忘れちゃったけどもちょっと前にもなんかで「美容師逮捕!」みたいなニュースを見たような…
今度は不正アクセスで逮捕だそうです。
ほぉ〜
以下ニュースから一部引用。
不正アクセス禁止法違反などの疑いで逮捕されたのは美容師の小沢巧容疑者(32)。警察によると小沢容疑者は今年1月、以前勤務していた美容院の管理システムに不正アクセスし、顧客からの予約メールが自らの携帯に届くように設定した疑いが持たれている。
どういう事なんだと思ったけど、IDとパスワードがわかれば大抵なんとかなりますもんね。
なんか現代ならではって感じですね。
昔だったらカルテパクってくとかそんな感じなのでしょうか。
でもこれ本当よくないですよね。
不正アクセスが良くないのは当然なのですが、なんと言うか未だにあるこの風潮…
そもそもなんで不正アクセスしなきゃいけなかったのかってことですよ。
ほぼ100%間違いなく、辞めるときにオーナーから「顧客もってくんじゃねーぞコラ」という圧力があり、担当していたお客さんに伝えられなかったのだと思います。
だからコッソリアクセスしてお客さんに連絡をとったんじゃないかと。
自分の独立や職場を変えることを伝えられる環境だったらコッソリやるわけ無いですからね。
「お客様には黙って辞めろ」「店の顧客だから」
みたいなアレ、逆効果だと思うのは僕だけでしょうか。
選択権は誰にある?
オーナー、美容師、お客さんのうち、どこの誰に髪を切ってもらうかを選択するのは当然お金を払うお客さん。
本来美容師側が決めることではないはずです。
今までスタッフのためにたくさんコストを払って集客したり、辞めてくスタッフに給料払ってきていろいろ教えてきたりした背景があるから「店の顧客をとるな」と言いたくなるのはわかります。
でも本当は“それさえも含めて”の美容室ビジネスなんじゃないでしょうか?
集客コストをかけて、人件費をかけて、生産性を上げる。
人を雇うというのは生産性をあげるために必要な事なわけで、集客もそのために必要な事。
雇われた人は店の売上を上げるためにせっせと働くわけで、その結果美容師個人に絶対お客さんは少なからずついてしまうものです。
美容師は頑張るわけですから、接客も技術も磨いて。
逆にお客さんがつかないとオーナーからしても困るくらいのもので、もっとやれもっとやれとケツを叩きます。
そういうビジネスモデルを選んでて「お客さん持ってくな」はかなり無茶があります。
それなら最初から1人でやるなり1000円カットみたいにすればいいのにっていう…。
どうしても持ってかれたくなかったらスタッフには全員仮名、SNS禁止くらいやればいいと思います。
そうなるともうただのロボットですけどね
SNSがあるから無理
ネットで検索したり、SNSで検索したら案外見つかってしまうものです。
ブログ、フェイスブック…など何かしらはみんなやってるからです。
実際にもこの小沢さんという逮捕された美容師も、名前を検索していろいろ出てきたのかSNSアカウントとか前いた店とかアレコレ情報をまとめたものが流出しまくってたます。
こわ…。
年配の方は検索して見つけてきてくれるというのはないと思いますが、その他の世代の方でしたらそういうスキルをすでに持ってます。
だからドロン!と消えるのは現実的にちょっと難しい部分もあります。
なので美容師はお客さんに対して自分が独立するとかやめるとか直接的に名言せずとも”ブログやSNS”をサラッと紹介しておけばそれで波も立たず穏便にすむと思います。
この手の話題になったときに必ず蚊帳の外なのが本来選択する権利があるはずの顧客の方々です。
店が気に入ってる場合は店に来続けるし、美容師が気に入ってる場合はどこへでもついていってくれます。
本当はすごくシンプルなんですけどね。
最後になんですが…昔働いていた店で指名でずっと来てくれてた方からこんな話をされたことがありました。
『前に行ってた美容室でずっと担当してくれてた美容師から「今◯◯で働いてるので来てください」って手紙がきて店から勝手に個人情報を抜いてるようで腹がたった』
と…。
いくら長く担当していても仲良くても、やっぱり個人は個人ですしお客さんはお客さんなので、勝手にご連絡はマズイですね。
良いと思ってるのもまた美容師側の感覚がズレちゃってるだけなのかも知れません。
何かと気をつけなければですね。
ホント、一体いつまでこのオーナーと美容師のこの無益な争いは続くのでしょうか。