世界を1年半旅して”全財産10万だった男”が帰国3ヶ月後に美容室を独立開業したらこんなことが待っていた。

 

 

こんにちは。

長ったらしいタイトルだし、記事も長ったらしいですがお読みください。

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2016年4月1日12時、高円寺駅北口にUp to Youという美容室をオープンさせました。

 

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コンセプトは【家】…美容室だけど普通の美容室じゃない。

アットホームな美容室なんてよく聞くけど、Up to Youは美容室っぽい家を目指しています。

友達の家に遊びに行くように、気軽に来れる空気感、おもてなしをします。

 

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来店されたすべての方がリラックスしてくつろげるようなリビング的な場所もあります。

 

友達や家族と一緒に来てもオッケー。

施術後も好きなだけ居れるので、他のお客様とどんどん輪が広がっていきます。

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そして、ビールも飲めます。笑

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4月1日。
 
この日を僕はずっと待っていました。

 
ずっと昔から思い描いていた”夢”がカタチになる日。

自分の美容室を出店させる日…。
 

 
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朝10時、お店の前にて記念撮影。

今日からまた新たな一歩を踏み出す。

 
 
開店そうそう贈り物が全国各地から届き始めました。

第一号は九州にいる旅友達から。

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30分後…
 
「お届け物…6個でーす」

 
ヤマトのお兄さんが少し苦笑いしながら箱をどかどか運んでくれた。

 
髪を切ってる僕は対応できずとりあえず置きっぱなしに。

  
その後も花、お菓子、飲み物

信じられないほどたくさんのものをいただいた。

おききれないほど…。

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店内、店前は花で溢れ、バックルームはお菓子とビールで溢れかえった。

 
そんなこんなでドタバタした営業でした。

 

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午後4時半ころから続々と人が集まり始め、ケーキやらビールやらお花が更に増えていく…。

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いただいたビールを今朝ざっと数えてみたら驚愕の数字が出ました。笑

たぶん昨日、世界で一番ビールをもらった男だったと思う。

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ビール以外にもお祝いでたくさんのお酒を貰った。

 
ここには写真載せきれませんが、たくさんの贈り物ホントにホントにありがとうございました。

 

そして午後6時…

パーティが始まる。

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序盤集まってくれたのはお客さん、美容師さん、友達。

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台湾から旅行中の友達や、福島から来た友達も。 

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誰かがさればまた誰かがやってきて、少しずつ人が増えていく。
 

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人が人を誘い、僕も会ったことない人が来てくれた。

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サプライズでやって来てくれたいろんな人。

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ホントに嬉しかった。

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何人来たのかはもはやわからない。

入れ替わっていたとは言え、わずか10坪のところによくそんなに入ったなってくらい。

わからないけどとりあえずすごかった。

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その中で印象的だったのが、オーナーや経営者など自分で仕事をしている人が多かったこと、やっぱり美容師と旅人が多かったこと、そして有名人もチラホラいた事。

それから4分の1ほどの人ははじめましてだったこと。笑

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何度かみんなでとった写真は、今見るとすごく楽しそうで。
 

時間を追うごとに人は増えていき…

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最後はカオスな感じに(笑)

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いやーすごかった。

10時くらいとかが多分ピークで、クラブのなんか盛り上がるイベントくらいの勢いで人がいた(笑)
 
 
それだけ人がいれば管理もクソもなく、向かいのお家にはうるせーと言われ、音楽を爆音で流す奴にうるせーと言い、いろいろと大変でした。

 
そしてパーティが終了した12時、何日も何日もかけて、毎日2時とか3時まで残って作った店がくっしゃくしゃになってました(笑)

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みんなからいただいたお酒はことごとく飲まれ、ゴミは散乱。

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床やセット面ゆはワインかなんかよくわからんものがこぼれまくり。
 

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ギャラリーエリアのシャンプー台もただのクソと化した。

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壊滅的な被害wwww

 
ふざけんなと、誰かに突っ込みたかったが、なんかもう怒るとかいう気力もなく、ほったらかしてキャンベルととりあえずご飯食べに行きました(笑)

 
なんか、無事に全て終わりホッとしました。

 
・・・と思ってケータイを見るとメッセージが死ぬほど来まくっていてこちらもカオス。

黙ってバッグにしまいました。(笑)
 

結局深夜1時から掃除をして家に帰ったのは朝の4時。

(僕は途中でぶっ倒れ、掃除はキャンベルがめっちゃやってくれたんだけどw)

 
ほぼゾンビ状態で帰宅しました。

いや、ゾンビでした。
 
 

 
 

なんだかここだけみたら可哀想な美容室っぽいけど、だけど、4月1日という日を、このUp to Youがオープンする日を、こんなにたくさんの人に祝ってもらえて、ホントにまじでさいっこーに幸せでした。

プレゼントくれた人、わざわざ贈ってくれた人、メッセージをくれた人、そして足を運んでくれた人、まじでまじでまじでまじでまじでまじでありがとうございました!

 

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俺は幸せだ!

みんな大好きだ!
 
ありがとう〜〜〜〜!!!!

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長くなったけど、オープン当日はこんな感じでした。

 
最後にちょっと書こうと思う。

 

 
世界一周1000人ヘアカットの旅として始めたロングトリップ。

1年で帰国のはずが、だらだらと1年8ヶ月になり、25歳だった僕は27歳になっていた。

 
貯金は当然底をつき、日本に帰ってきた時に口座を見たらわずか5万しかなかった。

保険として別で残していた現金5万を足すとわずか10万円。

それが僕のすべてのお金だった。

 
物価の高い日本で10万なんてないに等しい。

ついでに家も職もない。

 
完全に笑うしかない。

 
普通は実家に逃げ込み再起を図るだろう。

 
旅人はみんなそうしてた。

旅の疲れを癒やすという意味もあったと思うし、すぐに日本の社会の荒波に飲まれたくなかったんだと思う。

 
 

でも、僕はあえてお金をほぼ使った。

すぐ動き出すために。 

自分の馬鹿な夢のために。

 
馬鹿な夢とは、変な美容室をやること。

そのためにお金を使った。

一刻を争う…なんてことがあるわけも無く、自らそうした。

やりたい事が決まっていて、やれそうなチャンスが転がってて、それに手を伸ばした。

待つ意味がないし、時間がもったいないって思ったからだ。
 
 

だから帰国して4日後の12月20日、のちにUp to Youになる貸美容室にハサミを握って立った。

シェアオフィスの一角の美容室エリアの更に1席を貸してもらった。

場所は高円寺で、8年ぶりくらいに降り立った縁もゆかりもない街。
 

ちなみに家は帰国する前に決めて、2ヶ月間契約をしていた。

もちろん支払いはクレジットカードからのリボ払いのコンボだ。

これでその時点での実質の支払いはないw

天才w

 
 

お客さんはたくさん来てくれた。

本当に本当に嬉しかった。

僕みたいな男が珍しくて、とりあえず1回行ってみようかな?って感じだったんだと思う。

遠方からもたくさん来てくれた。

本当に嬉しかった。

 

そうして皆様からいただいたお金は、僕の給料となり、貯えとなった。

死ぬ気でお金を貯めた。

いただいたものはほぼ貯金した。

必要経費は人と会うために使うお金だけ

飲み会でもいい、なんでもいいから、いろんな人に会って会って会いまくった。

 
経営の話、美容の話、お金の話、政治のことなんでも知りたかったから。

 
僕みたいな学がない男、しかも海外に2年近くいて浦島太郎みたいに現代の日本のことがわからない男が、この厳しい社会で戦っていけるわけない・・・そう思ったからいろんな人に会って情報を集めた。
 
もちろん会いたかった友達と会うのも含めてね。

 

 
1月末のこと。

そうしているうちに、その貸美容室を居抜きという形で自分でやってみないか?という話をもらった。

物件のオーナーさんが、僕の美容師としてのスタイルを気に入ってくれ、そういう話をしてくれたんだ。

 
すこし悩んだが、高円寺という場所、そしてシェアオフィスで働くというスタイルが気に入り、本格的に不動産契約、改装工事をすることとなった。

 
 
払ったこともない巨額の見積もり、そしてその支払い期限つまりオープン日はもう決まってしまった。

というか自分で決めた。

2ヶ月後の4月1日だった。

 

そこからは本当に死んでもいいくらい必死こいて僕は生きた。

なんかそんな気がする。
 
だって決めた時点ではお金なかったもん笑

フライングしたんです。

 
だから、お客さんが来てくれなければ悩み、どうしたら良いから考えまくる日々。

同時に内装を自分でやり始め、いろんなやり方を調べていろんな道具を買ってきた。

試行錯誤。

キャンベルにもたくさん手伝ってもらった。
 
理想的な店について話し、喧嘩したりもしたが、いてくれてよかったって本当に思う。

 
だけど、美容室運営、貯金、支払い、ライターの仕事、講師の仕事、内装工事、プライベート、各届け出、ついでに引越しとありとあらゆる物事がふりかかり、なんかもう半分以上死んでた笑
 
「あ、限界を超えてる」

いつもそう思ってた。

 
オープン前の1週間はもうあんまり記憶にない笑

 
お客さんがそんなに来なくて店は暇だったけど、毎日深夜まで残って棚とかいろんなものを作った。

オープン前日はパーティの食材の買い出しと準備も合わせてヤバかった。

キャンベルは朝4時まで野菜切ってましたから。
 

けどそのままあれよあれよと4月1日を迎えることができ、無事に何とかオープンさせることができたわけだ。

 
もっとゆっくりでもよかったんじゃ・・・

 
なんかすごくそう思うことがある。

 
だけど、これでよかったって思ってる。

 
無理はしてた。

休みとかなかった。

いつも寝不足で、いつも考え事をしてた。

 
でも、なんだかんだ楽しかったなあって。

 
僕にはむかーしむかし、1000人カットの旅に出る前からずーーーーーーーっと思い描いていた夢があった。

ビールが飲めて、外国人もこれる国際的な美容室を作ること。

ゆるくて、緊張しないような友達の家みたいな美容室を作ること。

 
 
「そんな美容室ないよ」

 
いろんな人にそう言われてきた。

たしかに無いし、普通じゃない。 

 
でも、僕の中でそれがサイコーだった。

 

 
ただ、やるだけ。

 
自分の中でいいと思ったもの、やりたいと思ったことは、つまり夢で、目標で、理想なんだ。

 
それが人に認めてもらえなくても関係ないと僕は思っている。

 
人の理解なんていらないかなって。

バカにされてもいいし。
 

“世界初”を自分の手で作って強引に認めさせればいい。

 
くだらない夢でも、自分が本気になれば必ず叶うと僕は思っている。

 
本気なら人に絶対言えるし、誰になんと言われようとも動くから。

 
そうしていれば必ず叶う。

 
一歩を踏み出すのが1番難しいが、踏み出してしまえばあとは勝手に動いていくものだし、自分で自分にブレーキをかけなければ、スピードはどんどん上がっていくんだ。

 
無理だとか、出来ないとか、本気なら思わないこと。

 
その先にはきっと素敵なものがあるはずだから、自分を信じること。

 
人から認められなくても、周りと違うことでも、自分がいいと思った気持ちを信じて、その夢が叶ったら、自分のサイコーを手に入れることができるよね。

そう自分に言い聞かせて”ひたすらやる”ことしか僕にはできない。

でも諦めなければそれが結果になることを僕は知った。

 
何年か前の僕は、20代でお店を出すなんて無理だと思っていた。

 
でも、やってみたら、やれた。

 
案外物事って難しくない。

チャンスが転がってて、そいつをつかもうとするかどうかなんだ。

 
何とかなるさ。

 
僕は昨日、新しい一歩を踏み出した。

キャンベルもその一歩を踏み出した。

美容室Up to Youも。

 
その一歩はまた先にはある“サイコーな夢”のための第一歩だ。
 

本気だからいくらでも言います。
 
 
僕らは1年後に2店舗目を高円寺に出します。

そして3年後には世界と再び戦いにいきます。
 
 

Up to You オープンは、そのための第一歩なんだ。
 
この一歩は二歩になり、どんどん続いていく。

 
次の夢へ…。

 

なんかそう言うとカッコよく聞こえるけど、オープンの日も、今日も明日も1年後もただの通過点でしかない。

長い長い人生の通過点。

全ては常にベスト。

そして常に変化する。

先のことなんかわからないんだから、ただ頑張ろう。

楽しみながら…。

 

 
そして4月1日より新生活を始めたあなた。

頑張ろう。

 
俺もやる。

負けません。

 

サイコーな未来は自分で作れる。

チャンスをつかむのも自分、逃すのも自分。

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サイコーな1日をありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

キャンベルを始め、関わってくれた皆様、本当にありがとうございました!
 
明日からまたお待ちしております!!

 
潰れないように髪切りに来てくれ〜〜(笑)

 
では!!

 

 
 

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