全部自分でやる覚悟を持つ。勝つか死ぬかの時代に生きる僕らに必要なコト。

「勝つか負けるかの時代ではなく、勝つか死ぬかの時代」

まるで戦国時代みたいな一文ですね。

これはカルビー株式会社の代表取締役会長兼CEO松本晃さんの言葉です。

2016年12月12日(月)、東京・有楽町マリオンにて、朝日新聞社主催のイベントが開催され、働き方改革先進企業6社の経営者らが登壇して各社の働き方改革について話したそうです。

その時のことをまとめている記事と、もう一つ武井壮さんの記事を読んで思ったこと。

まずはこちらを読んでみてください。

「勝つか負けるかの時代ではなく、勝つか死ぬかの時代」

今はまさに激動の時代だと思います。

昨日の常識がもう非常識になるかもしれません。

今まで当たり前にあった仕事が突然なくなるかもしれません。

少し目を離せばどんどん置いていかれ、少し気を抜けばどんどん周りのことがわからなくなる。

そういう時代を生きているということを、ある時から自覚するようになりました。

いい大学を出て大手企業に就職すればいいって言うわけではない。

「かつて三洋電機には、10万人の社員がいたそうですが、いまや社員はその7%の7,000人しかいなくなりました。あんなに素晴らしい会社でも、時代の変化にすぐ対応できなければこうなるんです。」

それはきっとどんな職業でも言えることなんだろう。

もちろん美容師だって。

どんなに素晴らしいサロンでも、どんなに素晴らしい社長でも、時代の変化から目をそらし続ければ周りにおいていかれる。

それほどに現代はスピード感がすごいです。

個人的に思うことなんですが、今までの時代はどちらかというと、負けない事が重要視されていたように思います。

飛び抜けることや勝つ事よりも、とにかく他に負けないこと。

とにかく普通でいることが大切でした。

でもそれは完全に変わりました。

負けない=勝つではない。

言い換えると”楽”とか”安定”なんてものはもはや存在しない。

バブルでも高度経済成長期でもカリスマ美容師ブームでもないのだから…

様々な人生観、価値観、働き方、ツール、情報がある現代はとにかく複雑です。

だけど“勝ちにいかない人は勝てない”というある意味シンプルな世の中です。

昔を引きずり、勝ちに行かない人…つまり行動を起こさない他力本願な人に待っているのは”死”ということなのでしょう。

今までの常識は捨てた方がいい

今までは毎月会議をしてきたから、これからもする。

今まではみんな残業をしたきたから、これからもする。


今までは膨大な資料を作っていたから、これからもする。

それが現代で必要か必要ではないか?

昔の感覚を未だに持ち続け、判断を誤る人や経営者はたくさんいます。

カルビーでは、会社に来て仕事をする必要はありません。成果さえ出せばどこで仕事をしても良いことにしています。『仕事が終わったなら帰れ』といって、15時でも、14時でも、好きな時間に帰れるようにしました。そして、無駄な定例会議も全部無くしました。僕自身は20年間ノーミーティングです。『会議なんて全部やめてしまえ』と何度も何度も言ってきました。当然、何かコンセンサスをとる必要があるときには皆で集まって話すこともあるけれど、稀なことです

こういうかつてとは違う考えには必ず疑問と否定が起こります。

疑問を持つということは大切な事です。

無駄か必要か、何がベストかを考えるきっかけになるからです。

ですが、考えない人や自分の常識のみを肯定する人は否定します。

否定した先に何があるのか?

何もありません。

絶対に。

変化を望まず、考えることもせず、古びた常識にしがみつく。

新を否定し、旧を愛す。

その結果生まれるものはゼロに等しく、それでいて濁流のごとく流れる時代には取り残されるでしょう。

もし数年後にそれに気づいたとしても既に社員は辞めていて、同じような感覚の人たちと傷を舐め合うような環境しか残されていない。

結局新しいことを否定するということは、ただの自己満足にしかならないと僕は思ってます。

徹底的に無駄を削る。生産性の高い働き方を選ぶ。

無駄だと思いつつもやらないといけない事というのは、たいてい風習とか文化とか伝統と呼ばれるものです。

日本は伝統の国であり、古き良きを愛す国ですし、日本国民もまた同じです。

僕はかつて日本中を旅しましたが、何百年続く祭りを見たり、その土地に昔からある伝説を聞いたり、伝統工芸を見るたびに泣きたくなりました。

その土地に生き続け、伝統を伝え続ける人々がいること。

それを無下にせず守ろうとする人々。

世界的にみても日本ほど伝統を大切にする国はないように思います。

だからかわかりませんが、古き良き=変えないことが正解と思ってる人が多いです。

伝統を守ることと変革をしないということは全く違います。

必要なことと必要じゃないことの線引きができない人が多いように思います。

例えば…

ラインがあるのにハガキでのやり取り。

スカイプやグループチャットがあるのに会議。

報告書や、資料などデータとメールでやり取りすれば1秒で終わりますし、紙も無駄になりません。

効率よくやれる方法があるにも関わらず月一で時間をとらせて会議をすることや、何時間もかけて資料を作らせることなどもはや無駄でしかなく、生産性という観点で見ると正直いって悪すぎることだと思います。

美容室でいえば、お客様にDMを送ること。

販売促進や来店促進という動機があるのはわかりますが、なぜそれがオンラインではいけないのか?という話。

手書きのほうが暖かいから?昔からやってきたから?

それは経営者のエゴなのかもしれません。

お客様がどう感じるか…が最も大切で、アッサリしてるラインやメールなどの方が気分的に受け取るのが楽と感じるかもしれません。

もちろん年配の方でスマホとか持っていない方にはハガキでいいと思います。

つまり何が言いたいかというと「なぜ全てこうだと決めつけてしまうのか?」ということだったりします。

くだらないことのために時間を裂くことを強要し、部下がクリエイティブな仕事をする時間を奪う。

それだけでなく労働時間が長期化していくことでプライベートの時間が減っていき、幸せ度が下がる。

いい事なんか1つもありません。

仕事って成果さえ出ればなんでもいいと思うんですよ。

できる人は1日5時間労働でもいいし、できない人は8時間働けばいい。

できない人は8時間を5時間にするように努力をするか、自分にあった仕事に転職するべきで、経営者はその猶予を与えてあげなければいけない。

努力する時間が与えられなければ一生8時間は5時間にはならず、苦しい思いしかしないんだと思う。

成果さえ出れば場所だって関係ない。

それが仕事の本質だと僕は思います。

「変革をするかしないか議論しているフェーズはとっくに過ぎた」

やろうかな?やったほうがいいかな?どうかな?やめようかな?

どっちがいいの?雇用?独立?何がベスト?

こういったことに関する議論をしてること自体もはや時代遅れなのかもしれません。

変革はせざるを得ない状況。

しないという選択をした人は現状維持に全力を注いで勝ち残るべきで、するという選択をした人は変化のために全力を注ぐ。

どちらがいい悪いではなく、日々目の前に転がる選択をしっかりできるかどうかが大切だと思います。

現在はしたほうがいいかどうか?という議論をするフェーズは終わっていて、どう仕事をしていくか?が大切だとおもいます。

どうすればいいか?

僕の中の答えは他力本願をやめるです。

全部自分でやる覚悟を持つ。

会社のシステムのせいにしたり、お客様のせいにしたり、取引先のせいにしたり、後輩のミスのせいにしたり。

社会人やってるといろんなことが起こります。

僕はある時そういうのが面倒くさくなって人と仕事をすることをやめました。

今は一人で美容室経営、出張美容師、セミナー講師、居酒屋、ブロガー、ライター、オンラインサロン運営、コンサルをやっています。

全部一人でやってます。(といっても嫁にたくさん手伝ってはもらってますが…)

基本的に一人でやっていくと、議論なんかしてる暇がなくなります。

なぜなら誰かのせいにできないからです。

「誰かが変わりにやるの?」

やるわけがありません。

だからこそ悩むし考えます。

そしてトライしてみます。

自分の売上が低いのを会社のせいにできたらどんなに楽か

タオル洗ってないのを後輩のせいにできたらどんなに楽か

自分でやるしかありません。

全責任を背負って自分で自分が生きるために働いていると、日々新しいことに気が付きます。

厳密に言うと、日々”今までのクソみたいな常識”を変えたくなります。

なぜ自分がそんなことを今までしてたかなんてどうでもよく、もっと効率が良くて素敵なものが見つかったから変えたくなるのです。

「これじゃダメだ」

毎日のように思ってます。

そしてそのダメな部分には妥協できません。

もしかしたらそのダメな部分は多くの人の当たり前かもしれません。

例えば会社に出社することやミーティングをする事などがダメだと思っても、多くの人が当たり前だと思ってればそれを変えたいといった時点で批判されます。

嫌われます。

それでも自分でやるしかないのです。

僕はやります。

嫌われたっていいから、やります。

時代とともにニーズが求めることを変えるのであればこちらも変えなければいけない。

美容師という仕事であれば尚更。

自分のプライドや常識なんかどうでもいい。

勝つか死ぬか…

どうか嘲笑っててくれ。

稼げる美容師になるのは俺自身で、幸せをつかみ取って最後に笑うのは俺だと思ってる。

そんくらいトガッて、嫌われても自分を信じてやっていこうと思ってます。

嫁や家族や友達を始め、いろんな人が周りにいるから大丈夫です。

だから挑戦してる人に言いたい。

ともに頑張ろう…。

実はこのブログは決意表明でもあります。

僕は明後日からいろいろでっかく変えてみようと思ってます。

まだ秘密なのですが…

このブログで発表しますので、またブログに読んでください。

いつもありがとうございます!

がんばろ!!

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