人の恩を食いながら生きる僕らは・・・。

こんにちは。

順調に過去の旅日記と関係ないことばかり書いてます。

なんかカテゴリーわけされてないから見づらいっすよね・・・。

ブログ作ってもらってる会社との間でいろいろあり、まだ過去の記事がうまく見れるようになるまで時間がかかりそうです。

 
まあそれはおいといて、近日中にこちらのブログにてお知らせしたいことがあるんです。

なんか最近いろいろな美容師さんに会って、心境がガッツリ変わったというかなんというか。

 
とりあえずボチボチ帰国することにします。

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お正月は山梨県でうどんでも食べて過ごします。

長かったこの旅もいよいよ終わりってか。

 
その最後にちょっとやりたいことができたというかなんかそんな感じですね(笑)

その話はまた次回ということで・・・。
 

 
そういう考えに至った事にもいらいろ理由があるんですが、その一つとして「人に受けた恩」というものがあります。

 
旅人と呼ばれる人たちは「俺は自由だ」「この景色最高だ」「出会った仲間は一生だ」「あれが美味かった」と口々にあーでもないこーでもないと言ってみたり、または夢を語ってみたり世界平和を語ってみたり、戦争の歴史に触れて真面目に考えてみたり、山に登ってみたりといろんな事をします。

 
一人で旅する人もいれば、二人で旅する人もいる。

バイクで旅する人もいれば、ギターを持って旅する人もいる。

日本人とばかりつるむ人や、日本人とはつるまない主義の人もいる。

旅ブログやってみてサボりまくってる人や、ちょっと人気が出て喜んでる人もいる。

誰かを好きになっちゃう人や、モテちゃう人もいる。

ゲスい奴もいれば、真面目な人もいる。
 
 
つまり、一言で旅人と言ってもめちゃくちゃいろんな人がいるわけです。

 
そのすべての旅人に共通して言えることがある。
 

「恩を食って生きている」

 
多分なんかの小説で読んで知ったこのフレーズ。

僕達旅人にはまさにというこのフレーズ。

最近それをすごく感じています。
 
 
 
人は旅に出ることでいろいろな経験をするだろう。

大きな発見があるだろう。

知らなかった自分にあえるだろう。

友達もたくさんできるだろう。

それは人生の中でもトップクラスに濃い思い出になるだろうし、その後人生を左右するほどの時間となることだろう。

その時間はきっと宝物になり、その経験はきっと武器になる。

 
でも僕は思うんです。

 
自分一人でデカくなったと勘違いしちゃいけないって。

 
かつて旅ブログを書いてブログランキングっていうのでちょびっと有名になった人が「出会った人(ブログに出た人)の人気ランキング」とかやってたんですね。

 

なにをどう間違えればそういう事ができるのか・・・と僕は結構ドン引きした覚えがある。

出会った人、お世話になった人、助けてくれた人に順位をつける。

というか読者に投票させて一種のエンターテイメントの一部分にしてしまう。
 

“あの子は五位でした、あの人が第一位でした・・・!”
 

それを世界中に公開する。

人は自分に酔ったらそういう事が平気でできるようになるんだって思ったらちょっと怖くなった。

 

世界を旅したからすごいのか?

 
そう聞かれることがあるとしたら僕の答えはNO。

別にすごくない。

日本で仕事を真面目にしてる人のほうがよっぽどすごい。

世界を旅するだけならば少しのお金と少しの勇気と休みさえあれば誰にでもできるからだ。

僕は世界を旅してすごくそう思った。

だから世界を旅してきたことを自慢することなんてきっとない。

 
確かに旅に出る前より成長できた。

山ほどいろんな経験もをした。

自信もついた。

知識も得た。

友達もできた。

髪を切り続けて得たものだって、僕にとっては超宝物だし事実は事実として述べるけど、たぶんそれは人に「すごいだろ?俺」と言えるようなものではないと思ってる。

すごいと思ってくれる人がいるとすれば、素直に「ありがとう」で終わる話。

 
そのランキングとか失礼きわまりないことをやらかした旅人のように、旅の中での気づきや得たものって、”すべて“自分が足を踏み出したことにより、行動したことにより生まれたものだと勘違いしている人がいる。

つまり自分の力で得たものだって。
 
確かにそりゃそうだ。

自分が行こうと決めて、足を踏み出さなければ何も生まれない。
 
でも僕は、絶対それだけじゃないと思ってて、それが何かというと最初に書いたように「人の恩」なんかなって。

 
旅をしていると何かを与えてもらうことってものすごくおおい。

それは食べ物だったり、寝るスペースだったり、ものだったり、言葉だったり、いろいろと。

そしてそこには愛というものを感じたりもする・・・。

  

そうして与えてくれた人々に感謝の言葉はいくらでも言える。

でも与えられた人はきっとそれで終わっちゃいけない。

与えられるだけで終わっちゃいけない。

与えられることに慣れちゃいけない。
 
 
僕だって感謝の意味を込めて髪を切ったこともある。

でも、髪を切ることさえも、人の恩を食っていることなのかなと最近思った。

自分一人の力で1000人以上の人の髪をカットしてきたわけじゃない。

誰かが切らせてくれて、切らせてくれた人がまた助けてくれて。

だから出来たことなんだ。
 
最近北米に来て特に人との出会いや、助けてもらうことが増えたように思う。

多くの人が気にかけてくれ、物をくれ、アドバイスをくれた。

いろんなものを与えてくれた。

“僕は人に生かされている。”

改めて強くそう感じる日々の中「どうしたら・・・」なんて考えるようになった。

 

“僕はどうやって世界中で食い続けてきた恩を返すことができるのだろう?”って。

 
こんなことを毎日のように考えてた。

 
でも、ふと気づいたけどそれは考えるだけ無駄なことだった。

答えは決まってる。

 
単に今度は返すことができる人になればいい。

受け入れることができる立場になればいい。

何かを与えられるような余裕を持てばいい。

そろそろこっちの番なんだ。

 
 
きっとこの気持ちが、旅を終わりにしろっていうなんかの合図なんだろな。

だから具体的にいろいろ考え始めました。

近々ここにお知らせもします。
 
 
ところで・・・

日本に帰った旅人達はどうなんだろう。

 

食い続けた恩、返せてますか?

 

 

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