「好きなことをして生きてていいね」
なんてよく言われる。
僕が本当にしていることを知らない人はみんなそういう風に思うらしい。
美容師やって、ブログ書いて、酒飲んで、飯食って、クソして生きているだけというわけじゃない。
好きなことをするために、たくさんのものを犠牲にして、たくさんの人に嫌われて、たくさんの敵と戦っている。
見せないだけで、実はたくさんたくさん失っている。
だけどそうでもしないと好きなことはできない。
ふとこんな記事を書きたいと思った。
好きなら負けずに貫く
人はなぜ怒るのか?
それは「好き」という気持ちがあるからだと思う。
好きな人を侮辱されたり、好きなモノを壊されたり、好きなことを邪魔されたり…
その感情は好きだからこそ思うこと。
好きでもなんでもないモノを壊されても人は何も思わない。
思うわけがない。
大切なものを奪われるから、人は怒るんだ。
あなたの好きなものは何?
あなたの大切なものは何?
それは何かはわからない。
でも、もしそれを誰かに否定されたらあなたは怒らないのだろうか。
いや、怒る。
絶対怒るだろう。
そして相手を敵とみなすはずだ。
そしてきっと、その敵と戦う。
好きなものを守るために。
好きなことをするということは、そういうことだ。
好きな人生を生きるということは、敵を作るということだ。
好きな人生を生きるということは、戦うということだ。
人間は誰もがすべての価値観を認めることはできない。
ある人にとって素晴らしいものでも、僕にとってはあり得ないものだったりする。
またある人にとって汚らしいものでも、僕にとっては宝物だったりする。
人は生まれながらに違うのだ。
そして育つ環境で変わるのだ。
十人十色…その様々な色がある中で、自分の色を出すこと。
そしてそれを貫くこと。
それは簡単じゃない。
どれほどの精神力が必要なのかはわからない。
なぜなら価値観が違う人からたくさんたくさん否定をされるし、たくさんたくさん嫌われるから。
でもそうやってたくさん消耗しないと本当に“好きなこと”はやれないのではないかと僕は思う。
好きなことをして生きるのは楽じゃない。
多くの敵をつくり、戦わなければならない。
それは辛い。
だけど、本当に本当に辛いのは、戦わずして生きることだと思う。
親に、友達に、会社に押さえつけられて、自分を殺して生きることのほうが楽じゃない。
布団の中で夢にまで見て、朝ため息を付く。
それは誰のためのため息なのか。
万人ウケすることよりも、周りの目よりも、もっともっと大切なものは、きっと少しだけ自分と向き合ってみれば見えてくるものだと僕は思う。
本当の敵は誰?
自分なんじゃないかな。
ひとりごと。