旅人のみなさん、これはある意味大事件かもしれませんよ。
先日インドで高額紙幣が突如無効になりましたが、世界の情勢は刻一刻と変わっていってます。
去年までは当たり前だったことが当たり前ではなくなる。
そんな事はよくあることですね。
最近何かと慌ただしいヨーロッパがまた動き出しました。
✱日本からヨーロッパ渡航、26か国で事前申請必要に
なんと日本からヨーロッパの一部の国へ旅行する際、事前に申請が必要になるそうです。
欧州委員会によりますと、ビザが免除されている日本やアメリカなどの国民がヨーロッパの一部の国に入国する際、事前にインターネットで承認が必要になることが決定したと。
その名もETIAS(エティアス)
なんか無駄にカッコイイけどきっとなんかの頭文字をテキトーに集めたKAT-TUNみたいなアレなのだろう。
具体的には出入国審査を撤廃したシェンゲン協定を結んでいる26か国で専用のホームページに名前や渡航目的、犯罪歴がないかなど必要事項を入力し、ユーロポール=欧州警察機構などのデータと照合して問題がなければ承認されます。
ETIASは相次ぐテロ事件や難民の流入などへの対策が目的で、2020年にも導入されるということです。
ビビりましたよね。
来年とかなのかと思いきや2020年とか。
逆にこの3年間くらいは何をするのでしょうか(笑)
しかし今まで自由に旅ができていたことを考えると不便でなりませんね。
✱旅人はどうしたらいいのか?
大丈夫です。
手数料5ユーロ払い、申請が通れば5年間有効なのだそうです。
まあアメリカのエスタみたいなものですよね。
実はアメリカも事前に審査が必要なのです。
しかし日本のパスポートは世界でもトップクラスに優秀でほとんどの国でビザなどがいらずに入国できるんです。
たしか153ヶ国ほどビザ無しで入れるんですよね。
もう顔パスレベルです。
「おっす、おつかれ」
くらいの。
それほど日本という国には信用があるのです。
なのでヨーロッパの申請は、お金さえ払えばすぐに通ると思われます。
では何が問題なのかというと、スーパーめんどくさいと言う事です。
ビザ無しでどこでも行ける日本人の旅人からすると「ビザがめんどくさいから」っていうのは行かない理由に多いになり得るわけですね。
ヨーロッパ離れが微妙に起こるかもしれません。
わかりませんが。
✱そもそもシェンゲンてなに?
欧州経済共同体というものにかつて加盟していた5か国が1985年6月14日(僕の誕生日)にルクセンブルクのシェンゲン付近にて署名した文書のことだそうです。
協定参加国の間で”国境検査を撤廃しましょう”というものです。
その後どんどん加盟していき、現在シェンゲン協定によって国境検査が撤廃された区域は26の国々に広がり、その人口は4億人を超えているとか。
加盟国はこちら。
オーストリア・ベルギー・スイス・チェコ・デンマーク・ドイツ・スペイン・エストニア・フィンランド・フランス・ギリシャ・ハンガリー・アイスランド・イタリア・ラトビア・リトアニア・ルクセンブルク・マルタ・オランダ・ノルウェー・ポーランド・ポルトガル・スロバキア・スロベニア・スウェーデン・リヒテンシュタイン
日本のパスポートを持っている人はヨーロッパのこれらの国々で観光ビザを取る必要がなく、90日間の滞在が許されています。
さらに一度ヨーロッパのどこかに入国してしまえば近隣諸国にも出入国審査を受けることなく自由に移動することができます。
ちなみにアイルランドとイギリスは別です。
僕も1日でドイツ→ルクセンブルク→フランスと行ったことがありますが、なんか国境越えた感ないんですよね。
感覚としては県境またいでもよくわからない…みたいな感じかもしれません。
とにかく、シェンゲン協定のおかげでスムーズに旅行することができるわけですね。
ちなみにEUのパスポートを持っている人はシェンゲン協定とは関係なくEU圏を自由に行き来することができます。
ちなみにEU加盟国っていうのはこちらです。
ここからイギリスが抜けたことにより大騒ぎになったわけですね。
ヨーロッパは日本人からしたら遥か遠くにあり、なんだか華やかな場所っていうイメージがあるかとおもいますが、経済状況はそれぞれ全く違いますし物価も失業率なども全然違います。
やはりヨーロッパはひとつひとつ違う国で構成されていて、そのどこも良いところ悪いところがあるんですね。
僕はまだ10ヶ国しか行ってませんが、いつか制覇したいなーと思います。
めんどくさいから2020年までに…
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