いやー、電話されるの嫌いなんすけどね…僕。
なんかブログとか書いてても鳴るし、髪切っててもなるし…
特に仕事してるときとかあとでかけ直すからまっとけや!と思うので、いつもサイレントです。
だから結局気が付かない。
そんで忘れる。
そんなんだからプライベートの電話はとうの昔に解約したし、お店のHPのところからも消去しました。
そんな僕がかけたわけですよ。
鬼電です、鬼電。
厚生労働省に。
いや、まあなんていうんですか、その…
気になることがあったのでね…。
先日書いたこの記事。
理美容師の技術を教え合ったり、考えをシェアしたら良いんじゃないかな?と思ってオンラインで学べるグループを作りました。
まだ作ったばっかだけど、一応美容師のカットやカラーの技術の記事とかは読めるようにはなっています。
今後はそのグループで技術と知識と情報のシェアをやってくつもりです。
それに当たり疑問が…
“美容師って顔剃り練習するのはいいの?”
ということ。
理容師免許なしだとお店(店に限らずだけど)では施術することができません。
それはわかってるからやらないんだけど、練習するだけならどーなんだ!?と思ったわけです。
保健所言って聞いてこようかなーでもめんどくさいなー荻窪まで行くの…
なんて思ってたらそのグループに入ってくれた女性理容師の方からこんな問い合わせが。
「マツエクって教えてもらえるんですか?」
そ、そうか…!そういえばマツエクも美容師免許必須やった!
その方は海外にこれから行くらしいので、日本で技術を学んで海外に行ってからやれたらどうかな?と考えたようです。
海外でやるぶんには日本の法律関係ないですしね。
ということで意を決して、荻窪に向かうのはめんどくさかったので大元の厚生労働省に鬼電してみました。
厚生労働省に人生初の電話
ぶっちゃけ練習と言えどウィッグでやるわけにもいかないので、当然人間相手にやります。
ということはやっぱりアウトなんじゃない?と思いながらかけて見ました。
プルルルルル…
ガイダンスに従い、生活衛生課に繋いでもらう。
「はい、生活衛生課○○です。」
「あの、理容師法と美容師法のことについてお伺いしたいのですが… 」
「いま担当者がいないのでまたかけてください」
「あ、そすか。ういす。」
いませんでした。
お昼時だったのでそばでも食べていたのでしょうか。
2時間後、眠気が襲っているであろう時間を狙ってかけてみました。
プルルルルル…
ガイダンスに従い、生活衛生課に繋いでもらう。
「はい、○○○○課○○です。」
「あの、理容師法と美容師法のことについてお伺いしたいのですが… 」
「あ、こちらは○○○○課なので管轄外です」
「あ、ハハ。そうでか。わかっました。」
内線の番号を間違えていたようです。
テンパりました。
3度目の正直…
プルルルルル…
ガイダンスに従い、生活衛生課に繋いでもらう。
「はい、生活衛生課○○です。」
「あの、理容師法と美容師法のことについてお伺いしたいのですが… 」
「はい。どういったないようですか?」
〜中略〜
「はい、それでは。」
「ありがとうございます!」
厚生労働省の答えは
- 理容師、美容師の免許がなくても技術を学ぶのはOKなのか?
- その際のモデル(人間)での練習もOKなのか?
- その後海外でやる場合はどうなるのか?
ザックリいうとこういった質問をしてみました。
厚生労働省の答えは以下のようなものでした。
【理容師、美容師の免許がなくても技術を学ぶのはOKなのか?】
これに関しては全然問題ないとのこと。
教えることに関しては法律どうこうではないので、教えるのも教わるのも違反にならないそうです。
【その際のモデル(人間)での練習もOKなのか?】
実際練習して技術習得するとなると、人間でやらないのは無理です。
その辺も説明した上で言われたのが
「モデルさんになる人、教える人が了承していれば違反にはならない。ただし、教える人がいないところで不特定多数の人で練習したり、了承を得られてない状態(免許ないことを黙ってたり)でした場合は違反になる可能性はある」
とのことでした。
つまり教える人、教わる人、モデルさんの3人が”免許ないけど練習のためにやるよ”って事をしっかり理解して了承した上でやるならOKってことでした。
ビックリ。
【その後海外でやる場合はどうなるのか?】
この質問に関しては「日本を出てしまえば日本の法律ではなく現地の法律が適用になるので、現地で規制されてない限りは大丈夫」とのことでした。
なんか意外な結果…。
でも理美容師にとっては朗報でしょこれは。
まとめると
- 教わるのはOK
- 人相手の練習でもみんなが了承してればOK
- 海外でやるのはその国がOKならOK
- 日本では技術ができても免許がないと施術したらアウト
- 免許ない事を黙って練習したらアウト
ということでした。
日本でお客さんにできないなら意味ないじゃんと思うかもしれませんが、例えば近いうちに法改正して理美容免許が統合されたら、その瞬間から理容師もマツエクやってOKになるということです。
いつか来るその日のために、理容師もマツエクを学んだり、美容師も顔剃りを学んでおくと、改正&施行した瞬間から武器になるということ。
それに今後ワーホリとかで海外で活動していく予定の方に関しては法律が関係なくなるので、事前に日本で学んでおくのはかなりプラスになります。
そう考えると超朗報ですね、これは。
してみるもんですね、電話。
ありがとう電話。
ちょっと好きになりました。(ウソ)
ただ、このブログを書くにあたり1つ注意点をあげておきます。
これを読んだからといって免許ないことを黙って練習したり、実際に施術して免許剥奪なんてことになっても僕は責任とりません。
ルールを守らないリスクはそれなりにあると思います。
それだけ。
僕はグループという身内でやっていくので、その辺は心配してないです。
先日書いた記事を見て理容師さんも入ってきてくれてるので、これから面白い事になりそうです。
技術や知識のシェアは理容師、美容師、お互いにとってすごくプラスになるはずなので、楽しみです。
今既にたくさんいるメンバーの90%以上は美容師ですが、理容師もこれからもっと増えてほしいなと思います。
いやーこれでシェービング学べる。
誰か教えて下さい。
中東とかアフリカ行って顔周りピチイィ!!ってやりまくりたいです。
ワクワクする。
今日はこれから理容師さんの飲み会に参加させて頂くので、酒のツマミにこのネタ持ってこ。