6月19日、ブラジル最終日のこと。
前回の記事→ 南米でモテるタイプとは?
リオデジャネイロからサンパウロに戻ってきた僕は、ある人に会った。
それは美容師のりょうさん。
サンパウロの日系サロンTAMPOPOで活躍している。
数日前にサンパウロに来たときに会って、今回もご飯に行こうということになっていた。
僕と友達とりょうさんと三人でいかにも治安が悪そうなくら〜いエリアへ向かった。
人通りも少なく、一人だったらあんまり歩きたくない場所だ。
駅から歩くこと15分。
ご飯・・・それは焼肉だった。
コリアンタウンにあるお気に入りの焼肉食べ放題の店につれていってもらったのだ。
なんかこう南米っぽいご飯ばっかり食ってたからこういうアジアンなやつがすごい嬉しかった。
日本と同じ感じで、食べたいやつをそれぞれ盛る。
そして持ち込んだワインを飲みながら(そういうのオッケーらしい)ビックリするほどイカを食べまくった。
イカを・・・笑
その後は、男三人サンパウロの夜を賑わすエリアへ移動し、ちょっといかがわしいバーへ。
恐ろしくガタイのいいお姉さん達がポールダンスをしたり、隣に座って何やら話しかけてきたりする。
これはあれだ。
いわゆる「買ってくれ」と誘ってるやつだ。
なんとなくそういう雰囲気はわかったものの、そもそもポルトガル語がさっぱりわからなかったので、どうすることもできない。
いや、どうする気もなかったんだけど・・・。
しばらくして3人ともビールを飲み終わったので、恐ろしくガタイのいいお姉さん達にサヨウナラしてその日は解散。
焼肉からの繁華街コースのガイド、ありがとうございましたm(_ _)m
翌日。
先日椅子を貸してもらったエイチ・アイ・エスに向かった。
そちらの支店長さんが髪を切ってほしいとのことで、お昼休憩のときを狙って、通常一般人が踏み込むことはないであろうエイチ・アイ・エスサンパウロ支店の裏側へ。
ってか屋根裏部屋みたいなところで。
989人目。
素顔は伏せてくれということだったのでカット後の髪の毛だけ載せておきます。
皆さんサンパウロでお困りのときは是非エイチ・アイ・エスサンパウロ支店へどうぞ!
きっと助けてくれます。
その後はとあるブラジル人の女性と合流。
インスタグラムをずっとフォローしててくれたようで「私の会社にきて!髪切ってほしいって人がたくさんいるの」と誘ってくれていたんだ。
なんだなんだ会社デーじゃないか今日は。
タクシーで向かった先は大きなビルだった。
めっちゃオフィス!
今までいろんなところへ髪切りに行ったけど、こんなオフィスっぽいオフィスも初めてかもしれない。
サンパウロが見渡せるが、残念ながら曇り。
晴れた日に見たらきれいなんだろうな。
会社の皆さんに紹介してもらい、美女に囲まれながらさっそくカットすることに。
990人目 アニキ。
ブラジルによくいるメンズって感じ。
スッキリとカット。
1000人まであと10人!
そして次は991人目。
クルクルの癖毛の彼女。
毛先を3センチほどカット。
ここまで癖っ毛だとかなりカットも大変だが、癖を活かすようなスタイルに。
笑顔が素敵だ。
992人目。
連絡をくれて僕をここまで連れてきてくれた女性。
毛先をちょっとカット。
地毛じゃないけどブロンドヘアーがとてもきれい。
そしてブラジル最後のヘアカットは993人目、笑顔が素敵なお姉さん。
こんどはオレンジ色の髪。
チェックしてもらって完成。
サンパウロはニューヨークやロンドンのように本当に多種多様な人々が暮らしている。
世界一デカイ日本人街があるようにアジア人も多いし、過去にヨーロッパからやってきた移民の子孫もたくさんいる。
そして黒人奴隷の子孫も。
いろんな歴史によりいろんな人種がミックスされたんだ。
1つの会社に行って髪を切ってみてもこれだけたくさんの人に出会うことができる。
なんかすごいな・・・と切り終えたカラフルな毛を見て思った。
日本は単一民族国家といえるし、外国人が増えた増えた言ってもまだまだ日本人ばかりの国だ。
その日本とくらべ、このように多種多様な人々がくらすブラジルでハサミを持ったことは本当に貴重な経験となった。
世界にはやはり様々な人々がいる。
もう少し、この陽気なブラジルにいても良かったな・・・
ちょっとだけその日発のボリビア行きの飛行機のチケットを持っている事を後悔しつつ、みんなにお礼を言って会社を後にした。
来る1000人目のヘアカットに向け、僕はペルーのクスコを目指す。
まずは3ヶ月ぶりのボリビアへ・・・。
さらばブラジル。
世界一周1000人ヘアカットの旅
切った人の数→993人目。
切った人の国→62ヶ国