こんにちは。
すべての旅人へ。
すべての人へ。
今の素直な気持ちをなんとなーくここにつづりたいと思います。
「 世界一周の旅をして感じた事に、帰国してから向き合ってみた。そして再び旅に出てみたらある確証を得たというお話。」
わかりずらいタイトルで申し訳ない。
昨日もブログに書いたが、実は僕韓国なう!なのです。
フッフー!
縁という名前に引かれて泊まったボロいゲストハウスに荷物を起き、夕方頃から街へ繰り出してみた。
ただ、4度目の韓国ともなればもうあまり行きたいところもないのが正直なところ。
とりあえず、ガイドブックには必ず乗っている東大門市場へ行ってみた。
アレを忘れたのだ。
あの、コンセントの差し込み口が国により形が違うので、それに対応する変な小さい機械。
アレを買いに行きたかった。
宿から20分も歩けば東大門市場につく。
プラグを買うよりも何よりも、ご飯に目が行ってしまう・・・
キャンベルと相談した結果、スンデを食べることに。
「6000ウォンだよ!」
おばちゃんが手際よくスンデを切り刻む。
ちなみに、スンデとは豚かなんかの腸に血?と春雨?みたいなのを突っ込んだどう見ても気持ちが悪い食べ物なんだが、結構うまい。
塩をつけておビールと一緒に頂くといいですね。
おスンデとおビールをおいしくいただき、また歩き始めた。
東大門市場から明洞まで歩いてみようということになったんだ。
あ、距離感わかんないですよね。テヘペロ
そうだなー・・・距離にするとだいたい富士吉田駅から僕の実家くらいですかね。
ちなみに、韓国語の発音では東大門市場(トンデムンシジャン)と明洞(ミョンドン)だそうです。
僕は韓国語はメッチュチュセヨとチョヌンバボイムニダとホセカンしかわかりません。
意味は
メッチュチュセヨ→ビールください。
チョヌンバボイムニダ→私はアホです。
ホセカン→変態
韓国人の友達が教えてくれました。
で、また焼き肉を食べてですね。
プチボッタクリに合うというねw
世界一周の旅人は、韓国2泊3日の旅もロクにできないようですね。
終わってるぜ。
そんな初日の夜、街を歩いていながらキャンベルとこんな話をした。
「なんかやっぱり外国っていいね」
「うん」
「住みたいよね」
「住みたい」
「なんで?」
「日本に飽きた」
「どこがいいの?」
「どこでも」
そんな会話ができるキャンベルはやっぱり変な人で、変な人だからこそ僕の相方がつとまるんだろうなんて思ったりもした。
・・・今回は、僕が世界一周しているときに感じていたあの感覚について話してみようと思います。
旅をしていたあの毎日、最初の頃はやっぱり自分は人生で特別な時間を過ごしていると思いながら旅をしていた。
「今しかない」「一生で一度きり」
そんな事を思ってた。
長期旅行者やワーホリ、海外留学などしている人はみんなそういう気持ちがあるんじゃないだろうか?
一生懸命日本で仕事をして、お金を貯めて。
しっかりと計画をして日本を飛び出してきたわけだ。
今までの世界と違う場所に足を踏み入れること。
そこには間違いなく新しい何かが待っている。
そのワクワクは日本じゃ感じられないと思っていた。
たしかに世界をまわっていた時にはたくさんの“新しい”があった。
今まで知れなかったこと、見たことなかったこと、会ったことない人、たくさんの新しいはいつも僕に刺激をくれた。
でもある一定の期間が過ぎた時からその新しいがなくなった気がするんだ。
そんな時に「もういいかな?」なんて思い始めるようになってきた。
世界一周旅行の時に感じた事っていうのは、前半は「今しかない」「一生で一度」という“特別な感覚”で、後半は「飽きたな…」「環境を変えたいな…」という“変化を求める感覚”だった。
僕はすごく不思議だった。
あれほど行きたかった世界一周。
いろんな国。
そこに身をおきながら、それを変えたいと思い始めていたからだ。
旅に出る前の僕が聞いたらビックリするだろう。
とにかく僕は“日本に帰りたくなった”んだ。
1年8ヶ月という期間が長かったか短かったかは僕にはわからない。
普通にサラリーマンをしている人からしたら、羨ましすぎる時間なんだと思う。
日本に帰国し、僕は今まで働かなかった時間を取り戻すかのように働きまくった。
Up to Youオープンまでに休んだのは正月をぬいたら本当3日くらいしかなかったんじゃないだろうか?
その休みの日さえウェブの仕事をしていたから、実質はほぼゼロだったと思う。
でも、そんな日本での生活が嫌じゃなかった。
定住すること、仕事をすること、日本食を食べれること、日本人と話せること。
全部がまた新鮮で、楽しかった。
少し落ち着いてきてからのこと。
ふとあの世界一周中に感じた感覚に似ていることに気がついた。
「今しかできないこと」「これは一生に一度きり」
僕は美容室の独立ということに関して、全く未知だったがそこにいきなり足を踏み入れてみたんだ。
はじめての経験だったし、右も左もわからない中、手探りで、そしていろんな人に助けてもらっての毎日。
まさに旅の最初と同じ気持ちで日々を過ごしていたことに気がついたんだ。
ってことは、また変化を求める時が来るんだろうなってことにも同時に気がついた。
その途端ビビっというわけじゃないが、電撃が走ったようにいろんなアイデア、つまり将来の夢というモノが浮かんできた。
その自分の感覚を誤魔化すことなく、キャンベルに話してみた。
「ってことは、また変化を求める時がくるからその時はこんなことやりたいな」と。
答えは「イイネそれ」なんて感じだったかな。
だから僕らはまた違う「今しかない」「一生に一度」を求めて動き出すんだろうなんて思う。
今回再び日本を出てみて、そのなんとなくが確証に変わったような気がする。
やっぱり僕は安定よりも刺激やワクワクを求めるタイプのようだ。
これだけ聞いてるとあまりにもダメ人間っぽいけど、でもよく考えたらそれって別に普通の感覚なのかな?なんて思い始めた。
例えば、僕は人生の中で何度か転機というものがあった。
転機とは、自分でわざわざ環境を変えた時の事だ。
東京へ移住したことも、就職したことも、転職したことも、旅をしたことも、独立したことも。
わざわざ自ら行き先と生き方を変えていった。
その先にはいつも「新しい」「一生に一度」があったし、刺激とワクワクがあった。
よく考えたらそれって、みんなやってる事だよね。
でも、大人になった今周りを見てみると「わざわざ変えることは良くない」と思ってる人がものすごく多い気がするのはなぜだろう?
なんか、みんな生き方を決めつけている。
世界一周した旅人も、ワーホリした人も、行く前に「帰ってきたらちゃんと働く」「一生で一度の時間」だと決めつけて日本を出ていく。
僕もそうだった。
今しかできないって思ってた。
そして日本に帰ったらまた元に戻るかのように、今までどおり働く人がほとんどだと思うんだ。
だけど、今までの生活にただ戻るだけだとしたら、世界一周やワーホリの経験はその中で役にたてることができるのだろうか。
経験したからこそできる新しい何かがあるんじゃないのか?なんて僕は思う。
つまり旅が一年だろうが二年だろうが、旅に出る前と後で変化がなければそれはただの夏休みと同じじゃないのか?って思う。
でも日本での生活、社会の中では安定することが求められる。
だから人は変化を求めないのだろう。
旅人さえも。
もしくは悪いことだと思われるフシもある。
なぜ変化を求めることを悪いことだと思うのだろう。
僕にはよくわからない。
よくわからないが、歳とともにいろんな事を背負わないといけなくなってくるからなのかもしれない。
仕事や家庭のことも。
だけど、それは変化をできない理由にはならないんじゃないのかな?
と僕は思ってしまう。
結婚したからとか、仕事が忙しいからとか。
僕は、人生そのものが旅だと思ってる。
常に新しいと変化を求めるものだと。
山梨に住んだ18年間も、東京に住んだ8年間も、南米にいた6ヶ月間も、いま韓国にいる3日間も、全部同じなんだ。
これからしばらく住む東京生活もまた旅。
一生そうやって足を止めることなく、旅をしていくんだろう。
この遊び人宣言ともとれるナメた記事のなかで、ひとつだけ伝えたいことがあります。
それは生き方を決めつけないこと。
僕はいつもそんな事を思っている。
正解か不正解かはやってみなくちゃわからないし、やってみたってわからない。
じゃああんまり悩んだってしょうがないのかなーなんて思ったりする。
こうでなくちゃいけないなんて、この世には絶対ない。
決めつければ決めつけただけ自分の人生は苦しくなって行くような気がする。
無茶とチャレンジは違う。
やらないと決めつけるのと、やれないは違う。
できない理由を探すのと、できないのは違う。
無理だと思い込むことと、無理なことは違う。
知らないものを、決めちゃ行けないと僕は思っている。
常識なんてものも壊すものじゃなくて、自分でまたは自分達で作り上げていけばいいじゃん、ってね。
僕はこれから美容室のオーナーとして、そして一美容師として日本でいろんな事をやっていこうと思う。
誰もが「なんで?」って思う事をいろいろ構想してます。
髪切るだけが美容師じゃない。
美容師はいろんな事ができる仕事だと、僕は信じてるから。
それらがうまく行ったら、次なる目標は美容室のオーナーとして海外進出。
だけど、東京にもちょこちょこ帰省して来てくれるお客さんを担当して。
というように、かつては旅する美容師だった僕が、旅する美容室Up to Youをやりたいななんて思ってたりします笑
意味わからなくても大丈夫です。w
でも、そうやってワクワクする人生を送っていきたいし、むしろそうしなきゃ行けないような気がしてます。
なんか、ソウルの街をビール片手にペタペタ歩きながらキャンベルとそんな事を話してました。
「なおみちゃんは変な人だな」
「なんで」
「なんでもない」
変な人でもいいよね、別に。
コメントを残す