「ねえねえ」
「何」
「カットして」
「無理っす」
「なんで」
「絶対無理っす」
ある日の嫁と僕の会話だ。
去年の9月にここで僕がカットしてから一度も切ってない。
なぜ僕が断ったかというと、理由は簡単だった。
『美容師なら他のサロンへ行って勉強してこんかい!ボケェ!』
というわけだった。
僕自身は毎回いろんなところへ行ってカットしてもらう。
旅してる時は訪れた国の美容室へ。
最近だと青山のLovestいったり、浅草のNiceにいったり(記事にしてない…)、韓国ソウルで切ってもらったりしているわけだ。
美容師がお金払ってわざわざ他の美容室へ行くなんて一見無駄なことのようにも思えるが、僕はそれも勉強だと思い行くようにしている。
まあ単純に気づきがあって面白いんだ。
そこで今回キャンベルにあるサロンを勧めてみた。
祐天寺にあるサロンアンド。
カリスマ美容師が代表をつとめるそのサロンは、なにやらカフェや図書館が融合しているそうで、僕は前から気になっていたんだ。
ぶっちゃけ他にも行きたいサロンはたくさんあるが、なにせ自分の髪はそんなにすぐに伸びないのだ。
だから行ってみたいがなかなか行く機会がなかったので、今回はキャンベルを切ってもらうことにした。
代表の北原さん、通称KITA3にメッセージを送ったところ快く了承してくれた。
今日は僕の店はセルフ改装工事をしていたんだけど、夕方には切り上げて祐天寺へと向かった。
高円寺からだと少し遠いので、あまり来ることがないエリアだから駅からの距離感とか全然わからず、なんかしまいには無駄に200m位タクシーに乗って到着するという意味わからないことをしてしまった。
おお、おしゃれだ。
北原さんがちょうど出迎えてくれた。
ちょろっと立ち話をし、席に通される。
ちなみにキャンベルのBeforeはこんな感じだ。
ササッとカウンセリングをすませ、シャンプー台に通されるキャンベル。
ウィーン
倒されてなんかマジシャンにこれから胴体を真っ二つにされる人みたいな格好に。
シャンプーが終わり、この何とも言えない表情。
何を伝えたいというのだろうか。
僕はその間キャンベルをシカトしていろんなところを見学させてもらった。
なんかスタッフが自力で作ったものも多いらしく、すごく味がある。
アクセサリー販売スペースや
カフェの伝票があるあたり、普通のサロンという感じがしない。
なかでも一番気になったのはこの鏡だった。
普段は申し訳なさそうにでかい鏡の横についているのだが、お客さんの顔についた髪の毛を払うときに活躍するらしい。
ビヨーンと伸びて、その時ばかりは存在感がハンパないことになる。
ほしい…
レセプションあんどカフェ。
そしてカットが始まる。
なんやかんやいろんなことを話しながらの楽しい一時だった。
驚いたのが北原さんはいろんなサロンを経営したりセミナーしたりと大忙しなのだが、合間を見て月に100キロ走ったり、現在はライザップもしてるそうで「一体いつ休んでるんスカ?」と聞かずにはいれなかった。
すごいなあ。
僕なら月に100メーターも走らないですよ。
マジすごい。
そして…
完成。
おお、なんか大人っぽい!
大人っぽいぞキャンベル!
キャンベルも「おお!」とか言っている。
さすがカリスマ美容師。
僕もスタイリングの仕方など、とても勉強になった。
北原さん、どうもありがとうございました!
いやー楽しかった。
またお茶しに行こう。
よし、明日からまた頑張ろう。
明日まだ予約空いてまーす。
連絡お気軽に。
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