8/29
旭川で目覚める。
宿をチェックアウトしてコーヒー屋さんへ向かった。
普段コーヒーとか飲まないので新鮮である。
店内はシャレオツな雰囲気が醸し出されていて素敵だった。
店員さんの描いた絵があちこちに飾ってあってそれもまた良かった。
今山梨の1つの店舗を雑貨屋&服屋&マツエクサロンに変えようかと思っていて、めちゃくちゃイメージに近い部分もあって参考になった。
僕も絵自分で描こうかなぁ…。
この日向かおうと思っていた青い池の情報なども教えてもらい、いろいろと話もさせてもらったので例の100円を。
【出会った人に100円を】の出会ったの定義がムズいけどとりあえずまだまだお試し期間なので。
渡し方など工夫したいけど今ん所いいアイデアがない。
しかしなんとなくではあるが、死ぬまで続けてやろうとは思ってる。
1万人と出会えば100万円ということになるのだが、金額の問題ではないのかなと。
その先に何があるのか、そこに興味がある。
コーヒー屋さんのおにーさんは結構迷っていたけどお店のスポンジを買うとのことだった。
100均行っても消費税ぶんたりないなよく考えたら。
美瑛の青い池を見に行く
美瑛ってなんかこの文字の感じがすでに美しそうというか過ごそう。
響きも。
旭川から南へいくと美瑛、富良野がある。
今日の目的地は美瑛の青い池と富良野だ。
道としては真っ直ぐなので、迷うことはないと思うのでのんびりと向かう。
先日から書いているように北海道は法定速度ないの?ってくらいみんな時速100キロ程で飛ばすのだが、僕は死にたくないのでシカトしてのんびりと走ることにしている。
どんどん追い抜いてくれ。
まあずっとこんな道だから飛ばしたくもなるのか…。
青い池手前で道の駅に立ち寄った。
朝ごはんも食べてなかったので、キッチンカーでスパイスカレーを購入。
池につくとそこそこ人がいた。
日曜日だからか。
池自体はどうやら小さいらしい。
駐車場から少し歩くとすぐ池が見えてきた。
うおー青い。
大分の地獄巡りみたいな感じか。
なかなかキレイだったけど一瞬で見終わってしまった。5分。
その後は富良野へと向かう。
今日はそんなに移動をしないので楽だ。
途中立ち寄った滝。
滞在2分。
あと展望台みたいなところ。
たぶん見てもわからないけど噴火口らしきところから噴煙がのほっていた。
活火山らしくいつ噴火してもおかしくないくらいの感じらしい。
過去の噴火の記録をみたら結構な被害が出ているという。
なぜこういうところに来ると必ず石が積んであるのだろう。
人間の本能レベルで積まないとやっていられないみたいな部分もあるのかもしれない。
しかしいい景色だ。
山登りは好きではないけどこういう景色が見られるのであれば登りたくなる気持ちもわかる。
よく「富士山登ったことある?」と聞かれたりするが登ったことも登るつもりもない。
理由はつかれるから…。
バイクで行けるなら行きたい。
我ながら趣もクソもない。
なんか絶対に渡ってはいけない橋がかかってた。
展望台を後にし、富良野へと向かう。
そこから1時間もかからないくらいだった。
途中山道で狐を見かけた。
初めて見たけど犬みたい。
写真を撮る余裕はなかった。
しかし狐を見かけたことで若干ブルってしまったというか、もし熊でできたらどうしようかと。
ちょうど北海道に来る前にこんなニュースを見たものだから。
この距離感、このスピードで来られたらどう考えても完全アウト。
もりのくまさんって結構シャレにならないよね…。
とか思っていたけど町中までくれば安心。
きれいだなぁと思って止まってみた。
ベベルイ川というらしい。
北海道の地名って不思議な感じが多いけど、アイヌ語が元になっている場合が多いみたい。
ベベルイとは「水溜りが群がって存在する筋の所」という意味だそう。
富良野も札幌も小樽もアイヌ語が語源らしい。
小樽とかはかろうじて読めるけど、占冠とか絶対に読めないと思う。
ウラナイカンムリ?いやいやまさかのシムカップ。
読めない。強い。
亜米利加とか阿蘭陀とかそういうノリで明治の人が当て字でやったんだろうと思うけどセンスいいな。
こじんまりとした富良野駅へ到着し、そこから本日の宿へ。
宿はペンション。
荷物をおいて夕方から散歩にでかけた。
たまたま通りかかったカフェみたいなところで北海道牛乳ソフトクリームを。
なんか食べてしまうよね観光地にくると…。
夕飯もどうしようか迷ったけど、結局スーパーで”それっぽいもの”を買って公園みたいなところで食べた。
結構ご当地スーパーって行ってみると面白くて、惣菜とかのたぐいはだいたいスーパーで作ってるから地元のものが多かったりする。
あとは野菜とか魚とか。
刺し身はよく見るとチリ産のサーモンだったりするので、北海道産のやつを探して買ってみた。
ホタテの刺し身が300円くらいだったので、それとザンギとなんかいろいろ。
外食もいいのだけど、こういうローカルな感じこそ旅感があったりする。
夕日もキレイだった。
しかしやはり日記ベースだとあまり書くことがない。
特に何も起こらなければ何も書く話がないわけなのだが、ちょっとこの日思ったことを。
バイカーの謎ルール。バイク乗りは気持ち悪いのか?
僕はバイクで旅しているとはいえいわゆるバイク乗りでは全く無く、街乗りの延長で北海道に来ているのだが、北海道はマジでバイカーが多い。
というか、山梨県も大概多いんだけど同じくらいかもしれない。
バイカーは湖を走りがちなのか?
我が地元の山中湖や河口湖には週末や暖かい季節になるとバイカーがこぞってやってくる。
そこで以前見かけた光景なのだがなんかすれ違いざまに【手を降っている】のだ。
これは山ですれ違ったらコンニチハ的なあれなのか?と思っていたが調べてみるとどうやらそうではないらしい。
それよりももっと仲間意識みたいなものが強いものらしい。
バイク乗り→同族みたいな。
海外で同郷の人と会うとテンション上がるみたいなあれなのか。
とにかくそういう文化があるらしい。
昨日富良野へ向けて走っていると、2台ほど手を降ってきた対向車がいた。
振り替えしても良かったのだが突然過ぎて「え?え?」となってるうちにすれ違ってしまった。
急なことなので危ないような気もするし、あんま意味分かんないし応えなくてもいいんじゃね?とか思っていたんだけど、なんか気になって調べてみたところ無視するとブチギレてUターンしてくる奴とかいるらしい。
嘘でしょ笑
いろいろ気になって調べてみると、なんかバイク乗りって評判悪いのかな。「バイク乗り」と検索するだけで出るわ出るわ。
バイク乗り 気持ち悪いとか笑
手をふる文化のことを「ヤエー」というらしい。
ヤエーとはなんぞと思ったらyeah!のeとaを間違えてyaehとなってしまったのがはじまりだとか。
意味がわからん。
「ヤエー」とぐぐると…うざいとか気持ち悪いとか。
一体世のバイク乗り達は何をやらかして来たのだろうか…。
バイク乗りがウザいとか言われる理由に【排気量マウント】というのがあったりするらしい。
1000ccとかの大型のほうがすごい的な思想なのだろう。
たしかに免許も必要だし車体も高価だろうしすごいけど、ことバイク旅という観点に関して言えばどう考えても原チャの旅人のがすごいと思う。
スクーターで日本一周してるみたいな人いたらもうその時点ですごすぎる。
なんていうんだろうフル装備のツアーで旅しているより、小さいリュック一個の人のほうがヤバそうな雰囲気あるのと同じというか。
美容師も売上マウントとかとってくる人いるけど、アレ本当にくっそうざいもんなぁ…ああいう感じなのかと思うと妙に納得。
なんにせよバイク界隈には結構独自の文化があるようだ。
僕は昔から根暗なので結構そういうのが苦手で、郷に入っては郷に従えは旅人としてやるべきところなのだけど、よくわからない同調圧力というものを感じたときは結構距離を取ってしまったりする。
一人だし同調圧力とかないんだけど。
そういえば海外を旅しているときも結構旅人のグループって苦手だったりした。
バックパッカー特有の感じが強い人とかは結構避けてしまったり、そういうのあったなぁ…と思うと、ずっと昔から僕はそうだったかもしれない。
一匹狼的といえば聞こえはいいような気がするが、極端に協調性がないということであって、そこに対してもはや諦めてしまっている。
この歳までそんな感じで来てしまっているので今更どうにもならないと思うし、もう仕方がないかな。
しかし一人旅でもいいこともたくさんあるし、出会いがあれば友達もできるし。
一人だからできる経験もあると思うし。
一長一短みたいなものだと思う。
バイク乗りだろうが、バックパッカーだろうが、美容師だろうが結局のところ周りの目とか気にしないで自分のスタイルを決めて貫けばそれでいいのだろう。
慣習や文化に必ずしも乗らなくていいと思うし、やりたいようにやればそれで。
周りに迷惑をかけず楽しくやるのが一番だなと思う。
しかし僕もはたから見ればバイク乗りだろうから気持ち悪いバイク乗りとは言われないように気をつけなければ…。