不謹慎な話なんですが、山梨県富士吉田市で遺影の撮影をしてくれるカメラマンを探しています。
意味わからんと思いますが、読んでください。
…
あなたには好きな歌はありますか?
僕はあります。
人のせいにしてた
叶わない恋や夢はポケットにしまってた
何か始めようと思うけどチャンスがない
愚痴ってた
「売れる前から知ってたよ」
知ったかぶりを着こなして風が吹かない、そんな場所でも僕達が走るなら感じることができる
“吹くだろう風”なんて待つなよ
ないものを嘆くより作ればいい風だって。すべてへ/19
僕は19が好きです。
知ってるかな?
19。
僕にとっては青春そのものでり、ギターを始めたきっかけでもあり、人生そのものでもあり。
中学生の時によく聞いていたんですが、今でも何かあれば聞いたりして力をもらってます。
なんか、それだけ思えるものに出会えたことが今となっては幸せだなーと純粋に思ったりして。
まあそれはそれなんですが、最近セミナーの仕事が増えてきて、【幸せ】について考えることが増えました。
本当の幸せってなんだろう?って。
あなたは考えたことがありますか?
あなたの幸せってなんですか?
寝ることですか?
ご飯を食べることですか?
恋人と過ごすことですか?
それは僕にはわかりません。
人それぞれですからね。
なんでそんなことを考える機会が増えたかというと、幸せについて語ることが増えたからです。
僕の幸せは、やりたいことをやれることです。
究極に自分勝手な生き方とでも言うんでしょうかね。笑
でももうかれこれ2年以上前からそんな生き方をしています。
今朝ふと昔の記事を見返していたらこんな記事がでてきました。
世界を旅して1000人の髪を切ったらこんなことが待っていた。
僕はかつて世界を旅しながら髪を切っていました。
そのときはただがむしゃらに、ただ目の前にいる「切ってくれ」という人を切り、ただ新しい出会いや景色を求めて足をすすめていました。
それから1年以上過ぎた今改めて記事を読んでみると、なんとなくその時の気持ちが伝わってくるように思います。
僕はこの記事を書いたときに、と言うか書きながらずっと号泣してました。
いろいろな思い出が蘇ってきて、なんか思わず。
今考えるとキモいのですが、それほど思いが強かったし、それほど本当に、やりたかったことをやり遂げた感があったのかななんて思います。
「今も好きなことやってる?」
今もし自分にそう問いかけるとしたら僕は「Yes」と答えます。
それは旅じゃないし、外で髪切ることでもない。
形は変わったけど、好きなことはやれてるなって今やっぱり思えるんですよね。
お店始めて正直大変だけど、それでも今幸せに生きてるなって。
だけどセミナーさせてもらったり、お店でお客さんの髪を切ったりして話してると、そういう僕みたいに能天気じゃない人もたくさんいるんだなって気が付きます。
何かに悩んでいたり、何かに迷っていたり。
幸せは幸せなんだけど、なんか違う…
そういう人って結構いるんですよね。
基本みんなそうなのかな。
わかりませんが。
本当の幸せって何なんでしょう。
寝れることなのか、お金持ちになることなのか、美味しいものを食べれることなのか、元気で過ごすことなのか。
僕にはやっぱり人のことはわかりません。
人それぞれ自分の幸せについて思うところはあると思いますが、逆に人を幸せにしたいと思う事もあるのでしょうか?
まあ、そりゃあもちろんありますよね。
じゃあ、そのとき何をしますか?
ものをあげますか?
お金をあげますか?
抱きしめますか?
その答えもきっと人それぞれなんだと思います。
やり方や形がそれぞれあれど、僕は美容師という仕事も人を幸せにできる仕事の1つなんだと思っています。
髪を切ることも、セットすることも、それはきっと人を幸せにできる事なんだろうなって。
だからこそ、この職業だからこそ今やりたい事があります。
実はおばあちゃんの遺影を撮影しようと思っています。
遺影って、亡くなったら仏壇に飾るあれです。
生きてる人の遺影を撮影するなんてなんか縁起でもないというか、失礼なことは承知の上なのですが、やりたいと思ったんですよね。
福島での東北震災ボランティアをきっかけに仲良くなった福島県のキャンドルアーティストsusumu ishizakiさんがある日僕に言いました。
「親の遺影を撮りたい」と。
聞けばヘアとかメイクとかなんかいろいろして、撮影したいんだと。
そんなの見たことも聞いたこともなかったんですが、なんか聞いていて素敵なことだなと思いました。
実は明後日14日と15日に山梨に帰って仕事をするんですが(仕事ってか富士吉田の美容室で希望者のカットを。予約も受付中)その帰る理由ってのもばーちゃんからの依頼があったからでした。
「88歳の誕生日前に髪切ってくんねーか」と。
もちろんそんなもん店閉めて全然行きますわと返事をしたんですよね。
快諾した理由は、僕の祖父母はもう他に誰も生きていないからです。
ここ二年で立て続けに不幸があり、ばーちゃんもスーパーヨボヨボでほぼ寝たきりで、なんかもう最後のチャンスなんじゃないかと思ったからです。
2日前に東京に住む妹と会った時にその話になり、何か僕と妹とでプレゼントをしようか?という話になったんですよね。
でも別に食べ物もいらんとか言うし、オシャレなんかもできない。
植物や本なんかも見ることもできないし、ほしいものもない。
どうしよう?
そう考えてたときにふと「キレイにしてあげたらどうか」という話になったんですよね。
同時にSUSMU ISHIZAKIさんの話も思い出して、バッチリカットして、ヘアメイクしてめちゃ高い服着させて遺影を撮ろうかって話になりました。
ヘアは僕、メイクはキャンベル、服は妹に選ばせて…って感じで。
…なんですが、肝心のカメラマンがいないんですよね。
僕も一眼もってるし、それなりに綺麗には映るとは思うんですけどなんかそうなったらプロに撮ってもらえないかな?と思って探しています。
だけど僕のネットワークでは見つかりませんでした。
そもそも山梨県富士吉田市というところは過疎ってる田舎だし人口も少ないのでカメラマンも単純に少ないんだと思います。
ぶっちゃけカメラ屋さんに電話したらすむ話です。
だけど、なんか仕事みたいに撮られるよりは、撮りたいと思ってくれた人に撮ってもらいたいと思ってます。
わがままなんですが…でも誰かそういう気持ちで仕事を請け負ってくれる人がいるんじゃないかって思って、2日前なのにもかかわらず探しています。
誰か知りませんか?
もしくはこんな急な依頼、請け負ってくれませんか?
14日、日曜日の夕方です。
ブログに書いて広めることでいろんな人に読まれるんじゃないかと思って、あえて書いています。
ばーちゃんにとって、そうする事が幸せかどうかはわかんないです。
だけど、僕ができることって他になくて、どこにでも売ってるようなお菓子とか饅頭とかハンカチとか買うよりはいいと思ったからです。
それが僕の幸せで、僕が人を幸せにできることなのかなって。
なので、もし心当たりがあったり、カメラマンの友達がいたらこの記事を知らせてもらえたら助かります。
なんか一方的な記事ではありますが、ここまで読んでくれてありがとうございました。
よろしくお願いします。
見つかりますように。