中華料理屋で2人の女が32歳のモリカワに捨てられた話を熱く語る場面に遭遇してしまった話。




 
これは先日、都内某所で遭遇した女性2人のお話です。

想像力を膨らませてお読みください。
 
  
 

 
登場人物

JUN 僕。旅人美容師。美容室経営者。

ナオミ 通称キャンベル。美容師。奈良県民。

Dすけ君 元旅人。現在は怪しい仕事をしてる。

A山 20歳の大学生。

N川 27歳。A山の先輩。

モリカワ 謎の人物。

※登場人物は仮名

 

 
  
 
営業終了後、友達が仕事を終えお店にやってきた。

今度僕の美容室に絵を飾ってもらうことになり、そのミーティングをするためだった。
 
友達の名前はDすけ君(仮)

世界一周中に知り合った男の子だ。

 
1時間後、話がだいたいまとまったところで僕らは店を出た。

D「かるく1杯行きましょうよ」

J「行くか」
 

 
ナオミを含む3人で、とある中料理屋に向かった。

夜8時半すぎだというのに店内は結構空いている。

カウンター席とテーブル席があり、僕らはテーブル席に腰を下ろすことにした。

5つほどあるテーブル席に座っているのは僕ら3人組と、女性2人組のみだった。

カウンターでは仕事帰りのサラリーマンっぽいオッサンや、若い男がラーメンをすすっている。
 

特におかしな事もない、普通の安い中華料理屋の光景。

 
・・・のはずだった。

 
image

 

無駄に安いその中華料理屋で、とりあえず無駄に安いビールを頼んでみた。

中国人の店員さんが運んでくるとほぼ同時に異変に気がついた。

 

あまりにも店内がうるさい

 
 
ふと横を見ると、女性2人組がありえないほどの声量で話をしている。

それはまるで映画館のようで、耳をふさいだって聞こえてくるレベルだった。

 
ガランとした店内にこれでもかというくらい響く声。

本人たちは逆に気にならないのだろうか?

こちらに背を向けてる1人は今時のワカモノ感がすごく、ちょっと巻き過ぎな巻髪がとても印象的。

きっと美人なのだろう。

後ろ姿からそんなオーラが出ていた。

 
その人と向かい合う形で座るもう1人の女性の顔は見える。

黒い服をきた色白の女性だ。

僕より年上に見えるその女性は透き通るような白くてツヤがある肌の持ち主だった。

誰もが羨むその肌のコンディションのおかげでどう見てもゆで卵にしか見えない。

板東英二がここにいたら「ゆで卵やぁ」とか言ってかぶりつかないか心配になるくらい、ゆで卵なのだ。

 
というのも、スッピンだったのだ。
 
眉毛がまったくなかった。
 

 
そんな彼女たちをチラチラ見ながら、僕らはそっとカンパイをした。

 

Dすけ君とはもうミーティングも終えていたので、特別話さなければならないこともなかったので、他愛もない話をツマミに酒を飲んだ。

飲みっぷりのいいDすけ君は次から次へとハイボールやらビールやらを頼む。

ナオミもかなりハイペースだ。

といっても僕もよく飲む方なので、店員さんも大変だっただろう。

 
「すいませーーーーん!!!」 

 
大声が店内に響く。

 
今時当たり前のようにあるピンポーンボタンを押すわけでもなく、わざわざ隣の席の女性2人のうちの1人が叫んでいる。

ゆで卵だ。
 
 

「アセロラサワー2つーーー!!」

 
うるさい。

非常にうるさい。

うるさいだけならまだしも、すごいハイペースで酒を注文する2人。

ピンポーンは押さずに「すいませーーーーん!!!」である。

10分に1回くらい「すいませーーーーん!!!」である。

 
 

D「あいつらやばいっすねw」

J「なんか恋愛トークしてるよね」

ナ「実はさっきからずっと聞いてんねんけど」

 
 
そう。

彼女たちが盛り上がっていた理由は、モリカワ(仮)という男のことのようだった。

 
その会話を聞いていると、だんだん素性がわかってきた。

 

こちらに背を向けてる巻髪がA山(仮)と呼ばれている。

モリカワに最近捨てられた、20歳の大学生だそうだ。

 

 
こちらを向いてるゆで卵がN川(仮)さん、A山の先輩らしい。

27歳で、眉毛が・・・ない。

モリカワとは同僚のようだった。 

 

A「まじ○○○○○○なんすよー!!」

N「はあ!まじ〜!やべえ!」
 

 
A山が一方的に話し、N川がひたすら聞くという図が出来上がっていた。

よくあるガールズトークの光景だ。

僕達男には理解できないが、女という生き物は解決したり原因を探るよりも共感が大切なのだそうだ。
 

N川は全力で共感していた。

誰が見ても全力で共感していた。
 

 
おとなしく頷くとかではなく、大声で「ええー!」とか「あーー!」とか「はあ!」とかわけのわからないことを言っている。
  

口調はどちらもギャルっぽく、言葉のチョイスも強め汚め。

そんな調子で大声でモリカワとのことを話すA山と、黙ってうなずけないN川の事を店内の他の客もチラホラ見ている。

みんな気になっているのだ。

 
J「・・・」

D「・・・」

ナ「・・・」
 

まさに映画館と化した。

 
誰もが会話をやめ、2人が全力で話す「モリカワについて」を聞いている。

たぶん2人は酔っているのだろう。

声のボリュームがマックスになっていることに気がついていないらしい。

スマホのボリュームがマックスになっていて、深夜にピンポン!てラインの通知音がなった時くらい響き渡る。
 

  

そんな時、6人の団体がやってきて4人がけのテーブルに無理やり詰めて座り始めた。
 

そんなバカな・・・
 

次の瞬間、僕は自分の目を疑った。

見事にはみ出した1人が、A山とN川のテーブル席に侵食した形で座り始めたのだ。

ゆで卵N川が 「あ”あん!?」みたいな顔をしたのを僕は見逃さなかった。

無い眉毛が釣り上がり、面倒くさそうにしている。
 

 
だが本当にめんどくさいのは、運悪くそこにはみ出してしまった人だろう。

よくわからない酔っぱらい女2人の話を、まさに真横でしかも爆音で聞かなければならないのだ。

僕たちは黙って豚肉とにんにくの芽炒めを頼んだ。
 

image

  
しばらく聞いていた話をまとめるとこんな感じのようだ。

 
A山はN川の職場の後輩。

モリカワはA山の元カレであり、同じ職場の上司。

N川はモリカワと同期かなにか。

モリカワの新彼女もおそらく職場の人。

まあまあカオスだ。

 

どうやらモリカワがソッコー新しい彼女を作ったそうで、それにブチギレたA山が、本日仮病で仕事を休んだN川を呼び出したところらしい。

そうか、休みだったからスッピンゆで卵なのか。

 

 

9時を過ぎた頃、事態は急展開を迎えた。
 

 
A「どうしましょう!?」

N「え、くんの!?」

 
どうやらモリカワがここに来るらしい。

 
おいおいマジかよ。

 
 
20歳の大学生を捨て、さっさと他の女に乗り換えた32歳。

一体どんな男なんだろう?

 
っていうか乗り換えといて元カノに会いにいくって。

なんなんだモリカワお前は。

チャラ男じゃねえか。

気になる。

会いたいぞモリカワ。

 

 
だがそこでまた別の問題が起こったようだ。 

 
N「ってか風邪で休んだのに酒飲んでるって!!」

 
そうN川先輩は今日は風邪で寝込んでるはずなのだ。

まずい、嘘がバレてしまう。

モリカワにバレる。

 
2人の話し合いが始まった。

周りの客たちも注意深く聞き耳を立てる。

あーでもないこーでもないをずっとやっていたが、どうやらまとまったようだ。
 
  

A「まず私がN川さんを無理にさそったってことにして!!」

N「おお!」

A「そして風邪だけど急いで来てあげた」

N「あ!うん!」

A「で完璧じゃないすか!」

N「やばいね!」

A「チョー天才大学生!」

N「最高!」

 
  

 

 
J、D、ナ「アホかwww」


 

酒くさいとか、酔っ払ってるとかそういう事は一切無視のようだ。

バレるだろ。
 

しかもまだ飲み足りないらしく、モリカワ合流後にどうやって酒を飲むかまで話している。

 
一言いいたい。

言わせてもらいたい。
 

「ってかN川、お前は帰れwww」

 
心の中でつぶやいた。
 

N「わかった!ペットボトル空にして、そこにチューハイストロング入れて飲もう。それならモリカワにバレない」

A「やばいっす!いいっすね」

N「いこう!それで」

A「天才!」
 
 

まさにアホである。

ハイタッチをかましたりと、興奮し始めた2人はだんだんゴリラに見えてきた。

でもウホウホ楽しそうだから良しとしよう。

 
 
時刻は9時半をまわったところだった。

A「じゃあ45分にでましょう」

N「わかった」

A「トイレ行ってきます!」

N「すべるから!めっちゃすべるから!」

 
N川のトイレすべる警報が店に鳴り響く。

 
A山が席を立ったことにより、久しぶりに店に静けさがもどった。

気のせいかもしれないが、N川が「ウホウホ」と独り言をいっているのが聞こえた。

 
と、その時。

  

「すいっませーーーーん!!!」

 
「アセロラサワーーーーー!」

 

!?

 

J、D、ナ「え、飲むの!!?www」

9時40分、もうすぐモリカワがやってくる。

にも関わらず、またアセロラサワーを頼みやがったのである。

ジョッキを鷲掴みにし、A山のジョッキに半分入れるN川。

「ウホウホ」

 
もうゆで卵なのかゴリラなのかわからなくなってきた。

 
席に戻ったA山は一言
 

A「頼みましたよね!?」

N「頼んでねえよ!」

 
どう見てもピンクの液体が入ったジョッキが置かれてる時点で頼んだのは一目瞭然。

わざわざ確認することでもないし、バレバレなのを隠す意味もわからない。

 

もう9時45分は過ぎている。
 

「急げ、モリカワがくる!」

 
心の中でそう叫んだ。
 
その叫び声が聞こえたのか、2人は一気飲みをかました。

そして上着を羽織る2人。

 
 
僕は迷った。

「楽しい時間をありがとう。モリカワと頑張って」

そう一言伝えるか悩んだのだ。
 
 
だが、そうするとめんどくさい事になりそうだからやめた。

 
そこで僕たちはペットボトルを渡すことにしたのだ。

このペットボトルがあれば、あとはチューハイストロングを買って入れるだけだ。

中身を捨てる手間も省けるし、ペットボトル代の節約にもなる。

だからせめてこれを・・・
 
 

僕達のテーブルの前にゆっくり向かってくる2人。

先頭はN川ゆで卵先輩だ。
 
 
すかさずペットボトルを差し出した。

 
「サッ」
 

 

 「あ”あん!?」

 
 
N川はそう言ってブチ切れ気味にペットボトルを奪い取った。

ドキッとしたが、N川はそのまま何事もなかったかのように、ペットボトルを手に夜の街へと消えていったのだ・・・。

 
 
2人のゴリラが去った後の中華料理屋は、散らかしたテーブルと僕らと数人の客がいるのみで、シーンと静まり返っていた。
 

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まだ耳に残る「アセロラサワーーーーー!」の声。

 

その後、2人とモリカワはどうなったのでしょう?

 
 

それを知る者は・・・
 

どこにもいない。

 

 

 

 
「 中華料理屋で2人の女が32歳のモリカワに捨てられた話を熱く語る場面に遭遇してしまった話。」

  

 

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