【マクラメとビールが繋げた僕らの絆】 カトマンズのとある夜、僕は宝物を手に入れて。 




こんにちは。

今日はちょっとした昔話を。

2014年8月。

僕はネパールのカトマンズにいた。

発展途上国の下のランクに位置する最貧国であるネパールは一見するとボロい街だった。

道は未舗装、雨が降ればビチャビチャドロドロ。

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1日に何回も停電し、夜なんかはロウソクの火を頼りに夜ふかしをするような毎日だった。

貧しいだけあり物価も驚くほど安く、ご飯は100円以下、道端でおばあちゃんが売っているトマトなんか1キロ10円で買えたりもする。

そんなカトマンズは驚くほどに過ごしやすかった。

暑くもなく、寒くもなく。

電気やネット事情などはすこぶる微妙だが、その分人がとても暖かかった。

そのネパール人たちのフレンドリーさがクセになり、僕は長いことその街に滞在し、連日今はなきダルバール広場(地震で…)や街角で、人々の髪を切っていた。

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拠点にしていたのはホーリーランドと呼ばれる安いホステルだった。

一泊300ルピー。

日本円にするとわずか300円ほどだった。

僕はそこで数人の日本人と出会った。

アクセサリーを作りながら旅する人、世界一周してる人、保健室の先生、死ぬまでの暇つぶしをしてるという人、世界各地でパーティに行きまくってる人。

なんだかとてつもなく濃い人たちばかりだったように思う。

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毎晩、ろうそくに火をともし、酒を飲みながらいろんな事を話した。

過去の話、これからの話。

若者がアツく語る場・・・それはどこにでもある光景なのかもしれない。

別に僕らが特別だったとは言わない。

だけど僕にとっては、それは特別な日々だった。

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ある日僕はパーティに行きまくってる旅人・・・しょうへいくんの髪を切った。

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彼はお礼にと言って僕にビールを差し出した。

「じゅんさん、カット代ってことでこのネパールアイス飲んでください」

ネパールアイスとはビールの銘柄。

日本で言うところのアサヒとか、キリンとか、そんな感じだろうと思う。

そのビールを飲んでいる夜のこと。

「ネックレスの紐が切れちゃって・・・一本売ってくれませんか?」

アクセサリーを作りながら旅をしていたタカシさんに僕はこう言った。

彼は“マクラメ”と呼ばれるアクセサリーを作るアーティストだった。

素人の僕はアジアン雑貨屋さんで売ってそうなアクセサリーだな〜なんて思っていたのだが、それは蝋燭でコーティングされた紐を編んだりくっつけたりしながら作るものだった。

世界各地で仕入れた天然石を、インドや南米でこれまた仕入れた糸で作るそうだ。

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僕は生まれて初めてそのマクラメというものに触れた。

それは有りそうで無いもの・・・という印象だった。

タカシさんはいつもマクラメを編んでいた。

昼も、夜も。

「俺はみんなが作るようなものじゃなくて、ぶっ飛んだやつを作りたい」

そう言ってひたすら作品を作っていた。

僕はというと、そのタカシさんが使っている紐が一本欲しかったんだ。

黒い紐を一本。

僕は金属アレルギーというめんどくさいアレルギー持ちなため、アクセサリーはだいたいが革だったりする。

だからその紐はすごくちょうどよかったんだ。

「それなら新しいの作るよ」

「え、マジですか?」

それなら・・・と、僕は転がっていたネパールアイスの蓋を差し出した。

ソレをトップにした”ぶっ飛んだやつ”を作ってもらうことにしたんだ。

完成形はこんなんだった。

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(その時に書いた記事がこちら→世界にたった一つのやばいものをもらった ぜひ読んでみてください)

僕はアクセサリーや服に関してはかなり好みが細かく、嫌なものは絶対につけないし、絶対に着ないタチ。

だから今まではプレゼントされても困ることが多かったんだ。

でも、正直にこのマクラメはすごく気に入った。

なんかビビッと来たような、なんかそんな感じだった。

だから僕はお金を払うと言ったが、タカシさんは最後まで受け取ってくれなかった。

だから僕はその時ある事を決めた。

「世界中でビールの蓋を集めよう」

それを日本に持ち帰り、タカシさんに同じようにビールの蓋でアクセサリーを作ってもらい、それを自分の美容室ができた時に置いて宣伝しよう・・・と。

今から1年10ヶ月前の思いつき。

時はたち、2016年5月末。

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あの時から1日も外さなかったソレは、色あせ、表面の文字は剥がれてしまっていた。

だけど、まだしっかりと僕の相棒でいてくれている。

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僕はタカシさんに連絡をして、内緒にしていたビールの蓋の件を話した。

そしたらなんと長野から東京に来てくれると。

ふと、あの時カトマンズで数日過ごした仲間たちに連絡をしてみた。

そしたらなんと、何人かが来てくれることに。

しかもうち二人は関西から来るという。

すごい。

当日Up to Youに集合し、そのまま高円寺駅近くの居酒屋に向かった。

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しほちゃん

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(無駄にキラキラw)

けんくん

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まさきくん

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ふみさん

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みんなの髪、切ったっけな。

あの時と全然かわらないみんなと会えて本当に楽しかった。

変わらないんだけど、あの時飲みながら語ったことも、現実になっていたり、また新たな夢ができていたりしていた。

確実に一歩一歩すすんでいってるんだなぁってなんだか嬉しくもなった。

そしてタカシさん。

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(左)

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あれから日本に帰国し、マクラメブランドを自分で作りこれから全国的に売り出すところだそう。

とりあえずフェイスブックページに作品をアップしているのでぜひチェックしてみてください。

↓↓↓↓


Shanti macrame creationsージュエリー・時計

そして僕は楽しすぎて飲み過ぎ、ただの酔っぱらいと化しました。

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更には力尽きて寝るという愚行を。

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死んだほうがマシです。

しかも次の日3回ゲボ吐きました笑

でも楽しかったからいいんです。

・・・僕はあの時ビールの蓋を集めることを決めた。

世界各地にある、イカしたビールの蓋を。

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最終的には500個くらいになったのかな。

そのうち幾つかをタカシさんに渡すことができた。

今月か来月、Up to Youに世界に唯一のマクラメがやってきます。

ビールの蓋には天然石ほどの価値などあるわけがない。

だけど、天然石にはない価値がそこにはあると思っている。

それが自分の店に並ぶこと、手に取ってくれる人の事を想像するとわくわくします。

こちらにShanti macrame creationsージュエリー・時計 イイねしといてもらったら、その情報も受け取れるはずです。

ちなみに、タカシさんの作品はすでにUp to Youギャラリーエリアにて展示しています。

是非見に来てくださいね。

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今回、ビールとマクラメがみんなをまた繋いでくれた。

本当に本当に嬉しかった。

もしかしたらこのためにビールの蓋を集めていたのかもしれないなぁ(笑)

またあのカトマンズの夜みたいに、ただ夢を語って、なんかそんな時間をまた過ごしたい。

これからそれぞれ向かう先も違い、関係性は変わってくるのかもしれない。

だけどそれでも、たまーに思い出してニヤッとしてみるのもいいのかもしれない。

嫌なことがあっても、多少辛くても、前向いてつっぱしろう。

なんかまじで力をもらえました。

まだまだやれる。

よし、頑張ろう。

なんか、本当にありがとうございました。

おわり。

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