南米ペルーでスタンドバイミー!?マチュピチュまでの過酷な道のり。

こんにちは。

お久しぶりになってしまいましたが、旅日記の続きを書いてこうと思います。

新ブログになってからは初です。

すいませんですほんと。

前回クスコ巡りをし、旅人の塩飽くんと飲んだくれた僕は、翌日あの有名な世界遺産マチュピチュを目指します。

あ、マチュピチュへの詳しい行き方を知りたい人はググってください。

情報系ブログがたくさん出てきますので。

僕は情報を事細かに書くとかそんなめんどくさいことはしません笑

すません。

クスコのツアー会社でマチュピチュのチケットと往復のバスを予約してあったので、朝っぱらバスに乗り込みました。

バスっていうか八人乗りくらいのバンです。

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どうやらマチュピチュまで公共交通機関をつかうとベラボーに高いらしく、途中までバスで行きそこから歩くというのが一般的(貧乏人には)だそう。

僕もそのルートにしました。

まあまあ二日酔いだったのでバンに乗り爆睡してると休憩所につきました。

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別に特になんもない。

それからまた爆睡し、目がさめたりまた寝たり...

ちょいちょい起きたタイミングで写真もとったりしました。

二枚くらい。

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洞窟から水がオエーーっとまるで二日酔いで吐いてる人のごとく。

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6時間後...やっとついた場所は水力発電所。

という名のバス停でも何でもない山の中。

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普通に何もねえ(笑)

どうやらここからマチュピチュ遺跡の麓にある村まで三時間ほど線路沿いに歩くらしいのです。

線路沿いっていうのは、一応電車が通ってるのです。

だが、それがありえないほど高いと。

はっきり言って歩きたくなかったけど、片道10000円とかしちゃう電車には流石に乗れん...と歩きを選択しました。

日本人バックパッカーには線路を歩くということで「スタンド・バイ・ミーコース」だとか呼ばれてるらしいですが、誰が名づけたんだろうか。

ちょっと微妙なネーミングセンスだな(笑)

そんなスタバコースを3時間も歩く上で楽しみにしてたことがありました。

それは

バスが一緒だったかわいい女の子との楽しいハイキング

ええ、昨夜の時点では妄想してました。

だけど現実はそう甘くなかった。

二日酔いのため、バスでひたすら爆睡してたので、友達ができるどころか他の人の名前も知りませんでした。

ってかみんな爆睡してたようなので、6時間同じバンに乗っていたのにも関わらず誰もが他人という感じで。

って事で仕方なく一人トボトボ歩き始めました。

まずはボロい橋を渡る。

下を見ると川がすごい勢いで流れています。

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これでは北島康介も「ちょー気持ちいい」とか言って下流まで流されてしまうでしょう。

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しばらく進むと、噂の線路が見えてきました。

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おおこれか!ととりあえずテンションが上がりました。

が。

意外とすぐ飽きる(笑)

そして

線路!お前歩きづらいわ!

と、地面に力なく横たわる木に向かって心の中で叫びます。

非常に歩きづらいのです。

しかも革靴バックパッカーの僕は革靴しか持ってなかったので、余計に。

後日談ですが、マチュピチュでの苦行に耐えきれず革靴は再起不能になってしまいました。

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ちょっと歩くたびに腕時計をチラ見。

「あ、まだ五分しかたってない」

そんな繰り返しでした。

なぜなら見える景色はひたすら線路、山、川のみ。

話し相手になるはずだった美女もいない。

絶望的に暇でした。

某有名パンメーカー(名前は伏せます)のバイトくらい暇でした。

工場でひたすら流れてくるアンパンにひたすらゴマをのせ続ける作業くらい暇でした。

ヤマザキ春のパン祭りは働いてる人は祭りじゃなくて修行みたいなもんです。

そして1時間半が経過した頃...

「プープー!!....プ、プー!...プープープープー!!」

後ろからしつこいくらいの汽笛が。

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10000円の列車に乗れる富裕層が汗だくで歩いてる僕の真横を通り過ぎていきます。
 

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この時結構後悔しました。

「無理しても乗っとけばよかった...!」と。

そのくらい暇だしきつかったのです。

ゴールがどこだかわからないので、ひたすら見知らぬゴールを目指し歩く...

まるで修行のようでした。

いくつもの小川を越え、真っ暗なトンネルを越え、出発から3時間が経過した頃、ようやく明かりが!

すごく感動しました。

明かりが見えた!

もうすぐ街だ!

そう思うだけで、満身創痍のはずの僕の体は歩くスピードを早めました。

やっとついたマチュピチュの麓の村アグアスカリエンテ。

疲れすぎて写真は撮ってません(笑)

宿を見つけ、翌日のマチュピチュに備え、ソッコー就寝しました。

実はこの日、僕をここまで疲労させたのにはもうひとつの理由があります。

それはギター。

マチュピチュでギターを弾こうとわざわざ持ってきたのです。(大きい荷物はクスコの宿に置かせてもらった)

そのギターが翌日意外な事になるとはこの時は思いもしなかった...。

つづく。

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