尊敬する美容師とか、師匠みたいな人っていますか?
僕には一人の師匠(勝手にそう思ってる)がいます。
シンガポールでケルチャー、ボッテガという美容室を経営する美容師さん。
TOMOさん
遡ること5年くらい前。
死ぬほど悩んでいた僕はある日シンガポールへ旅立ちました。
というのも「海外に行きたい!」と漠然とした夢が見つかったもののどうしたらいいのかわからず悶々とした日々を過ごしていました。
そんな中ふと頭に浮かんだ【海外就職】の4文字。
アメリカ?カナダ?え、どこ?
いろいろと考えていた結果なぜか浮かんできたのがシンガポールでした。
アジアで近いし、英語圏らしいし、なんか名前かっこいいし…。
そんなテキトーな動機でシンガポールに就職することを決めました。
その時持っていた情報と言えば「ビザ?なにそれうまいの?」くらいな感じでした。
英語力に関していうと「B動詞?何それ安いの?」くらいな感じでした。
つまりとてつもなくアホだったのです。
だけど行動力だけはあったため、まずは行かなきゃ始まらんと夏休みを利用してシンガポールへ行ったわけですね。
行ったはいいものの美容室がどこにあるかもわからず、とりあえずオーチャードとかいう表参道みたいなところで道行く日本人を捕まえて「この辺で有名な美容室はどこですか?」と質問。
そして教えてもらったのがケルチャーという名前でした。
「よしひとまずケルチャーに行こう」
巨大なショッピングビルに入ってるその美容室にいきなり行って「今からカットしてもらえませんか」と1言。
するとちょうど予約に空きがあったようで切ってもらうことができたんですね。
その女性の方は日本人。
しかも話しているとなんと、元美容室ZE○kOで働いていたと!
いやービビりましたよね。
僕もそこで働いていたからです。
そんな流れからの海外で働きたいという旨を伝えると、なんと「ちょうどオーナーが今来てるから呼ぼうか?」と言ってくださいました。
そこで登場したのがTOMOさんでした。
自分がなぜ海外に行きたいかとか、わけわからん事をダダーっと話した気がします。
それをウンウンって聞いてくれて様々なアドバイスをくれました。
お金を貯めること、英語を学ぶこと、シェアハウスに住むこと…などなど。
自分があまりにも浅はかで、海外就職をナメてたことに気が付き泣きそうになりましたが、むしろ燃えました。
「ぜってーやってやる」って。
TOMOさんのお陰で目がさめ、明確な目標が見つかった僕は帰国した翌月にシェアハウスに引っ越しをしました。
…そこからいろいろこじれて1000人カットの旅になったわけですが(笑)
旅の中でも2度シンガポールによって会いに行きました。
最後に会ったのは日本帰国直前で、その時は「達成おめでとう」ってなんか高そうなシャンパン飲ませてもらいました。
シンガポールに就職はしなかったけど自分の人生のなかで影響された人ナンバーワンと言っても過言ではないくらいな感じの人なのです。
なので美容師の師匠なわけです、勝手に。
実は今回日本に仕事で帰国することになったそうで、その途中で時間を作ってUp to Youによってくれました。
なんとしかもカットも…
こんな緊張することはなかなかないですよね(笑)
からの焼肉にも連れて行ってくれて…。
本当ありがとうございましたm(_ _)m
嬉しかったです。
なんかそれで、昨日思ったことがあるので最後にちょろっと書きますね。
昨日ブログにも書いたんですけど、1000人の写真をインスタに載せる!みたいなわけわからんものを始めたんですよ。
こちらですね→昨日から始めた1000ショットプロジェクトの記事
まあ今のところは特に大きな意味はないことですよ。
ただ人にハサミ持たせて、夢を聞いて、SNSに載せて…
そんなこと誰だってできますよ。
だから大したことはないんです”今”はね。
でもそんなくだらない事に意味をもたせたくて、そこに自分の存在意義とか感じたくて。
だからやってみよう続けてみようって決めて。
なんとなくですけどね。
そうやってなんとなく始めたことだって、美容師だってなんだって、仕事じゃなくてもどんなことでも最初は上手くいかないのは当たり前だと思うんですよね。
いろいろ試行錯誤したり、考えたり、困ったりする。
だけどやり続けてたらある時イキナリ形が見えてくる瞬間が訪れる。
人から褒められた事だったり、人にパクられる事だったり。
そうなった時にやっぱ嬉しいですよね。
自分自身の成長を感じられるし、自分自身の思いとか気持ちとかが認められたっていうか。
どこまでやり続けたらいいのかっていうのは人それぞれだと思うからわからないけど、だけどその形になったと自分自身が感じられたらそれはもうその人にとってめちゃくちゃデカイものになってるかもしれない。
師匠の髪を切ったことはそんな「継続の大切さ」を改めて気付くいい機会だったように思います。
出会ったときには僕は海外のことなんか何も知らないただのガキで、カットもできないアシスタントで、英語も全く話せなくて。
でもそれから数年たったら自分は変わってて、なんか店持ってて、そこでカットさせてもらって。
進歩ってすげえ(笑)
きっと何事もそうなんだけど、口で言ってるだけでは何も始まらないし、やり続けないと何も残らない。
でも口に出したことを行動に移し、アホだと言われようが無視してやり続ければそれは形になり、いつかの自分が想像もできなかった自分になれる。
ゴールとかはわからないけど、継続により得たお金、人脈、技術、いろんな要素はきっと人生を楽しくしてくれるように思います。
結局自分次第なんだなあって思います。
それにSNSが今や当たり前にあり、友達と連絡をとることもかんたんにできるし、様々なことを知ることもできる。
そしていろいろな出会いが生まれる。
だからブログやらなんやらも続けてて本当によかったなーって思います。
今じゃブログセミナーとかやらせてもらうようになったけど、最初なんか誰も見向きもしなかった。
なんかそう考えると不思議ですね。
あと継続ってこと自体も大事なんだと思うんですけど、きっと誰もやらないような事とか、誰も興味を持たないようなことをあえてやってみるってのもいいのかもしれないですね。
誰でもできるけど、誰もやらない…みたいなしょーもない事ほどいいのかも。
路上カットもそうだったみたいに。
結局いい意味でなんでもいいんでしょうね、人生なんて。
自分が楽しくて、身近な人が幸せなら。
マジでまだ5人目ですけど1000人ショットプロジェクトめちゃくちゃ楽しいです。
スマイリーです。
ぜひ参加してみてくださーい。
応援フォローもよろしくお願いします!→インスタグラム!!もう一度いいます。