そのうち時代が俺に追いつく。だから先に行って待ってるよ、この戦人時代を。

なんか意味のわからないことを書きたくなった。

時代とは一体なんなんだ。

よくおっさんが「俺達の時代は〜」と挨拶代わりに言ってくるけど、時代とはそもそも何なんだ。

調べてみると、“時代(じだい)とは、時間の継続性の観点で特徴を持った1区切りを指す。観点によって様々な使われ方がある”とのことだった。

特徴をもった1区切り…

なるほど。

そこに長さの決まりはあるのかないのかわからないが、時代というのはその”特徴”が変われば移り変わるということなのだろう。

たとえばワンピースの世界は大航海時代という。

16世紀にはカリブ海にもリアルに海賊がいたそうだ。

その頃我が国日本ではあちこちで争いが起こっていた。

馬に乗り、刀や槍を振り回し、敵将の首をとる。

戦国時代だ。

戦国時代は読んで字のとおり、”国と国が戦う”時代だった。

それが普通だった。

だけど、今の時代船乗って暴れてるやつとか馬に乗って刀振り回してるやつとかいない。

もしいたら銃刀法違反だとか殺人罪だとかで逮捕されて一生が終わる。

大航海時代や戦国時代はそういう人たちが当たり前にいて、そういうことをする”特徴”があったというだけの話。

テクノロジーの進歩なのかなんなのか、いつしか人は船に乗って暴れることも合戦をすることもなくなった。

その結果今僕達が暮らす時代がやってきた。

平和だ。

ニュースを見たって「芸能人の誰々が結婚!」とか「熊谷の気温が40℃!」とかそんなニュースばかり。

たまに危ない事件や事故は起こるけど、戦国時代にくらべたらだいぶ平和だ。

じゃあ今の時代の”特徴”ってなんなのだろう?

ふとそんな事を思った。

少し考えたら答えがわかった気がした。

“戦人時代”だ。

戦国時代ではなく戦人時代。

なんと読むかは僕もよくわからん。

今作った。

今の時代、国と国はもう戦ってない。

いや、世界規模で見ると戦ってるところもあるけど、日本国内ではもう戦ってるところはない。

いや、あるか。

静岡と山梨の富士山はどっちのものだとか、鳥取と島根のどっちが田舎だとか、栃木と茨城のどっちがすごいかとか。

しょうもない争いはあるかもしれないが、鼻で笑ってすむ程度だ。

かつての越後VS甲斐とか、駿河VS尾張とかそういうのはもうない。

だけど、もしかしたらその時代よりも今は戦いが激しいのかもしれない。

個人レベルで。

戦国というのはもちろん団体、つまりチーム戦だ。

サッカーとかラグビーみたいなもんだ。

違うか。

でも今は個人戦の時代に僕は思える。

ただ16世紀の日本と違い、武器は刀でも火縄銃でもない。

インターネットだ。

みんなが手にしてるスマートフォンだ。

たとえば合戦の最中手ぶらで口笛吹いてたらすぐ首を飛ばされてしまう。

武器を手に取ることはその場に立つ絶対条件だったはずだ。

ただ持ってるだけでもだめ。

使い方を知らなければ結局首が飛ぶ。

武器を持ち、使い方を知り、初めて【勝つ】というステージへ行く切符を手にできる。

あとはうまくやれるかどうかだ。

今の時代でいうところの”それ”はインターネットだと思う。

まずスマホを持ってない人とかはいないと思う。

そうなるとあとは使い方を知ってるかどうかということになる。

スマホの操作方法の話ではない。

検索することや、ラインでスタンプを送ることなんか誰でもできる。

50代のうちの母でもできる。

自分のためにどう使うか?将来のためにどう利用するか?

そこを知らないとなると現代で刀を振り回してる人はいないと言えど、首は飛んでしまうのかもしれない。

戦国時代に負けはない。

負けが意味するものは死だ。

後悔することさえできない時代だった。

じゃあ現代はどうか。

命があればなんとでもなる。

そうかもしれない。

でも今の時代のほうがよっぽど厳しいと僕は思う。

命のやり取りはしないけど、勝つか死ぬか、キレイにその二択しかない。

負けはない。

ロボットに仕事を奪われるとか最近アチコチで聞くが、それは嘘ではない。

一生懸命嘘を言う人なんてこの世にいない。

多くの人が一斉に嘘をついているとは僕は思えない。

だから危機感を感じることもある。

仕事を奪われた人はロボットに負けたということになるのだろうか。

そんなにヌルいとは思えない。

負けたではきっと済まない。

勝てなければ生きていくことはできない。

“個”というものが注目されるようになった今の時代、たとえ団体に所属していようとも、個は持つべきだと僕は思う。

会社に所属してようが、新入社員だろうが、武器は持たなければ生き残れない。

そして武器の使い方を知らなければ生き残れない。

どこかに所属しててももう誰も守ってくれない時代になってるのかもしれない。

それが”特徴”だとしたら戦人時代というネーミングはあながち間違っていないような気もする。

結局戦場で口笛を吹いてるような人は首を飛ばされる。

それは21世紀の今だってきっと同じだ。

「なんとなくこれからの時代は大変そう」

きっと誰もがそんな事をうっすらと思っている。

たぶん正解だ。

もっと激しい戦いが幕を開けると僕は思ってる。

時代は少しずつ少しずつかわる。

特徴も少しずつ少しずつ変わる。

だけど流れは恐ろしく早い。

少しずつ少しずつ、急激なスピードで今の時代は移り変わっている。

だからその少し先の時代の特徴は何か?ということにアンテナを全開にしておかないとおいていかれる。

移り変ってから気づいてももう遅い。

対応に追われてる間にどんどんおいて行かれてしまう。

戦場で戦局を読めない人は敵に囲まれてアッサリ討ち死にしてしまうかもしれない。

つまりそういうこと。

戦局を読む。

つまり先手をうつ。

今はそれがすごく大切だと思う。

2014年、スマホという武器はとりあえず持っていた僕は使い方を一生懸命考えた結果ブログとSNSを始めた。

2015年、使い方を少し覚えたからより深く武器の勉強した。そしてそれを仕事にしてみた。

2016年、美容室をオープンさせたと同時にインターネットにもより力を入れはじめた。

フリーランスとか個が騒がれる時代がやってくると思ったからフリーランス美容師のオンラインサロンを作ったんだ。

その年、ほとんどの人に鼻で笑われた。

「何をやっとるんだこの若造は」「俺達の時代は」

そんな声も聞こえた気がした。

だけど2017年があけた頃、時代は俺に追いついた。

ほとんど見向きもされなかった物を評価してくれる人が現れた。

1人や2人ではない。

そして気づけば賛同してくれる仲間が100人を超えていた。

先手を打ったから、勝ちだ。

なぜならもう確立させることができたから、今更戦うことはない。

少し後ろでいろんな敵が戦っていたとしても、のらりくらりかわせばいい。

後からやんややんややってる人とまともに戦う必要はもうないんだ。

そんな事より次を見ることのほうが大事。

2017年、今度は教育が騒がれる時代がやってくると思ったからオンライン美容師アカデミーを作った。

今のところ鼻で笑われてるかもしれないが、来年には時代が俺に追いつくはずだ。

その頃にはもう確立されてるはず。

みんなが戦い始めた頃には一人で先に行っているだろう。

だから僕は敵が少ない”今”戦っている。

よく「新しいものを作ってる人」みたいな事を言われるけど、それはそう。

わざとそうしてる。

それが僕の戦い方。

僕は美容師でもあるからハサミも武器だ。

だけどインターネットという武器も使って、戦っている。

今の時代は戦ってでも何かを始めないといけない。

人に批判されても馬鹿にされても先手を打たなければならない。

何かはなんでもいい。

それぞれ好きなこと、やりたい事をやってみればいい。

ただ成し遂げるためにはインターネットは必要不可欠だ。

今時伝書鳩なんて流行らない。

使い方を知らないとどんどん周りの人にも時代にもおいていかれる。

置いて行かれたら待っているのは死かもしれない。

なぜなら今は戦人時代。

今馬鹿にされても、今クソ味噌言われても、先手をうったほうがいい。

確かに厳しい時代だけど、何をやるにもすぐ始めることができるし、何かを始める時の壁もほとんどない。

僕は少し先に行って待ってるよ。

時代が追いつく

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