見たことも会ったこともない自称美容師アシスタントの女の子に謝った。
7月末に北海道で出るはずだった講演会が無くなってしまったからだ。
その講演に北海道の端っこから行きたいですとわざわざ連絡をくれてた女の子がいた。
僕が世界一周して髪切ってたのとか見て海外に行きたいと思ってくれてたらしくて。
飛行機は自分でとってたので講演がなくても行くことはできるけど、結局山梨で予定が入ったのでやめることにした。
彼女に『ごめんやで』って連絡したらこんな返事がかえってきた。
11月から旅に出るらしい。
へぇ、いいじゃん。
すごいよね。
世の中には『いつか行きたいんですよね』と言っていつまで経っても行かない人と『いつか行く』と本当に行っちゃう人がいる。
彼女は後者なんだろうと思う。
だからすごいなと思ったので11月にタイミング会えば海外で会いましょうと言っておいた。
僕もどっか行ってるかもしれないし。
【明日やろうは馬鹿野郎】ならいつかやろうは何?
『いつか』という言葉は僕も使う。
今思いついたって明日その結果を手にすることはできない。
だから今この瞬間から動くんだ。
いつかを現実にするために。
『いつかやりたいなぁ』と言ってる人は今できることをしていない。
仕事を辞めると言う勇気、ほしいものを我慢してお金を貯める努力、眠くても英語を勉強する努力
そんな事は今できることだ。
時間がない
お金がない
そんな事は関係がない。
そんなものなくてもやれる。
『本気なら今日寝るな』『本気ならそれ買うな』
そしたら時間もお金もできる。
そうやって少しくらいの犠牲も払えず『いつか行きたいんすよね(・∀・)パヤパヤ』とか『まだ行けてないんですよぉ(´;ω;`)』とか言う人が僕はよくわからないので、そういう人と話すのは時間の無駄だとしか思ってない。
行けてないんですよぉってなんやねんと結構思う。
行けてないじゃなくて行ってないだけだろって。
なんで人のせいみたいな雰囲気で言うのかと。
言葉にはチカラがある。
『行きたい』じゃ行けない。
『行く』なら行ける。
僕はそう思うんだ。
口だけではどうにもならないが、口から始まることもある。
僕は彼女みたいな人が好きだ。
恋愛的な意味での『好き』ていうか人間的な意味での『好き』
行動を起こしてる人はすごいなと素直に思う。
その結果が何であれ、関係はない。
『英語が話せない』
『お金がない』
それがなくて不安に思う気持ちはわかる。
だけど大事なのは『無いなら無いなりにどう生きるか?』を死ぬ気で考えることだ。
考えて考えて、考えまくれ。
無いことは不幸じゃない。
考えることをしない事が不幸なのだと思う。
英語が話せなければ笑顔と手振りで乗り切ればいい。
wifi契約してグーグル翻訳を使えばいい。
お金がないなら一芸を身につけて路上で披露してみればいい。
その日の飯代くらいはもらえる。
芸がないなら着物を着て習字でも書いとけ!
自分でどーにかしろ!
…とか思うわけで。
ウダウダ言う必要なんかないんだよ。
パスポートとチケットがあれば海外には行ける。
何もなくても行けるんだ。
誰かに連れて行ってもらうことじゃない。
自分が行くか行かないかただそれだけ。
『いつか行きたいなぁ』
そんな夢物語のようなもんじゃないよ海外は。
ってか海外なんて言葉自体キモいとさえ思う。
『海の外』ってなんやねん。
日本海と太平洋がこの世の全てみたいな言い方しやがって。
僕が今いるTOKYOだってこの広い世界のただ1つの街であり、遠く離れたブラジルのリオデジャネイロだってただ1つの街だ。
そこには手足が八本ある宇宙人みたいなやつはいないし、化物もいない。
みんな同じように飯食って笑って怒って遊んで悩んでクソして寝て生きてる。
そこに外も内もないよ。
嘘だと思うなら行ってみればいい。
行けばわかるさ。
彼女とは世界の何処かで会いたいな。