仕事をやめて旅に出て得たもの。大晦日のイスタンブールで思うこと。




トルコ、イスタンブール。
年末です。
2014年度最後の記事となります。
なのでちょっとまた思ったことを書いてみようかなって。
一番下に。
※現在地はスペインで記事とは1ヶ月のズレがあります(´・ω・`)

30日。ゆき。
日本だと仕事を納めてみたり納めてみなかったりと忙しくしていたはずなのに、今年はヒマです。
日本で働いてる人からしたらふざけんじゃねぇだよね。
だが、この日は僕も予定がありました。
ふざけてないんですね。
この日は Hurriyet というトルコの大きな新聞社の取材を受けてました。
これで何ヶ国目だろうか、、、嬉しい限りです。
記者の方がコンタクトとってくれて、この日駅前にて待ち合わせ。
前日髪を切ったトーガさんのお宅にその晩泊めて頂いてたんですが、何か付き添いで来てくれるということで、申し訳なく思いながらもお願いした。
記者とカメラマンさんと合流し、カフェへと向かう。

なんかみんなしゃべる言語がバラバラすぎて3ヶ国語が混ざったなんとも不思議なインタヴューが始まったんだ。
・記者(トルコ語、英語)
・カメラマン(トルコ語)
・トーガさん(トルコ語、日本語)
・僕(日本語、英語)
記者の方が僕に質問があるときは英語。
カメラマンが僕に質問があるときは記者の方を通じて会話する(英語)
でもたまにトーガさんが日本語に訳してくれて、そちらで会話する(日本語)
なんかめちゃめちゃでした。
頭使うね。

インタヴューの内容はまあなんか多くの人が疑問にもつようなことで、、、。
彼女はいますか?とか好きなタイプはなんですか?とかトルコの女性はどうですか?とかそんな感じだった(嘘)
なんで旅に出たの?とかなんかそういうの。
ここは雑にはしょらせていただきます(笑)
小一時間のインタヴューが終わり、カフェの中で一般人に見守られながらの撮影。

ちょっと恥ずかしいね^^;

これで終わりかと思いきや、記者がとんでもないことを言い出した。
『髪切ってるとこ撮りたいねんけど』
いや、雪降ってるし寒いし、、、みたいなのは関係ないらしく彼女たちはやる気満々である。
『ここいいんじゃない?』
と言い出した場所はなんかよくわからない屋根もあってないようなとこ。

(謎の記念撮影)
え、でも切りたい人なんかいなくね?と打ち合わせをし・・・

そして切られるのは・・・カメラマン。

雪の中で・・・

寒かった・・・あ、日本の皆様、これがメディアのヤラセの実態ですね。(笑)
実際ちょっと切ってくれとカメラマンさんが言ってくれたのでちょっとレイヤーをいれる。
レイヤーをいれるってのはわからない人もいるのかな?たぶん。
うりゃうりゃって切ることです。
ってことでカウント。
495人目。
解散し、トーガさんとも握手をしてお別れを、、、
世話になりました。
キャプテンイスタンブール(名古屋栄。)
トーガさんのお店。
良かったら名古屋にお住まいの名古屋嬢のあなた、ここにケバブをもりもり食べに行ってみてください^^
そして2014年最後の日。
僕は奇石群で有名なカッパドキアにいた・・・はずだった。
だが、イスタンブールよりカッパドキアのほうが寒いと聞き、この時点でイスタンブールのあまりの寒さっぷりに諦めました。
無理っす。って。
なんならカウントダウンの花火見に行こうと思ってたけど、鬼寒波&嵐だったためやめました。
ヒキコモリです、ヒキコモリ。
大晦日はヒキコモリ。
夜同じ宿の同じ部屋にいた日本人の人たちと話してたら年越してました。

そのなかに、日本のとある港で働く方がいて、その方はなんと麻薬取締官でした。
密輸がどうとか覚せい剤がどうとか、、、もう完全に裏話ですよね、いろいろ。
びっくりでしたけども、勉強になった。
そんな感じで2014年最後の日はあっけなく過ぎ去り、2015年がやってきた。
4月半ばに日本を出て、これまで2回、実家の都合で日本に帰らねばならなくなり、そこで過ごした1ヶ月間を抜かせば、海外生活は7ヵ月半が過ぎたってことになるわけだ。
はええ。
思えば本当にいろんなことがあった。
いろんな人にあった。
2014年という年を僕はきっと忘れることはないと思う。
こんなにいろんな場所でいろんな人に会っていろんなことを考えた年は今までになかったからだ。
だからこそ一言でまとめるのは難しいし、まとめる事はできない。
でも1つだけ。
この1年で1つ大切なことに気づいた。
それを書きましょう。
それは・・・『自信』
自分に自信を持つということ。
美容師としてっていうよりも人として。
・・・美容師をしてる時に1つ意識してた事があった。
それは『下手』と言わないこと。
たとえば下手だけど髪、切るよ。って言えたら一見気持ちのめんで楽そうな気がするんですよ。
多少失敗しても逃げ道があるっていうか。
下手だけど料理作ってあげるよって言うのと一緒で。
ハードルを下げるというか。
でも仕事としてお金をもらう以上そういうことは絶対言えっこないじゃないですか。
『ウチは東京で一番下手だけど、髪切りに来てください!』なんて看板をかかげられるわけがない。
だから下手と言わないことは当たり前な事だと思う。
プロじゃなければ全然いいと思うけど。
でもそれで自分に全く曇りのない100%の自信があったかっていうと100%じゃなかったんですよ。
スキルと自信は比例する。

そんな事が頭の中にあった。
そのスキルは100%なのか?と考えるとそうではないと思っていて。
なので100%自信があるとは言い切れなかったと思う。
技術を習得するには練習だってしないといけないし、セミナー行ってみたりするわけなんだけれども、どこまで行ったら完璧なのかってのは多分誰にもわからないと思うし、自分ではやっぱりわからなかった。
まだわかい自分よりも、店長だったり、お店を構えてるオーナーさんだったり、いわゆるベテランの方達の方がキャリアもスキルもあるわけで、その方達に僕は負けている そんな事は意識しなくとも頭の片隅にはあった。
だけど信頼して来てくれるお客さんにはもちろん100%でやった。
僕を選んでくれる方ももちろんそうだし、初めて来てくれた方もそうだし。
それが僕の仕事だし。
うん、なんか矛盾してますね(笑)
だけど、例えば上司にマジマジと見られながらカットしたり、美容師さんを相手にカットしたりするときって緊張するじゃないですか。
なんかそれって自信がないのかなって。
うーんなんか難しいな。
言いたいことわかってくれたらいいけど、、、
そして、旅に出て、自分の中で1番変わったなって思えるところが実はそこだった。
自信を持つということ。
今でも覚えてる。
旅に出てすぐのころ、タイ南部のハジャイという街に行った時に全く言葉の通じないおばちゃんをカットすることになったんだ。
そのおばちゃんは美容師泣かせの髪質の持ち主であり、さらに地元の美容学生の実験台になりハチャメチャにカットしてあった。
その上ドライヤーもなければ頭も洗えない。
ぶっちゃけお手上げだと思った。
ハサミ一本でどうしろと・・・みたいな
でもどうしても切ってほしいと言われて、腹をくくり、カットした。
自分を信じて切った。
『失敗してもいい?』
この言葉が言えたらどんなに楽かと思った。
でも言えなかった。
100%自分を信じてやるしかなかった。
結果・・・おばちゃんは喜んでくれたようだったんだ。
その時に始まり、これまで約500人の髪を切る中で何度かそういう場面があった。
大勢にガン見されながら切ったことは何度もあった。
200人なんてときもあった。
有名美容師の髪を切ったことも。
言葉が通じるとか通じないとか以前に、結局は自分を信じてやらないとダメなんだって気づくことができた。
緊張してる場合じゃないし、不安になってる場合じゃない。
そこに僕を信じてくれる人がいるなら僕も自分を信じなければならない。
もうね、技術うんぬんは=自信ではないんだと。
思った。
技術を身につけるのはまた別の話なんだって。
美容師としてそういうことに気づいたと同時に、生活の中でも自分のやる事、言う事、思う事に自信を持てるようになった。
先の事なんて誰もわからないんだから。
1秒先の事さえも。
僕にできることは、今の自分を信じること。
明日のこと、1年後の事を不安に思うなんてもしかしたら時間の無駄かもしれないなんて思うようになった。
今の自分を信じて今やれることを、今やることが大切なんだと。
不思議とそんな宙ぶらりんな自信を持ってると時にすごくいい結果に物事が進んだりした。
確証がなくてもいいし、根拠もなくていい・・・。
これからの未来も僕はきっとそうやって生きていく。
お店だって作る。
100%の自信がある。
根拠はない!!
でもやれると信じてるからやれるんだと思ってる。
(笑)
本気です。
これは意識の問題だと思うんだけど、すごく大事なことな気もする。
自分の中で。
自分に自信を持つこと。
自分を好きになること。
長くなったけどこんなふうに変わりましたっていう話でした。
それから僕にとって僕に関わってくれた人もものすごく大事だ。

この『1000人の髪を切る』というむちゃくちゃな旅でどれだけの人に出会ったのかはもはやわからない。

ただ間違いなく、1000人以上の人と髪を切るということをきっかけに出会った。

笑ったり

馬鹿なことしたり

真面目な話もしてみたり

数々の国と地域を思い浮かべるとそこで出会った人との思い出も浮かんでは消え

浮かんでは消え・・・

その瞬間僕は確かにそこにいた。

あの人と笑ってた。

そんなことを思い出すと、すこし寂しくなる。

また大好きなあの人と会えるかな。

またビール飲みながらいろんな話をできるかな。

それが小さな可能性だとしても、きっと叶うと信じてる。

またいつか会いに行くからね。

2014年、旅でてきて本当に良かった。

2015年、またこれから待っているだろう素敵な出会いに期待。

そんなことを思いながら、静かに出会った人の顔を思い浮かべては、心の中で一人ずつThank youをした。
次回予告
イスタンブールの新年はこんなにサッパリと・・・。


お楽しみに~。


★カットした人★
495人
☆カットした人 国別☆
45ヶ国
★世界一周★
241日目