この記事を知っていますか?
リンク→ 東京五輪の通訳ボランティアについて言及した東京新聞の記事が話題に「技術はタダではありません」
『通訳はボランティアが妥当との見解は外国語学習への無理解を示すばかりか、通訳や翻訳業の否定にも結びつきかねない』
とのコメントもあるけど…。
なんか実はこれ前から思ってたことなんですけど、日本のそういうところって本当に本当に本当に謎。
まあこういうのを見ると日本だけではないと思うけど。
「なんで10分で終わる仕事にそんなに多く払わないといけないんだ?」
「10分でできるように10年勉強したからです」
人の能力を認めない…じゃないけど、技術職としてはこういう対応とか、反応って本当気になります。
以前にもこういうこと書いたけど、美容師の友達に「サラッとでいいから毛先切ってよ」とか言っちゃうのとかもそうだし「安くしてよ」というのもそうだし。
ミュージシャンに「ちょっと弾いてよ」とかダンサーに「ちょっと踊ってよ」とかも。
大体、僕の中では美容師っていうスキルみたいなものと同じくらい言語というのはものすごく大切なものという認識だから、通訳や翻訳ができるレベルならお金払って当たり前だとは思う。
実は、以前アメリカ留学してて、帰国したタイミングで店に来てくれた方がいるんですが、その時に「リオオリンピックのボランティアに行く」と言っていました。
その方の英語のレベルはかなり高く(共通の知り合い情報)きっとしっかり通訳ができるんだと思う。
それに対して、オリンピック委員会の方から支払われる報酬はゼロ。
ついでにいうと渡航費も出ないというから正直驚いた。
経験を積むという意味ではいいのかもしれない。
だけど、あまりにも扱いがひどいんじゃないか?と僕は思う。
英語を学ぶことは楽じゃない。
喋れるようになる努力が必要だし、それは1日2日でなんとかなるものではない。
僕だって話しまくって覚えたけど、まだまだネイティブには程遠い。
こればかりはセンスや才能でもないと思うし、学んできた時間とかを考えるときちんとした対応をしてほしいなーなんて思います。
だって、通訳なんてボランティアレベルなんて思われたら、通訳になろうとしてる人や全英語学習者に失礼っていうか、なんか意欲がなくなりますよね。
価値ってなんなんだろう?
目に見えないからこそ難しい。
美容の技術の価値って?とこういうのを見ると考えてしまいます。
また後ほど別の記事で詳しく書きますが、昨日はサロカリメンバーと顔合わせと称した飲み会をしていました。
その中で聞いた『10万円の縮毛矯正の話』
この世には10万円のカットも、10万円のトリートメントもあります。
価値にばらつきがあるのは当たり前だし、アベレージがそこまで高くなることはありえない。
だけど、成長とともにもっと上げていってしかるべきじゃないかなと。
自分の価値をあげるのは自分。
下げるのも自分。
また、他人の価値を上げるのも自分。
僕はこういう事を言っているので、他人の価値をみとめて支払う事をしています。
じゃないと自分にも払ってもらえない気がするから。
もっと技術職や特別な能力を持った人の仕事が世の中に認められたらいいなと思います。
サロカリメンバー最高。
みんな頑張りましょう!