いやーやばい記事を見つけた。
ロート製薬が『社員の副業を解禁した』というものです。
つまり副業していいよ〜!ってこと。
これはすべての経営者、そして社員が読んだほうがいい気がする。
↓↓↓↓↓
ロート製薬の「副業解禁」が示す本当の意味
ちょっと長いんですけどね。
以外記事から抜粋。
社内チャレンジワークは、土・日・祝・終業後に収入を伴った仕事に就業すること、つまり兼業を認める枠組みだ。社内ダブルジョブは一つの部署にとどまらず、複数の部門・部署を担当できる。どちらも社員からの自発的な立候補によって社内で審査する。社員のプロジェクトによるアイデアから生まれた。
もう一つ本文中で気になったのは【実は法律で副業を禁止しているわけではないし、会社がそれを強要するのは認められてない】とある。
じゃあなぜ一般的に副業を禁止しているのか?と経営者に聞いたら、それは本業がおろそかにならないため・・・と答えるだろう。
たぶん。
だけど、僕自身は副業禁止なんて別にしなくてもいいんじゃないかと前から思っていた。
副業を認めることはお金のためって人は思うかもしれない。
それもあるけど、副業を認めないことで人の幅を広げるチャンスを少なくとも潰してると思
から。
ある時であった美容師がこんなことを言っていた。
『俺は美容師をしたい。だけど仕事としてこんなこともしたいし、あんなこともしたい。だけど今の会社ではそれをやらせてくれないから辞めたい』
その人だけでなく、副業をしたいけどできないと思ってる人は多く、黙ってやってしまってもバレるのを恐れてる人もまた多いように思う。
一定数いるそういう人たちにとってこのロート製薬の取り組みは神改革と言えるだろう。
ゴッドである。
そして、これが一般的に広まれば完全にこれからの日本を変えていくような気がしてならない。
僕が美容師なので美容師の例え話しかできないけど、仮に美容室で考えてみた時に、美容師が副業なんて時間がないし無理だ!って思われるかもしれない。
確かにそうだと思う。
そして社内ダブルジョブ…こういったシステムも多くの店舗を持つ美容室だとしてもやっていない制度だと思うし、いろんな店舗間を移動なんて現実的じゃないかもしれない。
でも、本当に無理なの?って思うし、無理だと錯覚してるだけなんじゃないかってちょっと思うところもある。
会社全体で見ると社員がたくさんいたとしても、数人の社員としか関わらない生活を殆どの美容師はしている。
周りを見ても美容師、美容師、美容師。
ひとつの店にとどまり、ひとつの仕事にとどまり、ひとつの小さなコミュニティで育っていく人材は果たして経験豊かな、知識豊かな人と言えるのだろうか。
僕らのような専門職は別にわざわざ他の仕事をする必要もないが、人との関わりはもっと積極的に作るべきだと思う。
髪の話と天気の話しか出来ないなんて、魅力があると言えるんだろうか。
美容師をはじめ、接客業など人と関わる仕事はたくさんあるが、お客様から話を聞いていてもその人自身の経験にはならないし、お互い深い関係性を持っていないとお客様は詳しくは話してくれないだろう。
だから接客業だからといってここで新しい価値観を得るためにお客様を引き合いに出すのは間違ってる。
お客様はお客様だからだ。
多くの人との関わりや、いろんな働き方、見方、上司、後輩 価値観、そういったものは今いる狭いコミュニティをでてみないと知れないものでもある。
知りたいなら会社をやめればいいとかっていうのはまた違う気がする。
だから会社側がそういうシステムにするのはすごくいいことだと思うし、これからの社会で広い視野を持って活躍できる人がどんどん育つんじゃないかと思う。
いや、ルールはルールだから。昔からそうだから。
そんな声が聞こえてきそう。
『昔はこうだった』『俺らの時代は』『今の若者は』
いつだって上の世代はこういうことを言って新しい価値観やアイデアや可能性を認めたがらない。
それは自分たちのやってきたことを自ら否定したくないから。
僕らの時代にはなかったシステム、やり方、今はそんなのがたくさんある。
昔はないなりに苦労してやってきた。
もっといろんなことをやってきた。
今の子たちの周りにはいろんなものが溢れてる。
甘ったれてる…
そう思う事で過去の自分を肯定してるだけのように思える。
認めることは別に否定ではない。
もし新しい価値観を全く認められないのであれば、今すぐ駅のホームや駅前でタバコをふかしてみるといい。
『昔はどこでも喫煙可だった。』
そんな言い分は通じない。
昔は吸ってた人たちもその常識を認めているって事なんだろう。
喫煙のルールを認める事と、若い世代のアイデアや価値観を認める事と、一体何が違うのだろう?
よく言われるゆとり世代が悪いとかどうとかじゃないと僕は思っている。
いつの世代だって単純に下のことがわからないだけ。
僕も10歳下の世代(今の高校生とか)のことはよくわからない。
だって僕らが中高生の頃はスマホがなかった。
でも今の子たちはある。
そうやって育ってきた子たちが持つ価値観や、思いつくアイデアに僕らが太刀打ちできるわけがない。
理解できるわけがない。
個人レベルでマナーがなってない人や間違っている人はいるのは当たり前で、それはオッサンにだっているのだから世代そのものを否定することは誰にもできない。
でもたとえ理解できなくても、理解しようとすることがきっと大切で、上の押し付けなんかではなく、下の柔軟さに合わせる事をしていかないとどんどん時代に取り残されていくと思う。
それは例え大企業でも、僕みたいな個人経営でも。
伝統と古い価値観の押し付けは違う。
前に高校生の茶髪やピアスはいいか?みたいな記事を書いたけど、僕はずっと前からそんな事を思っている。
去年辺りからいろんな経営者さんとお話させてもらう機会があり、話してみると人それぞれ考えてることが違うのは当たり前なんだけど、そういった姿勢を持ってる人と持ってない人がいることに気づく。
そういった姿勢とは、下を理解しようとするかどうかという事。
その感覚ってもとをたどると多分『新しいもの』に対する執着心みたいなものなのかな〜って思う。
守りに入らないって事なのかなって。
僕はこのロート製薬のCEO山田さんが好きですね。
名言とか共感するものばっかり。
この人のエピソードいろいろ見たけど、マジすごい人なんだと思う。
参考までにこちらもどうぞ↓
僕も今後30歳までに美容室経営と並行して別のビジネスもやっていく予定なので、もしかしたら今後別のビジネスの方では人を雇うかもしれない。
わかんないけど。
だからそういう時に僕もきっと『昔はこうだった』とか思っちゃうんだと思います。
でも言わない。
自分のやってきた事なんて、時代がかわれば意味がなくなるものだってある。
過去を切り捨てる勇気も持って生きていきたい。
上に立つ人間ならなおさらそうなのかな。
この山田邦雄さんの用に。
・・・なんてひとりごとでした。
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