ちわっす。
旅日記つづき。
サンタフェ編です。
スーパーで買い物をすませ、ホアンくんのお父さんのお宅へ向かった。
お父さんは今は娘さん(ホアンくんの妹さん)と暮らしているそうだ。
家でご飯を用意しててくれた。
めちゃめちゃまいうーなランチをいただき、ビールやらワインもいただく。
久々に会ったのであろう家族とのひととき。
僕なんぞがいてもよいのだろうか?と思ったが、せっかく誘ってくれたので気にしないことにした。
しかし、南米にかぎったことではないが、どこの国の人もみんな家族ですごく仲が良い。
もちろん悪いところもあるだろう。
でもあくまで僕がいろんな家族のカタチを見てきて思うのが、みんな仲が良いということだった。
例えば、男の子に聞く。
母親のほっぺにキスができますか?
女の子に聞く。
父親を思い切りハグできますか?
お父さんお母さんに聞く。
子供に愛してるといえますか?
なんでだろう?
僕は無理です。
いや、無理ではないです。
でもやったことがないから、されたこともないから、やりかたがわからないし、今更やる意味もわからないです。
そういう人、多いんじゃないかなって思うんです。
別にね、それが悲しいことだとは思わない。
それが日本の愛のカタチというだけ。
日本では愛情表現をしないことが、愛していないことではない・・というだけ。
どうしてラテン系の人たちは、家族間でこんなにも愛情表現をふつうにすることができるんだろう?
それはよくわからない。
僕は日本人だからわからない。
でも、すごくいいなーなんて思う部分もある。
彼女にはキスはする。
幼児とは手をつなぐ。
かつてはそうしていたはずのものがカタチをいつのまにか変えていく。
それが親離れ子離れという名の成長というものだとしたら、その成長で失うものって一体なんなんだろう?
僕は旅をしながらよくそんなことを考えていた。
いろんな国でいろんな愛のカタチを見てきたが、アルゼンチンはまた別格だったようにも思う。
ホアンくんのお父さんの家からみた景色はすごくすごく綺麗だった・・・。
お父さんのお家を後にし、今度はホアンくんのお母さんとご飯に行った。
連れて行ってもらったレストランはサンタフェではむちゃくちゃ有名な場所だそうだ。
日本の老舗にある芸能人のサインのような感じで、アルゼンチンのスターと思われる人々の写真が所狭しと飾ってあった。
中にはなんと、かの有名なフットボールプレイヤーのマラドーナの写真も。
すごす。
コース料理なのだそうだが、魚は食べ放題という太っ腹っぷり。
だけど、コースでなん品もなん品も料理がでまくるため、食べきった頃にはおかわりする気力もなくなっていた。
北海道のホッケ級にデカイ魚。
めちゃめちゃおいしかったです。
お母さんありがとうございましたm(_ _)m
あ、そうだ。
アルゼンチンの愛のカタチでもう一つ面白いものがある。
アルゼンチン人はみんななぜか結婚をしないのである。
結婚(つまり法的、事務的な契約みたいなもん)をしないままの事実婚のまま、一緒に暮らし、子供を産み、育てるわけだ。
日本ではまず考えられないような事が、アルゼンチンでは全然普通の常識。
それはチリにも似たような文化があったのを覚えている。
別にね、正直それでも何も変わらないのだと僕は思う。
日本みたいに籍を入れようが入れまいが、2人が結婚してると思えばそれはしてるんじゃないかって。
だからそういう人たちに子供がいてもいいのかなって。
別にいいんだけど、ただなんか気になったのが”離婚率”みたいなもんだった。
結婚してないから離婚とは言わないのだろうが、ようは破局した人たち。
あまりにも多い。
僕がたまたまそういう人たちに会ってきただけなのだろうか?
「私はお母さんと住んでる。お父さんは彼女と住んでる」
そんな言葉をよく聞いた。
なんて話は日本では「あ、聞いてすません」ってなる話題だけど、アルゼンチンでは「ふーんあっそ」くらいにしかならないような話題なのである。
それくらい”普通”ということだ。
一緒になるのも簡単、別れるのも簡単
ということだろうか。
でもなんだろう?
そういう家族にたくさん出会ってきてめちゃめちゃ違和感を感じまくっていた。
それがなにかはわからなかった。
でも、その違和感の理由がアルゼンチンに来てからわかったような気がする。
なんか、両親が別れていようともみんな仲良し。
本当に本当に仲が良い。
でも、親にはそれぞれ違うパートナーがいる。
違和感の理由はそれだった。
日本では親が離婚したら家族はバラバラだ。
なぜだろう?
日本とアルゼンチンどっちが良いとか悪いとかそんなことはわからない。
なぜバラバラになるのだろう?
アルゼンチン人は情熱的で、そして子供に対しても、子供が何歳になっても愛しているということを体と言葉で伝える。
日本人の親が子を、子が親を愛していないわけがない。
でもそういう愛情表現はしない。
なんか周りの目なのかなって思う。
はしたないとか思ってしまうこと。
人様の前で・・・というアレ。
離婚のことにしても、イヤでも別れないことが美。
子供のために離婚をしないことが美。
なんてのが少なからずあると思う。
それも世間体なんてものなのか。
なんかそんなのがあるように思う、日本には。
親の人生は、誰のための人生なのだろう?
子供ができたら、自分の生活は子供のためだけのものなのか?
すべて子供のためのものなのか?
捧げること、それが美ととらえられるようなところがあるようにも思う。
でも僕は違うと思う。
我慢して我慢して、爆発した頃に別れれば仲良く関係を残しておくことなんか不可能。
子供のためと我慢して続けたパートナーとの関係が、子供との関係を壊すことになるのかもしれない。
僕はなんとなく、子供ができたらスキンシップをたくさんしたいと思っている。
いくつになってもハグをしたり、肩を組んだり、そういうことが普通にできる家庭にしたいなぁなんてさり気なく思っている。
できるかな?
わからんけど。
旅を通してそう言う事にも気がつけたことはよかったなあと思う。
学びというか…。
別に海外と日本を比較したって、ちがう文化なので仕方ないが、僕はなんかそういう日本の冷めてるっぽいところはあまり真似したくない。
もう少しくらい情熱的でもいいじゃん…って。
不思議なアルゼンチンの愛のカタチはとても素敵な愛のカタチでした。
…たびにっき、つづく。
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