いろいろ書きたいことがあるのだけれども、旅日記続き。
前回の記事はこちら。
2015/7/4
ダーウィン研究所でガラパゴスゾウガメを見てテンションぶち上がり(3分くらい)になった僕らは一通り研究所内を見まわり、海の方に行ってみました。
人がいなくて超穴場的なその岩場は、なんかガラパゴスに来た感が満載に感じられる場所でした。
黒い溶岩みたいな岩にチラチラ見える赤い色。
なんかちょっと不思議な形をしたカニみたいなやつ。
人間が近づくと秒でどっか行ってしまいます。
ガラパゴスはやっぱなんかいろいろいるんですね〜珍しいやつが。
イグアナは割とどこにでもいるのでもうちょっと見飽きてしまいました。
カッコイイですけどね。
「チッ」とか「クソ」とか「大人なんかクズしかいねえ」とか言っている不良高校生みたいな顔してます。
よく見るとトサカないやつとかもいるんですよね。
殺しの鳳仙の生徒でしょうか?
美藤によろしく。
いろんな海行ったけど、こんなきれいな水もなかなか見たことない。
透き通るような海。
沖縄とかもこんな感じなのかな。
ゆうやくんと話してました。
「男二人でロマンチックだね…」
「そうですね…」
こういう場所ってのはやっぱ彼女ときて水をパシャパシャやりあったり、イグアナについて語り合ったり、将来のし合わせについて考えたりするもんなんでしょうね…
そう考えると、なんか切ないっすね…
男二人でね…
なんとなく海見るくらいしかないっすよね…
サンゴとか拾ってもこうテンションあんまり上がらないですよね。
「これ二人の宝にしよ!」とか100%ないですもんね。
燃え上がるような日差しと対象的に割りと冷め気味になった僕らはダーウィン研究所をあとにしました。
街に戻って暇なのでブラブラ。
プエルトアヨラは本当に狭い街なので特にこれと言って何かがあるわけではありません。
暇なときはたいてい昼から飲んだくれると相場は決まっているのですが、観光地なのでビールも泣くほど高いわけですよ。
世界一なんじゃねえの…
だって350mlのビンがですよ!
4ドルてあんた!
1ドル125円とかだったので1ビン500円てそんな馬鹿な話ありますかと。
どんなに物価高い国でも缶やビンのビールなんて安く売ってます。
お酒がダメな国でコッソリ売ってるとこでも200円とかで買えましたよ。
仕方なく買ったとしても灼熱のエクアドルなので(エクアドルは赤道という意味)外で飲んだらすぐぬるくなります。
レストランにでも行こうものならビールが7ドルとか8ドルとかするわけですよ…
ビール一杯875円て!コラ!
はあ…
ため息をつきながらショボくれたスーパーがあったので入ってみたのですが、そこでもやっぱり同じ値段。
え?なんなの?ガラパゴスなの?
マジ無理、マジ生きてけない…。
なんか安い酒ある?って店員に聞いたら11ドルのよくわからないビンを渡されました。
なんかウォッカとかそっち系なノリっぽいやつです。
節約のためには仕方ないか…とそいつを変わりに購入。
ちなみに飲まないという選択肢はない。
暇なので。
それにしてもビール一本くらいやっぱ飲みたいので、やっぱりそこはビールも購入。
えっガラパゴス10日も滞在するのに出費やばそうやん…
テンションさげぽよのまま宿へ向かう途中でなんか港っぽいとこあったのでたちよってみると…
カニの野郎が馬鹿にしたようにこちらを見ています。
クソが。
そんな感じで完全にやさぐれていたわけですが…
突然出会ってしまいました。
天使に。
アザラシしゃん。
暑いのか眠いのか現実逃避なのかわからないけどめっちゃ寝てる。
よく見ると割といろんなとこにいます。
アザラシってこんな西成のオッサンみたいに街で普通に寝てるもんなの?
もっとこうレアキャラじゃないの??
と思ったけどペリカンとかイグアナが当たり前にうろついてるガラパゴス諸島ではそれも不思議じゃありませんでした。
いや…しかし可愛い。
さげぽよのテンションもアザラシしゃんのお陰でちょっとあげぽよになりました。
でもアザラシに見とれていたらビールがぬるくなってしまったので、やっぱり再さげぽよでした。
続く
世界一周1000人ヘアカットの旅
2015/7/4
切った人→1006人・62ヶ国籍
世界一周→33ヵ国・446日目