可視化できない価値を評価してもらうためには【感動】が必要不可欠。




先日千葉まで公演を見に行ってきました。

その名もギア。

千葉ギア [ギア]はセリフを使わず、パフォーマーの表情やしぐさでストーリーを伝えるというなんか斬新な公演です。

セリフはないもののCGやレーザー光線などの演出に加え、出演してるプロのパフォーマーの技で見てても全然飽きないどころかめちゃくちゃ面白かったです。

ギア出演者

出演者は世界大会優勝のブレイクダンサーやジャグラー、マジック界のオリンピック日本代表などなど半端ない人たちだそう。

今回はお友達のダンサーが出演してるということで見に行ってまいりました。

ギアHIDE

セリフがないのになぜか泣けた

残念ながら写真は撮れなかったんですけど、最後終わったあとに撮っていいってことだったので1枚だけ…

ギア公演

これだけ見ても意味わかんないと思うんですが、この公演はロボットと人形の物語。

工場で働くロボットがひとつ?1人?の人形を発見するところからストーリーが始まります。

ホントにセリフがなく、音、光、パフォーマンスだけで表現するんですが不思議とストーリーはちゃんと理解出来て、ところどころ笑えます。

が、ラストは泣けました。

ネタバレになっちゃうので詳しくは書けませんが、動いてる人を見るだけで泣けるほど感動するってのは普通ないですよね。

なんかホント不思議な経験をしました。

まだまだずっと公演やってるようなので、東京や千葉の方は是非見に行ってみてください。

見えないものを買ってもらうには

パフォーマンスだとか劇とかになぜ人はお金払うのか?

それは”見えない価値”を手に入れるためだと思います。

買ったからと言って手元に何か残るわけではないし、背が伸びるわけでもありません。

「何かを感じたい」から買うのだと思います。

美容師という仕事も髪というものが変化するけど本質は同じじゃないかと思っています。

つまり形にないものを売っていると。

見える化だとか可視化だとかって言葉を聞くこともあると思いますが、技術や人の価値というのは可視化できません。

価格があって数値化はされているものの、その数値とサービスが釣り合っているかどうかは見えないのでやっぱりよくわからないものです。

よくわからないからこそ、そのサービスを受けようか悩む。

例えば美容関係のことでいうと、トリートメントを使うことで枝毛が何本なくなりますとか、ヘッドスパをすることで毛が何本生えてきますとかって数値が見れたら人はそのサービスをうけることそのものに悩むことはいなくなりますよね。

そもそもなぜ人が買うか買わないか、もっと言えば未来のことに悩むのかというと、それは未来がわからないからでしかありません。

絶対当たる宝くじを買うか買わないかは悩まないし、絶対ぼったくられるサービスだとわかってたらうけようか悩まないですよね。

答えがわかりきってるものには絶対に悩まないのです。

だから可視化できたら判断がしやすくなります。

でも、価値は可視化できない。

じゃあ最終的には何で選んでもらうのか…

「この人なら」じゃないかと思います。

「この人なら…」と思ってもらうことが大切

実はこの公演に出てるダンサーのHIDEさんの公演を見たのは2回目。



去年ヘアメイクの仕事で髪やらせてもらって、その時に初めてパフォーマンスを見て「うおーすげーーやべえええ!!」となりました。

そこから僕のお店にも足を運んでもらったり、プライベートでもご飯行ったり。

今回は完全にそれ有りきで、その時に見て感動した経験があったりHIDEさん自身が面白い人だと知ってるから「この人が出るなら間違いないでしょ」という思いがありました。

昔、ある美容関連のセミナーに行ったときに講師の人からこんなことを言われました。

「あなたが言うなら間違いないわ」

これが”美容師とお客さんの関係性のゴールである”と。

例えばシャンプーを売るにしろ、なんかしらの技術を体験してもらうにしろですが、「あなたの言う事は間違いない」というふうに思ってもらえればなんでも上手くいくよ…と。

その関係性はどうやって築いていくのか?はいろいろとあると思いますが、個人的に思うのがそれはやはり”感動”によるものではないかと思います。

ようはどれだけ感動させることができたか?ということ。

泣く笑うとかだけでなく、心を動かされるとそのモノや人の見方が変わります。

これは誰でも経験があることだと思います。

だからサービス業(人に価値を提供する人)はわかりやすく言えば感動してもらえるような事をすればいいと思うのです。

でも、それが何よりも難しい。

踊る、作る、切る、染める、弾く、書く

などなど、動作というものは基本的に誰にでもできるものです。

つまり動作そのものに価値はなく、そのクオリティ(スキル)に価値があります。

クオリティとはその人の歴史であり、1日2日で手に入るものではありません。

よく技術職というと、スキルが大事だと思われがちです。

全く持ってそのとおりなんですが、見せ方と人間性も同じくらい大切だと最近すごく思うようになりました。

例えばキャリア20年のどんなに半端ないスキルを持っているマジシャンでも、引きこもりニートだったら当然誰も評価はしてくれません。

また、どんなに著名だろうと接客態度最悪な美容師だと誰も相手にしてくれません。

つまり”人を感動させる”ってスキル、見せ方、人間性のバランスが重要なんじゃないかなと思います。

キャリアやスキルがそんなになくても、見せ方や人間性でカバーはきっとできるし、逆もまたしかり。

ブログとか講演とかやってても思うんですが、たぶんこれはいろんな事に言えるような気がします。

ものやサービスや情報が溢れている現代で”価値”をちゃんと認めてもらうには感動が必要不可欠です。

インターネットやSNSでの発信が重要だと言われる理由は[見せ方]の部分を伸ばすから。

好きなことをしたほうがいいと言われるのはスキルを伸ばすだけではなく、それによる経験や出会いで人間性が磨かれるから。

自分の弱みと強み、足りないものと欲しいものを分析して把握すれば、伸ばすべき部分が見えてくると思います。

いろんなものの価値が下がりっぱなしの現代で【価値を上げる】【その価値を認めてもらう】ためにすべき事は1つや2つではなく、全部であり、だからこそ大変でやりがいがあるのかなと思います。

自分自身、美容師としても経営者としてもブロガーとしても講師としてもまだまだ試行錯誤ばかりですが「この人なら」と、もっととたくさんの人に思ってもらえるよう精進しよう…とギアの公演を見て思ったので書いてみました。

楽しかったのでホントおすすめです。

ギアHIDE

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