歴史を作るのは偉人かそれとも”民衆”なのか。世界を変えるのは誰だ?

歴史って好きですか?

僕は昔っから好きでして、歴史がきっかけで旅を始めました。

19歳のころ1人で京都に行って、様々な由緒ある地を歩き感動したことを今でも忘れられません。

それがこじれて47都道府県をまわり、世界一周までしてしまったんですが(笑)

ずーっと歴史というと人の歴史に興味がありました。

ですが最近は【地域の歴史】【モノやサービスの歴史】なんていうものにも興味を持つようになりました。

それでふとこんな記事を書いてみようかと…

歴史は偉人が作るもの?

世界には様々な歴史的建造物があります。

日本にもお城やお寺や神社といった様々な建物があります。

それらは時の権力者が作ったとされています。

でも厳密に言うと、その人は特になんもしてないわけですよね。

作ったのはその他大勢の一般市民です。

例えばインドのアーグラーにあるタージ・マハルを知らない人はいないですよね。

wikipediaより

これってむかーしむかし、シャー・ジャハーンという皇帝が亡くなってしまった妃のために建造したお墓なのです。

美しい建物を人々に作らせて、その美しさに満足した皇帝は暴挙に出ます。

なんと大工さん達の両手を切り落としたそうです。

「これ以上美しいものは作らせん!」と。

むちゃくちゃです。

そんで歴史上は”皇帝が作った”みたいな事になっているので大工さん達はまったく報われませんが、歴史とはそういうものなのです。

キングダムとか三国志も日本の戦国時代にしてもそうなのですが、戦は1人では起こせません。

実際に戦って散っていくのは大勢の民衆です。

でも歴史には武将の○○が○○を制圧した。みたいな感じで名を残すわけです。

実際に歴史を作ったのは偉人か?それとも民衆なのか?

一体どちらなのでしょう。

現代ではどうなのか?

昔は権力vs権力という構図がすごくあって、いつの時代も争いばかりだったのではないかと思います。

現代でも戦争とかはやっぱありますが、人権が尊重され、核反対みたいなのとかもそうですが平和に暮らせる世の中であるといえるのではないかと思います。

ですが現代では現代の争いが生まれています。

それが“モノ、サービス“だと思うのです。

例えばiPhoneが登場してから早10年。

10年前当たり前にガラケーを使っていたけど、今となってはみんながみんなスマホです。

つまりガラケーは戦いに負けたと言えるのではないでしょうか。

ライフスタイルさえも変えるほどのイノベーションを起こしたiPhoneを世に出したのは他でもないスティーブ・ジョブズ…

なんですが、実際にはそれを作ったチームがあり、そして買った1人ひとりの民衆がいるわけです。

つまり革命を起こしたのは1人ひとりの民衆だとも言えるのではないかと。

だってiPhoneを誰も買わなかったらスベって終わりですから。

世界は1人が変えるわけじゃないと言うことです。

渦巻くものを見極める

イノベーションは起こすのは誰なのか?世界を変えるのは誰なのか?

歴史を作っていくのは他でもない民衆だと思うのですが、きっかけが絶対に必要です。

そのきっかけを作ったのがスティーブ・ジョブズや、Facebookのマーク・ザッカーバーグだったりするのだと思います。

今周りにあるすべてのモノやサービスには歴史があり、きっかけを作った人がいます。

どうして民衆がそれを手にし、熱狂させていったか?を考えるとたぶん”渦巻いてたものがあったから”ではないかと思うんです。

世の中への漠然とした不安や不満、解決策がなくモヤモヤとしたもの、不便だと感じつつも替えがきかないもの。

その渦巻いてるものを感知し、新しいものを作る人がこの世には少なからずいて、それに人々が賛同するからイノベーションが起こる。

つまり”渦巻いてるものがある”というのが最も重要なポイントなのではないかと思います。

積み上げられてきた歴史がグラグラと揺れるとき、それは起こります。

時代の流れが変わり、何もなかったところに渦ができます。

昔の話ですが第一次世界大戦、第二次世界大戦も渦があったから起こったと言われています。

引き金になった人物が仮に幼少期に亡くなっていたとしてもそれは違うきっかけで必ず起こったそうです。

つまり現代のイノベーションも起こるべくして起こってる。

と言うことなのかなと思います。

でも一番先にやった人が歴史に名を残します。

ただそれだけなのかな。

ここ1年半ほど新しいサービスを出したり、新しい概念を作ろうといろんなことをやってきましたが、やはり感じるのが1人ではどうにもならないということ。

歴史に名を残すとかそんなだいそれたことをしたいわけじゃないですが、一緒に歴史を作ってくれる人がたくさんいるからこそ成り立っていることに感謝しています。

おもしろいのが、渦巻いてるものの感知さえできれば誰でもインターネットを使って仲間を集めて歴史をゼロから作ることができる世の中だということ。

権力者である必要はなく、命令する必要もなく、ただただ賛同してくれる仲間を集めることができればいいわけです。

いろいろと希薄な現代だからこそ繋がりというものが大切で、その強く大きい繋がりがあれば、いろんなイノベーションが起こるのかなと思っています。

だから未来ってワクワクすることばかりだったりします。

同じ方向を向いてくれる仲間がいるという事は、本当に素晴らしいことです。

美容師、理容師いう限られた職業ですが、コミュニティを作ってよかったと思うのはそんなことばかりです。

繋がりとアイデアされあれば誰でも歴史をスタートできる。

いろんなものをこらからもたくさんの人と作って行きたいなと思います。

歴史のお話でした。

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