先日カンボジアにある第3の世界遺産サンボープレイクックに行ってまいりました。
そのレポを書いてみようと思います。
言わずと知れたアンコールワット、そしてプリアヴィヒアという遺跡も世界遺産に登録されています。
今回行ったのは2017年7月に世界遺産に登録されたある意味ホヤホヤな遺跡。
素晴らしい場所でした。
コンポントムからサンボープレイクックへ
サンボープレイクックはカンボジアのほぼ中央にあります。
首都プノンペンとアンコールワットがあるシェムリアップのちょうど中間にあり、どちらの街からも車やバスで4時間ほどで行けます。
サンボープレイクックの最寄りの村には宿などもないため拠点は“コンポントム”になり、今回はそこからトゥクトゥクで行ってみました。
※こちらはコンポントムの記事↓
朝8時、宿にトゥクトゥクのおっちゃんがお迎えに来てくれて出発。
路上で声をかけられて「往復15$」とのことだったのでお願いすることにしました。
コンポントムの街自体もかなり小さく、トゥクトゥクで10分も走ればもうこんな景色。
40分ほど走るとサンボープレイクック最寄りの村に到着します。
特に何もありません。
こういった家がポツポツとある程度で、あとは自然って感じでした。
遺跡の入り口でチケット3$を購入し、中へ。
ほとんど整備されてる感じはなく、ゲートらしいゲートもありませんでした。
なんというか、道があって、いきなり遺跡…みたいな。
ジャングルのような森のようなところを少し歩くとすぐに遺跡が現れました。
7世紀初頭につくられた古代都市
なんかタイのアユタヤともまた違い、アンコールワットとも違う遺跡。
人もおらず、ひっそりとした森の中にたたずむ姿はとても神秘的に感じました。
サンボープレイクックはクメール語で「豊かな森の中にある寺院」という意味で、7世紀初頭にチェンラ王国のイシャーナバルマン1世という人が建てた寺院なのだそうです。
トゥクトゥクのおっちゃんが持ってたガイドブックによるとあと2人なんとか1世がいて(英語だったからわからん)、その人達もその人達の時代に寺院を作っていったのだそうです。
森の中に25㎢もの広範囲にわたって遺跡が点在しています。
僕が見たのはその中の3つの遺跡群だったのですが、なんというか手付かずの森の中でただただ膨大な時を過ごし人から忘れられた遺跡…という感じで、静かにひっそりと眠るような印象でした。
ちなみに7世紀といえばアンコールワット周辺の遺跡より400年以上も前らしいですね。
そんなめちゃくちゃ昔のものが現代でもキレイに残ってるので世界遺産になったようです。
不思議な古代都市
最寄りの街コンポントムから30キロ、本当に何もない広大な森の中でなぜこの様な都市を作ろうと思ったのか?
ペルーのマチュピチュなんかもそうですが、本当に不思議に思います。
現代でもそうなのですが、栄える場所というのは交通の要所なことが多いです。
日本で言えば、大阪や福岡や横浜などは海の交通の要所、名古屋や東京などは東海道などで結ばれていて、人やモノの行き来がしやすかったから栄えたのだと思います。
あとは気候、災害、標高など様々な要素があると思いますが、総じて言えるのは”不便な場所”は栄えにくいということ。
かつてこの地は交通の要所だったのでしょうか?
サンボープレイクック遺跡の特徴としてインド由来の装飾や作りが施されてるそうです。
インド⇔中国のルートとして栄えたのかもしれませんね。
わかりませんけど。
しかし本当に周りは森なので不思議です。
塔のようになっている遺跡の中に入ると様々なものがありました。
空っぽのところ、なんか謎の石があるところ、石像があるところ…
1000年以上も前にこれだけのものを作ってると思うだけでなんかロマンがありますね。
遺跡の写真集載せておきます。
ここは本当にオススメ!!
サンボープレイクックはアンコール遺跡と比べると、ぜんっぜん人がいませんでした。
僕らの他に二組くらいしかおらず、ほんとに静か。
ゆっくりと自分のペースで遺跡と古代の文化を感じられるので人気が出る前に行くことをオススメします。
シェムリアップからもツアーが出てるよですが、自力で行くのも簡単です。
片道わずか3時間ですので是非カンボジアに訪れた際は足を伸ばしてみてください。
トゥクトゥクのおじさんは英語わかる人も多いのでカンボジアの言葉がわからなくても旅の指さし会話帳mini
があれば全然いけます。
ほんとにほんとにオススメです。
動画もあるよ↓