フランシスコ・ザビエルと言えば、ハゲの代名詞…
いや、日本でキリスト教の布教活動をしたハゲ宣教師ですね。
世界には様々な偉人がいますが、ここまで髪型で有名になった人もそういないんじゃないでしょうか…
たぶん。
学生の格好の的にされてしまいがちなザビエルさんですが、実は彼はハゲではなかったらしいという衝撃の事実を知ったので紹介してみようと思います。
誰得と思うかも知れないですが、あすの話のネタにどうぞ(笑)
フランシスコ・ザビエルのプロフィール
本名:Francisco de Xavier
通称:ザビエル
誕生:1506年4月7日
享年:46歳
出身:ナバラ王国
職業:司祭、宣教師
ザビエルさんはナバラ王国という現在のスペインらへんにあった国の貴族の家に生まれました。
世界各地でキリスト教の布教を行い、1549年からしばらくは日本でも布教活動をしており、そのためカトリック教会の聖人としてたたえられてるすごい人なんですね。
ただ、ザビエルさんの髪はてっぺんがキレイに無くなっているので、なにかとネタにされがちです。
歴史の教科書に載っているザビさんの功績よりも写真がインパクトがすごすぎて子供たちはそこにしか目が行きません。
そしてハゲだなんだと好き勝手言われる始末。
これではザビさんがあんまりです。
なぜならあれはそういう髪型だからです。
カトリックの髪型トンスラとは
あのザビエルさんの髪型はトンスラと呼ばれるもので、あえてあのような感じにしていたそうです。
現代の価値観とはかけ離れすぎていますが、当時のカトリック教会の修道士の髪型だったそうです。
以下詳しい説明を探してきました
日本語では「トンスラ」あるいは「トンスーラ」と呼ばれる。カトリック教会の修道士の髪型として知られ、鉢巻をしたような形に頭髪を残し、それ以外の頭頂部および側頭部から後頭部にかけてを剃る。第2バチカン公会議頃からこの習慣は廃れ始め、1972年には公式に廃止された。この髪型の由来は不明だが、磔刑となったイエス・キリストが十字架上で頭にかぶせられていたとされる、いばらの冠を模しているともいわれる。
修道士のトンスラとは異なるが、かつて司祭になる際には、後ろ髪を2-3cm程度ハサミで丸く刈りとることも叙階の儀式として行っていた。
なるほど。
つまりこのような髪型をみんながしていたと言うことなのですね。
なんか高円寺でこの髪型にしてるパンクなお兄さんをたまに見かけますが、きっとカトリックなのでしょうね。
ちなみにこのウィキペディアの続きにはとんでもないことが書かれていました。
どれくらいとんでもないかというと、カツ丼にカツがないくらいのレベルです。
それがこちら。
なお、日本ではフランシスコ・ザビエルを描いたとされる『聖フランシスコ・ザヴィエル像』に見られる髪型が有名であるが、これはザビエル没後80年頃に日本人絵師が想像で描いたものといわれている。しかし、構図などがヒエロニムス・ヴィーリクスの銅版画『聖フランシスコ・ザビエル』に酷似していることから、これを参考に描いたのではないかという考察もある。本来のトンスラとは違って頭頂部のみを剃髪している。また、ザビエルが属していたイエズス会ではトンスラの習慣がなかったため、彼の髪形はトンスラではなかったという説もある。
正教会の修道士には頭髪を剃る習慣はなく、むしろ髪を伸ばす習慣がある。
ウィキペディアより
なんとザビエルはハゲてなかった説が出てきたわけですね笑
なんでしょうこの裏切られた感じ。
でも1番いい迷惑なのはザビエル本人でしょう。
あの有名な絵はオタクが妄想して勝手に書いてさらに勝手にハゲさせたものだったわけですね。
これはだいぶとんでもない事です。
僕がザビエルだったらキレますね。
マジギレです。
試しにスペイン語でザビさんの事を調べてみました。
するとこんな画像が。
後頭部は見えませんがハゲまくってる様子はありませんね…
若干頭頂部がつぶれ気味なので薄かったのかもしれませんが、ここまで↓はいってませんね。
もうこれはマジギレしていいでしょう。
まとめ
今までさんざんハゲだのスケベだのバカにされ続けて来たザビエルさんですが、とりあえず声を大にして言いたいのはハゲてない、ああゆう髪型ということ。
しかも、もしかしたらそもそもトンスラさえやってなかった説があるので、普通にフサフサだったかもしれないのです。
マジで1600年ころの妄想癖があるオタクがやらかしてくださいましたね。
もうこれは立派な人権侵害です。
僕なら2秒で訴えますね。
ザビエルさんは聖人で、ほんと半端ない方ですのでこれからはネタにするのはやめましょう。
歴史の教科書みてハゲてたら塗ってあげてください。
ちなみに美容室でトンスラスタイルにしたい場合はこう伝えてください。
「カッパで」