわけない。やってないんだから。

とにかく”最初はできなくて当たり前”なのである。

子供は『まだ、子供だから』で許せてしまうが、大人になるとなかなかそういう自分が許せなくなるのだと思う。

けど、結局なにか新しいことを始めたら子供でしかないのだ。

ただのBABY

だからできなくても、うまく行かなくても『仕方ない』と思うべき。

例えば僕は今社長歴1年3ヶ月。

やっと立てるかどうかレベルのまだまだBabyなのだが、少しずつ少しずつうまくなってる気がしてる。

社員やお客さんが支えてくれて、ようやくって感じではあるが、少しずつなんとかなってきてる。

失敗は当然ある。

故に悩むこともある。

しかしその失敗を繰り返すから、いつかうまくなれる。

そして周りが認めてくれたとき、成功したと言えるのだと思う。

『最初からうまくいかないっしょ』と最初から思ってるから、多少のことでは諦めないし、挫折もしない。

人は何かを始めることを極端に恐れるが、そう思っておけば何かを始めることはそんなに怖くない。

始めなきゃ、始まらないから。

今やらなきゃ『いつか』は永遠に来ない。

永遠に成功は手に入らない。

この記事をシェアする