レールから外れる生き方は基本的にはリスクしかないし、下手したら死ぬ。それでも外れますか?




僕にはホームレスの友達がいます。

75歳のおっちゃんで、厳密に言うと”元ホームレス”のおっちゃんです。

仙台で4年間ホームレス生活をしていて、僕が出会ったときには生活保護をうけてホームレスから脱出してちょっと経った頃でした。

『仙台の冬は本当に寒くて、何度も死ぬかと思った。生活保護と言うものを知らなかったから…』

よく「生活保護うけるとダメ」みたいに言ってる人とか記事とか見るんですけど、そういう人もいる事を考えると頭ごなしには言えないですよね。

昨日かな?フェイスブックで誰かがシェアしていた記事があります。

【レールから外れることを怖れる日本人と、何度でもやり直すオーストラリア人】

という記事なんですが、そこにはレールから外れる生き方のススメみたいなものが書いてあります。

そして何かとオーストラリアと日本を比較しています。

たぶんオーストラリアにワーホリにでも行って、フルーツの収穫でもしてオーストラリアの事をわかった風なよくいるタイプの人だと思います。

ワーホリとか行って『ここがだめだよ日本、オーストラリアさいこー』とか言う人は結構いたりするんですが、まあ言いたいことはめっちゃわかります。

この記事を書いた人やワーホリ行った人がオーストラリアがどうのこうの言いたい気持ちはわかるんですが、レールとか社会の常識とかそんなものは国や宗教や文化や生活レベルによってガラッと変わってきてしまうことなので、オーストラリアの文化を日本に押し付けるのはちょっと井の中の蛙的思考だよな〜と思うんです。

別にdisってるわけじゃないですよ。

僕も同じような考え方なので。

もともと群れるのが嫌いで、団体行動が嫌いで、こき使われるのが嫌いで、時間がないのが嫌いで…

生まれつきです。

何故そういう思考なのか自分でもよくわからないのですが、どう考えてもまともな社会では生きる道はないっていうタイプなんですよね。

みんなと同じとか、いわゆるレールに沿った的な生き方が苦痛で苦痛で仕方ないんです。

たぶん病です。

だから28歳にもなってフラフラしてるんですが、僕自身はそれが間違ってるとは全く思ってません。

別によくね、みたいな。

ただし、レールにそった生き方も間違ってるとは全然思いません。

間違ってないと思うんですが…ですが僕もレールを外れる生き方をススメたいです。

もしそういう”普通”に悩んでいるなら…。

ボリビアにある列車の墓場

ボリビアにある列車の墓場。レールから外れることはまさしく墓場行きかもしれない。

レールから外れる生き方は基本的にはリスクしかない

元ホームレスの友達は言いました。

『やりたいことがあって、会社やって失敗して全部なくなった』

結果ホームレスになったと…。

大失敗なわけです。

ホームレスを抜け出したからおっちゃんは笑って『あれは大変だったなぁ』とか言ってましたが、極寒の仙台でホームレスとか下手したら、いや下手しなくても死ぬレベルです。

あんまり笑えません。

大阪市の2000年度の野宿死亡調査によると、路上死が213人発生しているそうです。

大阪はホームレスが多いので仙台と比べてどうかはわかりませんが、仙台よりだいぶ南の大阪でさえそれだけの方々が凍死などを理由に亡くなっていると聞くと、ホームレスはやっぱり死と隣り合わせということになるでしょう。

もしおっちゃんが普通に会社に勤めてたらそういう死の危険があるホームレスになるわけなかったんですよね。

レールを外れたからなったわけです。

でもこうやって話してるとレールってそもそもなに?って感じがしません?

僕はレールってのがなんだかわかりません。

先程のオーストラリアと日本人比較の記事に書いてあったレールに乗った生き方だというのは

【大学に入る→就職する→結婚する→子供をもつ→ずっと同じ会社で休みなく働く→定年で退職】

ということでしたが、僕は”レールってもんは人それぞれ違う”のかなって思うんですよ。

大学に行ってない時点でレールから外れるのであれば美容師みたいな専門職は社会のレールから外れてることになる。

そんなわけあるか(笑)

と思うわけです。

レールというのはその人の置かれている環境や、その人の持つ理想によって決まるような気がするのです。

例えば大学行って大手企業に入って…って事を目指して生きてきた人からしたら会社を辞めたらレールを外れたことになると思います。

例えば専門学校行って美容師になって…って人は美容室を辞めたらレールから外れた事になります。

その人の置かれている環境からの脱却がイコールレールを外れるということになり、それは同時に自由な時間を手にしたり、会社という束縛から逃れるようになるけど、収入がなくなり多くのリスクを背負うという事です。

独り身ならまだしも家族とかいたら大変です。

だから基本的にはレールに沿った生き方をしなくちゃだめなんですよね。

頭ごなしには『日本人はレールから外れないからダメ』とかって言うのは違うよな…と。

ハイリスクハイリターン

レールから外れ、リスクを背負って生きて、痛い目を見る人もいるし、自由を手に入れる人もいます。

それをいいと思うかどうかは人によります。

僕はぶっちゃけ外れた側だと思います。

美容業界の”当たり前”とか”進むべき道”みたいなのが嫌で、そこから脱却しました。

当然リスクは背負いました。

でもそこまでしてやりたいことがあったんですよね。

当たり前のレールから外れてみて思うのが『レールを外れる生き方をオススメしたい』と言うことです。

ただし【もしあなたが現状に悩んでいるのであれば】です。

そうじゃなければさっきも言ったように別にいくらでもレールに乗っかっていていいと思うんです。

僕は今福岡に出張美容室と講演会で来ているんですが、ある友達と会いました。

その彼はいわゆるレールにそった生き方をしています。

【大学→企業】という。

だけど毎年海外旅行に行って、高い給料をもらい、いい車に乗っているわけです。

めちゃくちゃ羨ましいです。

そんな人に『レールから外れたほうがいいよ』とか言うのはあまりにもアホくさいですよね。

幸せなんだから良くね?と。

そうなんですよね、幸せなら別になんでもいいんですよ、結局のところ。

僕が言いたいのは、『現状に悩んでいるのであればさっさと外れちゃえ』ってことです。

美容室で普通に雇われてるのだって、それが当たり前と言われてきたけどもしそれが辛いのであればさっさと辞めちまえって思うのです。

辛いと思っている時点で、道はあるようでない。

さっさと逸れて新しい道を自分から作っていくべきなんですよね。

嫌の裏返しって『他が好き』だと思うんですよ。

だからたとえリスクを背負ってもその『他』を追求していくべきだと思います。

それはハイリスクです。

会社も誰も助けてくれないかも知れませんし、死ぬかもしれません。

でも、レールに沿った生き方よりも、ハイリターンになる可能性はある。

でも悩んでるくらいならやってしまった方がいいですよね。

もし先程の記事の筆者のような感じでオーストラリア人と比べるとしたら、オーストラリア人のほうが方向転換がうまいんでしょうね。

日本では耐えることが美みたいなことありますから。

でもそんなこと無いですよ。

色んな事をすれはするだけそれは経験になりますし、能力になります。

僕は昔牡蠣を出す居酒屋でバイトしてたので牡蠣むきが超早いです。

そんなもん美容師業にはなんの効果も発揮しませんが、話のネタにはなりますよね。

無駄なことなんてないですから…

僕は海外のが良いとか日本が悪いとかはあまり考えないようにしてるんですが、ひとつだけいうと、道は自分で作っていたほうが楽しいって事です。

リスクがそこにあろうとも、いろんな人に反対されようとも。

既存のレールが面白くないなら新しいレールを作ればいい。

僕は今おかげさまでいろんな事をやっていて、いろんな人に会えて楽しいし、幸せです。

だから悩んでる人には言いたい。

悩んでないでやりたいことはやればいい。

リスクはある。

それがダメだという空気もたしかに少しある。

だけど…

もしあなたならどうしますか?

それでも外れますか?