フィリピンマニラの日系美容室事情について。カット料金や給料や生活のお話。

先日フィリピンで美容師をしているという日本人の方から連絡が来て、昨日お会いしてきました。

その方は代官山とマニラにあるHide2Aという美容室の店長さんでした。

美味しいと有名な韓国料理店に行こうということになり、そこで待ち合わせ。

奥様がどうやらキャンベルの大食いブログをたまに読んでくれてたらしいです。

それで「とりあえずアイツら肉っしょ」的な感じで韓国料理を選んでくれたようでした(笑)

キャンベルの影響力が最近あなどれません。

ご飯を食べながらいろいろとフィリピンの美容室事情について伺ってきましたのでちょっと書いてみようと思います。

フィリピンのローカル美容室事情

フィリピンには日本と同じように床屋(Barber)と美容室(Hairsalon)があります。

フィリピンの床屋

フィリピンの床屋

やっぱりメンズは床屋で、女性は美容室に行く割合が多いようです。

とても面白いのが、フィリピンの美容師にはゲイがとても多く、一般の女性も「ゲイのが腕がいいのよね」みたいな事を言っています。

美容師のおかまさん

おかまさん

価格は床屋だと50ペソくらいが多いように思います。

※現在は1ペソ=2.14円

入り口のドアもなくて狭いようなところだと40ペソくらいで最安値です。

フィリピンの床屋

日本円にして100円以下でカットができると!

すごいですね。

基本的には街を歩くと似たような床屋さんを多く見かけます。

ですがやっぱりピンキリで、値段が上がるにつれて綺麗さやサービスなどは変わってきます。

今回かなり驚いたのがセブで発見したこの床屋さん。

セブの床屋さん

おしゃれ

セブの高級住宅街にある小さいテナントが集結したような小さなショッピングセンターで見つけました。

店員さんはネクタイをしめ、オリジナルっぽいエプロンをつけています。

店内もかなりスタイリッシュ。

大好きな内装で、めっちゃガン見しているとあることに気が付きました。

お、お酒が並んでおる…

そう、そこはお酒が飲める床屋だったのです。

ビールが飲める美容室をやってる(やってた)僕からしたらこれはもうテンションバク上がりです。

その時友達といたのですが、一緒に入ってみました。

バーカウンターでは可愛いお姉さんがお酒を出してくれます。

なんかよくわからないのでlondonなんちゃらというウイスキーを注文。

バーと床屋

200ペソ(約430円)

めっちゃ少量ですがかなりいいお値段。

瓶ビール1本40ペソくらいで飲めることを考えるとかなり高め設定です。

そしてカット料金も…

フィリピンの床屋

カット360ペソ。

770円くらい。

いや、日本からしたらそれでも安いんですよ。

でも日本での価値観に換算したら、床屋でカットして1万円払うみたいなもんだと思います。

かなり高級です。

一方美容室はカットだけでなくマッサージやネイルやマツエクやブラジリアンワックスとかが一緒になっているところが多いです。

ガチ美容室もたまにありますが、ネイルくらいはどこも一緒になっているような気がします。

こちらも値段はピンキリで、ショッピングモールなんかに入ってるところだと少し高いように感じます。

マッサージなんかが一緒になっているような街の複合サロンはカット50ペソほど。

ちょっと良いところだと100ペソとかも見かけました。

カラーリングは350〜という感じで、長さやデザインでおそらく変わるのでしょう。

フィリピンゲイ美容師

ゲイ美容師

しかし海外の美容室や床屋は値段でサービスがガラッと変わって面白いですね。

最安値のところとか床に落ちた髪はきませんからね。

「最後にまとめてやればよくね?」みたいな感じで(笑)

日本にはあまりない感覚です。

本当はカットを体験してきたかったのですが、フィリピンで今流行りのマッシュルームカットにされると嫌なのでやめました。

※マッシュルームカットとは周りをほとんど刈り上げて、トップのみキノコのように残すスタイル。みんな中途半端に伸ばして頑張ってしばろうとする。

マニラの日系美容室事情

僕は結構その先々で日経サロンで働く美容師さんと会うことがあります。

日経サロンもピンキリな部分もありますが、大体の相場はみんな同じなので1、2件参考にすると大体わかります。

Hide2Aでのヘアカット料金はなんと2000ペソだそうです。

先程の360ペソでも十分いい値段なのに、更にその6倍もの値段と思うと驚きですね。

日本円換算したら4300円くらいなので「そんなもんか」と思うかもしれませんが、ここはフィリピンですからね。

料金表をスクショしてみました。

ほかもまあまあ高いですね。

ちなみによくわからないと思うのでなんとなくフィリピンの物価をチラッと書いてみます。

  • トイレットペーパー 10ペソ
  • ビール(コンビニ) 40ペソ
  • ペットボトルの水 15ペソ
  • タクシー初乗り 40ペソ
  • 庶民的食堂で1食 45ペソ
  • 屋台の焼き鳥 5ペソ

ざっとあげてもこのような感じです。

2000ペソって考えたら焼き鳥400本食えちゃいますからね…

キャンベルが喜んじゃいます。

ですがそれほどの値段設定でもお金持ちのフィリピン人や日本人の方がたくさんやってくるそうです。

すごいですね〜。

ちなみにまだマニラにはそこまでたくさん日系サロンがあるわけではないようです。

でもバンコクやシンガポールのようにフィリピンでもこれから増えまくるのでしょうね。

Hide2Aでは現在フィリピンのスタッフさんも働いていて、突然謎の理由で休んだりするので大変だそうです。

「昨日食べすぎた」とか「雨すごいから」とかそういう理由でフィリピン人は平気で休むらしいです(語学学校の先生談)

日本だったらブチ殺されますね(笑)

フィリピン人と日本人のお給料

これは教えてもらった話なのですが、フィリピンでは給料最低保証が1日1000円くらいなのだそうです。

なので月給はおおよそ15000〜20000円くらいのようです。

弁護士とかでさえ3万円台らしいので、全体的に給料は少ないのでしょう。

ちなみにかの有名なドゥテルテ大統領はまさかの月収9万円くらいらしいです。

ホントかどうかは知りませんが…

でも外で食べてもご飯1食100円とかそういう世界だから別に給料2万円でも全然やってけそうですよね。

ですがフィリピンには貧しい人が多いです。

その理由が、家族が多い割に働かない人が多いからだそうです(子供含め)

だから給料も生活費に消えてしまうと…

それに比べるとやはり日本人はもらえる額が違うので、フィリピンでの生活も当然かわってきますね。

気になる日本人美容師さんの給料ですが…

ざっくりやんわりですが…

日系美容室店長という立場での給料は…

「フィリピンでは富豪」

とのことでした(笑)

まあそうですよね。

物価が安い国で駐在員として暮らしてる人は大体みんなそうです。

プライベートプール付きのマンションに住んで、送迎もいて…みたいな生活をしてる方に今までもたくさん会ってきました。

しかも会社が家賃負担のパターンもあるので、物価が安い国で日本と同じ給料そっくりそのまま貰うからお金溜まって仕方ないみたいなこと言ってた人にも何人か会いました。

羨ましい限りです、ほんと。

しかしホントフィリピンは人もいいし物価も安いし、住めたら楽しいだろうなーと思います。

海外進出したいという美容師さんも最近かなり多いですよね。

タイとかシンガポールとか上海とか人気ですが、フィリピンはまだまだライバルもすくないのでおすすめです。

この記事が何か参考になればなと思います。

そしていろいろ教えてくれたHide2Aの茂木さん、奥様本当にありがとうございました。

しかも「キャンベルにたくさん食べさせたいから!」みたいな感じでご馳走していただいて…

本当にキャンベルも遠慮せずたくさん食べてしまって…

ありがとうございました。

でもキャンベルは帰りにコンビニでチキンとハムチーズサンドを買って食ってました。

明日はフィリピン最終日なので「食べ放題行きたい」とか言ってたので多分行くと思います。

またレポートいたします。

キャンベル大食い記事↓↓

この記事をシェアする