こんにちは。
なんか移動続きでネットが使えないことが多いので、更新したりしなかったりです。
3日で南米大陸の右端から左端まで移動してきました。
疲れました
ってことで今日はマチュピチュの続きの話です。
前回の記事はこちら
↓
マチュピチュまでの過酷な道のり
前日ギターを担ぎ3時間ひたすら線路を歩き続けた僕は疲れてアホみたいに眠ってしまった。
なので、朝は意外とスッキリ目が覚めた。
今日はついにマチュピチュに登ってみようと思う。
だが、どうやらここでもペルー政府のひどい仕打ちがあるようだ。
マチュピチュ遺跡は辺鄙な山の上にあるので、一応公共交通機関があるが、クスコからマチュピチュ村までのバカ高い電車賃のように、マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡までのバス代がまた高い。
例えば歩けない距離なら仕方なく払うが、頑張ればイケるという微妙な距離。
そこにペルー政府の思惑が見え隠れする。
『別に歩きたければ歩けば?でもキツイよ?あ、バスあるけど乗る?』
みたいな。
それがバカ高いのである。
足元見やがって。
決して裕福な旅人ではない僕は、悩んだ。
超悩んだ。
20秒くらい。
ま、余裕でバス乗るよね(笑)
昨日さんざん歩いてまだ足痛いし、歩きたくないし(笑)
快適にプイーンと山を登り、ついた。
マチュピチュ。
あらかじめ予約したチケットをこれみよがしに見せつけ、入場。
が、その時この旅史上たぶん1番切ない出来事が起きた。
『ギターは持って入れないから預けて』
『は?』
『ギターはだめ』
『なんで?』
『でかいからダメ』
『ダメ?』
『うん』
粘ったがダメだった。
3ソル(約120円)払い預ける...。
ギターをマチュピチュで弾きたくてわざわざ担いでクスコから持ってきたんだ。
何のためにあんな重いもんを何時間もきつい思いして運んできたと思ってるんだ、ええ?受付のおっさん。
わざわざ苦労して運んできたものを金払って入り口で預ける辛さがわかるかえ。
金払うために運んできたみたいじゃん…。
せ、せつねえわ(笑)
って事で、決まりは決まりなので諦めましたがなんだかやるせなさとともにマチュピチュ遺跡に足を踏み入れました。
入り口で帰ってくる人々とすれ違いながら進んでいくと...
み、見えた!マチュピチュ遺跡!
だが、残念ながらめちゃめちゃ霧がかかっている。
しばらくその辺をうろつき、霧が晴れるのを待ってみることしたんだ。
遺跡の中には足を踏み入れていい場所、ダメな場所があった。
人が集まって写真とってるエリアだったり
なんか小屋みたいなのがあるエリアだったり
石の階段があったり
(カッコいいアルパカ)
なんだかんだ広い。
マチュピチュさんはまだ霧がかかってる。
そして30分ほどすると...
霧が晴れていきついにマチュピチュの全景を見ることができた。
すごいなぁ。
遺跡の向こうに見えるのかワイナピチュという山らしい。
実際に来てみて、もちろん感動した。
それとは別でいろんな気づきがあった。
なんだかマチュピチュが天空の遺跡だとか、謎の遺跡だとか言われる由縁がわかった気がしたんだ。
というのも、水力発電所を降りたところから、本当にただの山と川しかないようなところだった。
もうひたすら。
それも現代でも。
大昔、なんでこんな所に遺跡を作ったんだろう?
きっとここに来た人誰もが疑問にもつ。
登ってみてマチュピチュの全景を見ると横に川が流れているのが見える。
実はこの川沿いに線路があり、前日にギターを背負いながら(根に持ってる)ずっと歩いてきたとこだった。
下から見るとこの遺跡がある山はそこら中にあるある山のうちのただの一つにしか過ぎない。
つまり下から見てもこの遺跡は見えない。
その中の一つを登るとそこにマチュピチュ遺跡が現れるなんて一体誰が思うんだろうか。
不思議だ。
やっぱり実際来てみることで本やネットで写真を見るのとは一味違う何かを味わうことができる。
きっとこの苦労して見たマチュピチュの光景はずっと忘れることはないだろう。
...ギターのこともね(笑)
じゃ次回はマチュピチュでの出来事の続き。
まさかのヘアカット編です。
お楽しみに。
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