高知〜土佐24km徒歩の旅。本場でカツオの藁焼き体験をした話。

四国一周の旅つづき。

前日の記事→誕生日にイキナリ出会った見ず知らずの人とそのまま24時間すごす事ってありますか?

朝5時まで飲んだくれてしまい、満喫で就寝。

9時半に気合で起き上がり、歩きはじめました。

この日は高知市を出発し、西へ、西へ。

目指すは土佐市にある中村鮮魚店です。

なんとサロカリにも入ってくれてて仲良くしてる関西の美容師さんの実家でして『うちの実家泊まってくれ』と言ってもらえて、、、

面白そうだからお言葉に甘えることにしたのです。

総距離24km…

先日大食いの嫁のキャンベルがハーフマラソンを走ったあとにご飯が無料なのをいいことに山盛りで2杯食べていましたが…

それをもこえる24km…なかなか半端なさそうです。

生まれて初めて24kmを歩く

高知城にサヨナラを告げ、あるきはじめました。

高知で預かったお酒と飲み残して大阪でもらったお酒3本に加えてパソコンやシャンプーなども入っているバックパックは容赦なく肩にのしかかってきます。

こんなクソ重い荷物持って20km以上歩くことなんか人生初。

ってか手ぶらでもそんな距離歩くことなんかまずないじゃないですか。

はたしてたどり着けるか…

高知城

国道56号をただひたすら歩きました。

車がだんだんと減り、建物が少なくなり、景色が変われどとりあえずいろんなことを考えながらひた歩きました。

12キロ近くノンストップで歩き、気がつくと土佐市の手前まできていました。

高知の田舎

スーパーのベンチでちょっと休憩してそこからまた歩きはじめる。

この日は気温も日差しもキツくて結構すでに疲れてました。

16キロあたりで土佐市に入る。

しかし目的地の中村鮮魚店は市の反対側なのです。

つまり土佐市をほぼほぼ横断しないといけないという。

土佐市

その頃から肩は悲鳴を上げ始めました。

『うわーん痛いよー』

って悲鳴を上げてたらまだいいものの、バックパックのギシギシという音がなんかまた締め付けられてるようでリアル。

足の筋肉痛よりこっちのがほんとつらたんだった。

もう、最後の方は必死でした。

残り4キロがなぜか緩やかな山道で普通に死にかけました。(笑)

汗だくになりながらやっと残り1.5キロに来たときになんかローカルなお店を見つけたのでそこでお土産を買うことに。

店のおばちゃん曰く『高知の人は芋けんぴあんまり食べない』とか言ってたのであえてそれを買うことに。
あとトマト(笑)

高知の方へのお土産は高知の酒、高知のお菓子、高知のトマト…。

塩芋けんぴ

地元の人はあんま買わないとか言う割に山盛りあったけど。

そこからまた歩き、残り600mで足が止まり、それでも何とか歩いてやっっっっっと見えた『中村鮮魚店』の文字。

縁もゆかりもなく、観光地でもない高知県土佐市の端っこにあるお魚屋さんですが、正直マチュピチュ見たときより感動しました(笑)

『つ、ついた……!!!!』と。

中村鮮魚店

中ではお母さんが待っててくれて、挨拶したら早速『藁焼き体験やる?』みたいな話になり、足をプルプルさせながらやらせてもらいました。

カツオの藁焼き体験

カツオの藁焼き体験

もうね、ハンパないです。マジで貴重な体験させてもらいました。

高知はカツオのタタキが有名ですがタタキ=焼くってことだそうです。

なんでわらで焼くかというと、火がボワッとついてすぐに消えるのと、煙の香りがつくからだそうです。

それを水でしめて、切ると。

店で食べたら知れないことだらけで感動しました。

そして中村さんのお宅へ連れて行ってもらい、はじめましてのお父さんと夕飯。(笑)

もうめちゃくちゃに豪華で、高知のうまいもんをいろいろ出していただきました。

そして本場のしかも魚屋さんのカツオでただでさえうまいはずなのに、さらに自分で焼いたもんだから本当に美味しく感じました。

飲んで食べながらいろんなお話をしてもらいました。

特に土佐弁好きな僕からしたら土佐弁の話は特に興味深かったです。

見ず知らずの僕を快く迎えていただいて…

ありがとうございましたm(_ _)m

わらしべ長者の旅

そしてわらしべ長者の旅ということでここでも交換を。

高知の地酒→手作りのツボ

になりました。

24kmめちゃくちゃしんどかったけど、歩いてきて良かったです。

また行きます!ありがとうございました!

ツイッターではわらしべ長の旅速報を発信しておりますのでぜひ見てみてくださいね。

わらしべ長者の旅5日目
お吸い物→カップ味噌汁→モバイルバッテリー→ブランドバッグ→商品券→サングラス→傘→民芸品の草履&高級懐中電灯→高知の地酒→手焼きのツボ→?

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