無尽・貯金会という風習が理由?山梨県は日本一髪を染める人が多いのはナゼか。

【貯金会】富士吉田で飲み放題付居酒屋を安く貸し切るならレンタル居酒屋俺っちへ。

面白い記事を発見。

山梨県の甲府市は髪を染める人が日本一多いと…

なんで食いついたかというと、山梨が地元だからです(笑)

日本一染める人が多い山梨県甲府市

以下引用。

【甲府市は髪を染める人が日本一多いらしい ワケを調べてみた】

髪染めのヘアカラーにかける年間のお金で、甲府市が全国1位になった。

同市内の美容業界関係者を取材すると、女性で白髪染めをする人の数が多いことや、若者が明るい色で染める傾向があり、使用量が多いことが分かった。甲府市民が髪に気を遣う理由とは?

調査は総務省の家計調査。県庁所在地・政令指定都市を対象に、平成26~28年平均を求めた。

それによると、甲府市は、ヘアカラーリング剤への年間支出額は2278円で全国1位。これに、大分市、高知市などが続く。

ライブドアニュースより

まあ実際にはカラーリングをする人は美容室に来る人のうち50%くらいじゃないでしょうか?

たぶん全国的にはそんなもんなのかな。わかりませんが。

それにしても年間支出が2278円、全国でも1594円って思ったよりめっちゃ低いんですね。

もちろん赤ちゃんや子供も含まれてて【染めない】という人がたくさんいるから低いのでしょう。

それにしてもなぜ染める人が多いのか?

高齢者比率が高いのか?とも思ったけど多分違う。

記事の中で1つとても気になったものがありましたが、僕も理由はこれじゃないか…と思うのです。

美容室に来ていた韮崎市、会社員、田中康子さん(46)も「甲府盆地の市町村は昔から『無尽』が盛んなように人間関係が濃密。だから、女性が人目を気にしてヘアケアに気を遣うのでは」と推測する。
ライブドアニュースより

そうこの無尽がかなり関係あるのではないかと思うんです。

ええ、わかってます。

これを読んでる大半の人が「な、なにそれ?」と思っていることを。

山梨県の人はビックリしてウンコ漏らすかもしれませんが、山梨県民がみんなやってる無尽とか貯金会って山梨県にしかないんですよ。

だからみんな知らない。

似たような文化は沖縄とかにはあるらしいですが…。

とりあえずご説明しましょう。

山梨県の無尽って何?

無尽とは山梨県に古くから伝わる集会のことです。

遡ると鎌倉時代まで行ってしまうらしいのですが、何百年とたった今もそれは当たり前のように残っています。

多くの山梨県民は無尽と呼ばれる会に所属しており、そのメンバー同士が毎月一度何らかの形で集まります。

殆どは飲み会をするようです。

その際に飲み代とは別で決めた額をみんなで出し合い、それを1人が総取りするというものです。

例えば12人の無尽会があったとして、1人5000円を毎回支払うとしたら一旦6万円が集まりますよね。

メンバーのうち誰か1人が55000円(6万-自分の払った分)を手にするというもの。

もらえる人は毎回順番で変わっていき、年に1回55000円を手にすることができる…みたいな感じのやつです。

僕の地元の山梨県富士吉田市では無尽ではなく貯金会と呼ばれるものがあり、それは毎回払うお金を積み立てて、ある程度たまったらみんなで旅行にいったりするというもの。

まあ同じようなもんです。

多くは金銭目的というよりも親しい友達などとの繋がり的な意味合いが強く、同じ部活や同じ地域などで仲良かった人がそのまま会を作るような感じです。

なので一人で複数の会に入っている人もいます。

必然的に“毎月顔を合わせる”ようになるので、山梨は地域や友人間の結束が驚くほど強いのだと思います。

実際僕の友達、親、じーちゃんもやっていますし、子供の頃からごく自然に「貯金会」みたいなワードは聞いていました。

同級生の子供をもつ親同士がまた同級生で、同じ部活とかやってて同じ貯金会に所属してる場合は親の貯金会に一緒に行くと友達に会える…みたいなのもあったり。

大体みんな20歳ころから会を結成しはじめ、そこから何十年と続くようです。

おじーちゃんによると、会の誰かが亡くなったから解散したみたいな事を確か言っていたので、50年間とかそのくらい毎月毎月集まっていたという事になるのでしょうか。

一般的にはそんな感じですが、政治家が無尽でお金を集めたり、踏み倒すなどの金銭トラブルもあるっちゃあるようです。

居酒屋などでも看板やポスターに「忘年会・新年会・歓送迎会・貯金会(無尽会)承ります」
みたいな事が書いてあったりして、とりあえず地域に根付いている風習みたいなものなんです。

ちなみに僕自身は入ってません。

年末にお客さんが増える理由と同じでは?

美容室は一般的には12月が忙しいと言われてますが、その理由としては”年末年始に人とたくさん会うから”じゃないかと思います。

お正月しか会えない友達や親戚など、久しぶりに人と会う時はなんかこうボサボサとかよりはキレイにしておきたいですよね。

山梨県が日本一染める人が多いのはそれと同じなんじゃないかなー?なんて思うんです。

毎月顔を合わせてる会のメンバーに気を使うというよりは、店でばったり他の友人にあったりする可能性が高いからではないかと思います。

東京ほど店もないですし、限られた選択肢しかないのはみんな同じなので、中学生のときの友達がやってる会と鉢合わせなんて事もあるでしょうし、様々な人と予期せず会ってしまう可能性があります。

そんな時のために「会の前は染めとくか」みたいになるのかも知れません。

実際、東京に住んでる僕でさえ帰省した時に居酒屋、ツタヤ、ファミレスに行くと高確率で誰かしらに会います。

だからなんとなく気が抜けないのかなと。

わかりませんけど(笑)

そんな気がします。

しかし、東京に出て一般的にはそういった会が存在しないという事を知って結構ビビりました。

たぶん”山梨だけ”と知らない山梨県民もたくさんいるのではないでしょうか。

そんなお話でした。

【貯金会】富士吉田で飲み放題付居酒屋を安く貸し切るならレンタル居酒屋俺っちへ。

この記事をシェアする