明日死ぬとしたら、あなたの生き方は変わるんですか?

久しぶりになんかびっくりする話しを読んだのでつらつら書きたいなと思ったけど、なんだかうまく時間が作れずブログを更新するのが久しぶりになってしまいました。

土曜日東京で仕事をして、日曜は山梨で出張美容室をやってたり、いろんな人と会ってたので書く時間がありませんでした…っていうのはいいわけで、やらなかっただけ。

反省です。

山梨では飲み屋さんを二軒やっているオーナーさんや、美容室のオーナーさんなど様々な経営者のお話を聞いたのですが、そういう事やってる人ってみんなやっぱり似たりよったりなところがあるなーって思ったんですよ。

思考的な部分で。

なんかそれでいろいろ思ったことを書いてみようと思います。

まず、このアメリカでたった2週間で1000万円を稼いだ少女の話をご存知でしょうか?

【奴隷解放のために立ち上がった1人の少女】

両親から手渡されたとある一枚の写真を見て、9歳の少女は憤慨した。

それは、自分と同い年くらいの奴隷の少年が2人、大きな岩を背負って運んでいる写真だった。

彼女の名前はビビアン・ハー。

アメリカフランシスコ州の普通の家庭で育った普通の女の子である。

両親が見せてくれた小さな奴隷の写真は、彼女が革命を起こすきっかけとなった。

「どうして同じ子どもなのに、彼らが奴隷にならなければいけないの?」

ビビアンはさっそく次の日から行動を起こした。

アメリカでは夏になると子どもがレモネードを作って道端で売り、お小遣いを稼ぐ姿が見られる。

彼女が今すぐにできることは、道端でレモネードを販売することだったのだ。

現在、世界には1800万人の児童奴隷がいる。

彼女はすべての児童奴隷を解放するために、家の前の道端でレモネードを売り始めたのである。

雨の日も休まずに販売を続ける彼女の姿に感動した大人たちは、SNSで彼女の姿を話題にし、いつしか屋台の前には行列ができた。

最初は1杯2ドルだったが、途中から「あなたのハートにあるものをください」と値段を定めることをやめ、開店から2週間後には10万ドル(日本円にして1080万円)を集めた。

  Be inspired! から引用

 

アメリカで9歳で起業したこの女の子は2週間で1000万円以上を稼いだだけでなく、さらに上を目指しレモネードを販売する会社までも立ち上げてしまったそうです。

そしてそのレモネードの売り上げの5%は、奴隷労働問題に取り組むチャリティ組織に寄付をしており、現在までに100万ドル以上の売り上げを記録したそうです。

いやー、めっちゃすごいですよね。

やばいです。

彼女曰く、これは人からもらう“Business”ではなく、自分から与える“Giveness”なのだそうです。

Giveはご存知与えるという意味の動詞です。

Businessではなく、Giveness…なるほどなぁと思います。

その感覚にかなり近いものは僕も持っていて、Businessは目先のお金を得ることなのかもしれないけど、Givenessはそうじゃない。

お金に全くならないかもしれない。

だけど、貰うのではなく与えるという感覚で仕事をしたり生きていたりすると、いつかそれがトンデモナイものになって返ってきたりするんですよね。

1年後かも10年後かもしれませんが…

僕もそういう感覚で生きています。

目先のお金より、自分が望む幸せを生きる中で身近な誰かに何かを与える。

人に何かをすること…それがいつかお金に形が変わって返ってくる。

返ってこないかもしれないけど、でも自分が幸せならそれでもいいのかもしれないですよね。

また彼女は「行動の伴わない思いやりは、思いやりではない」と語っているそうです。

言い換えると“口だけの思いやりなんて違う”ってことですよね。

きっとこの言葉こそ、多くの大人は知るべきなのではないでしょうか。

彼女は奴隷開放の為に現実を知った次の日にレモネードを売り始めたそうです。

自分の置かれている環境、能力そのなかで出来る最善のことを考え、すぐに行動にうつしたわけです。

その行動力とスピード感がいかに大切か、また成功するかしないかは、口だけかそうじゃないか…でしかないのだと9歳の女の子が教えてくれてるように僕は思いました。

僕は周りからは「行動力あるよねー」みたいな事を言われるんですが、かつてはそういう感覚ってなんか変なのかなぁってずっと思っていたんですよ。

ですが自分で自分の生活や仕事をマネジメントするようになって3年、今では似たような人と会う機会が本当に増えましたし、周りはそんな人ばかりだったりします。

先日インドからUp to Youに髪を切りに来てくれたインド初のラーメン屋秋平の社長秋元さんもそのような方でした。

40代で大手自動車メーカーを退職し、ラーメンの研究をして単身インドへ勝負しにいったそうで、今ではテレビの取材などもくるそうです。

「やらないと何も始まらない」と思い動き出したと。

そうしたら結果がでた。

いたってシンプルなことなんですよね。

アメリカ人だろうが日本人だろうが何人だろうがみんな同じで行動しない人はしないし、する人はする。

だけど、共通して言えることは「しないよりは絶対にした方がいい」ということ。

じゃないと何も始まらないんですよね。

たぶんそれはみんなわかっているんだけど、やっぱり口だけで終わってしまうのはなぜなのでしょうか。

遺伝子レベルでそういう人とそうでない人と別れてるのかもしれないですね。

 

「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」

どこか忘れたんですけど、この女の子の記事と同じ頃どこかで見かけた言葉で、すごくハッとさせられたんですよ。

よく「明日死ぬかもしれないから後悔しないように…」なんて言葉を聞きますが、その本質の部分って「明日死んでもいいように今日を楽しく生きよう」みたいな感じなんだと思うんですよ。

でもその中でやっぱり「俺はまだ死なない」みたいな高をくくってる部分はあると思うんですよね。

もし急に明日死ぬことが決まったら、今日の生き方が変わるんでしょうか?

まず変わらないと僕は思います。

変わらないというか、変えることができない。

明日死ぬとして、じゃあ全財産を使う?

会いたい人に会う?

美味しいものを食べる?

見たい景色を見る?

たぶんどれも無理なんですよ。

家族にも会いたいし、嫁とゆっくり過ごしたいし、美味しいものも食べたい。

だけどたった24時間しかない。

意外と時間ってないんですよね。

だから結局昨日と同じように過ごすことしか出来ないんだって僕は思います。

いきなり大きな変化はできない。

死神が死の宣告をしていくわけでもないので、結局明日死ぬかどうかは誰にもわからないんですがね…。


「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」

と聞かれたらなんと答えるでしょうか。

80歳?100歳?

人によって違うと思います。

結局どれくらいかはわからないんですが、どれほどの”つもり”でいるかによって変わってきます。

僕は30歳です。

今28歳なので、あと2年です。

え、みじかって思われたと思います。

でも割とマジなのです。

もちろん決まってるわけではないのでそれよりも早いかもしれないし遅いかもしれません。

だけど“どのくらいのつもりか”って聞かれると僕の中では30歳くらいまでなんですよね。

僕には夢があります。

2年後までにやりたい事が山のようにあって、それに向かって日々動いています。

その夢が何かを語ると長くなるのでここでは割愛しますが、僕はそれを必ずやるし、心のそこからやれると思ってます。

でもその先のことは想像もつかないんです。

それはこの先夢に向かって生きてる中で見つかってくるものだと思うし、今決めたとしてもその通りになるとはとても思えないので、まだわかりません。

想像できない未来なんて無いのと同じ。

だから僕の中では30歳まで生きるつもりなんです、今のところ。

あと2年、たった2年。

それしかなければ何事もやらない理由はないですよね。

「あとでやればいいや」とか「お金ないしな」とかできない理由を語る時間さえももったいない。

なんかそんな感覚です。

だから僕は老後の為に貯金をする…という言葉にも違和感を覚えます。

そのワケは、さっきも書いたように老後が想像できないからです。

地元の山梨にいるのか?それとも東京にいるのか?海外にいるのか?

そもそも誰といるのか?

嫁なのか?子供もいるのか?それとも一人なのか?

しわくちゃのジジイになってるのか、飲んだくれのオヤジになってるのか、仕事に失敗してホームレスになってるのか、大企業の社長で長者になってるのか。

誰にその答えがわかるのでしょうか。

その状況で一体いくらのお金が必要で、一体何にお金を使いたいと自分が感じるんでしょうか。

もしかしたらベンツを買いたいかもしれません、もしかしたら安い居酒屋で飲んでるかもしれません、もしかしたら旅行もいけないくらい貧乏かもしれません。

だから僕は老後の心配をする意味がよくわからないんです。

日本の1世帯の平均貯蓄額をご存知ですか?

総務省が公表した2015年の1世帯当たりの平均貯蓄額はなんと「1805万円」で、2002年以降で過去最高を記録したそうです。

そんなにあんの?ってびっくりしたと思います。

年齢別に見ると29歳以下が255万円、30〜39歳が666万円、40〜49歳が1024万円、50〜59歳が1751万円となっており、60歳未満では平均以下です。

最も驚くべきは60〜69歳は2402万円、70歳以上は2389万円という数字でしょう。

以前麻生さんが「そんなに貯めていつ使うの?いつまで生きるつもり?」と発言して話題になりましたが、まさにですよね。

これらの数字の意味するところは、日本人はやっぱり老後を気にしてるってことなのでしょう。

貯めるとか貯めないとか、それはまあ個人の自由なのですが、僕は現実主義なのでそんなボヤケた未来よりも今日とか明日とか1年後とか想像できる範囲の近い未来の夢のほうが大切に感じてしまいます。

そうなると必然的に“想像できる未来のために、今できる範囲で”何かをやらないといけなくなりますよね。

行動するのがすごいとかすごくないとかではなくて、生きるためには行動するしかないとしか僕には考えられません。

少しでもほんのすこーしでも自分や周りを変えていくこと…

それをしないと生き方なんか変えられない。

隕石でも降ってきて明日世界が終わるってなったときにどんなことしたいですか?

好きな人と過ごしたい、家族にまた会いたい、美味しいもの食べたい、たくさん寝たい、きれいな景色を見たい、たくさん笑いたい

いろいろな”最後の過ごし方”が浮かんでくると思います。

その最後にしたい事をするのはいつなんでしょうか。

今日なんでしょうか、明日なんでしょうか、1週間後なのでしょうか、それともしたい事を結局できずに死んでしまうのでしょうか。

好きな人と過ごしたいならラインを送ってみたらいい、美味しいものを食べたいなら仕事頑張って稼げばいい、きれいな景色をみたいなら航空券を探せばいい、たくさん笑いたいなら幸せになればいい

逆に言うとラインを送らなければ、仕事を頑張らなければ、航空券を探さなければ、なにも起こらない。

何も今と変わらない。

そう考えると理想の生き方を手に入れるには自分がいかに小さな変化を今この瞬間に起こすかどうかなんですよね。

レモネードを売る事はそんなにすごいことではない。

何もない少女がレモネードを売ろうと行動したことがすごいんですよね。

僕にも、このブログを読んでくれてるあなたにも、今何かすこーしの変化を起こすことは出来る。

その小さな小さな波がいつかビッグウェーブになるのかもしれないですね。

9歳の女の子のストーリーを読んでハッとするものがあり、自分に言い聞かせる意味でもここに書いてみました。

同じストーリーを読んでも動かない人は動かないだろうし、動く人は動くのでしょう。

でもどちらがいいのかはたぶん全ての人がわかっているはず。

自分自身に聞いてみたらいいかもしれません。


「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」

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