タイ滞在も残すところあと3日。
超はえええ。
世界一好きなタイ料理で一番好きなソーセージ食いまくってます。
24日早朝に日本に帰国して、8月14日まで滞在します。
その間にたくさん仕事しなきゃいけないので、僕にお仕事ください(笑)
毎日基本的には高円寺にいるので髪切りに来てください。
8月7日は働き方改革というセミナーも兼ねて大阪出張しますので、是非髪の方も予約くださいませ。
スケジュールは記事下に載せてますのでよかったらチェックしてみてください。
「髪を切る人」と呼ばれて
日本には「美容師」という職業があります。
英語では僕達美容師の事をhairdresserとか呼んだりします。
スペイン語だとペルケロ
フランス語だとコアフール
職業にちゃんとした名前があるのです。
2014年、はじめてカンボジアに行ったときのこと。
僕はカンボジアの人々から「カッソ」と呼ばれていました。
カッソの意味は「髪を切る人」であって美容師という職業をさすのだけれど、美容師というような名詞ではないそうです。
通常仕事ってそれぞれ名詞があるものです。
先生、弁護士、医師などなど。
それがないと聞き、当時なんか不思議な気分になりました。
カンボジアではヘアカットの値段はピンキリですが150円ほど。
国そのものの物価が違うといえど、やっぱり日本の美容師がいただくと料金とは違います。
背景には国家資格とかではないこと、誰でもすぐはじめられる仕事というのがあるため「この国では特に重要な職業ではないのかも…」と僕は感じました。
日本でコンビニ店員になろうと思えば誰でもなれるように、美容師もまたそういう扱いという事なのかなって。
そういう国はカンボジアだけでなく、他にもたくさんありました。
現在いるタイではみんな僕のことを「タッポン」と呼びます。
タイ語はよくわからないのですが、以前聞いた話によるとタッポンもカッソと同じく「髪を切る人」という意味なのだとか。
確かラオス語もそんな感じでした。
2014年は「僕は美容師」という認識でした。
それしか職業といえるものがなかったからです。
でも3年がたった現在は「カッソ」「タッポン」のほうがなんだかしっくりくるような気がしています。
僕は髪を切る人
なんか気づいたら僕はいろんな仕事をするようになっていました。
成り行きや思いつきや、単純に暇だったから始めたものが楽しくてハマっちゃって、そしたら仕事になっていて。
ライター業とかセミナー業とかコンサル業とかオンラインサロンとかみんなそうです。
美容師としか呼べなかった自分自身が今では人からいろいろと呼ばれたりするようになりました。
昨日トゥクトゥクに乗ったおっちゃんに「タッポン!髪切ってくれ」とか言われて『うわ、ちょー切りにくい』とか思いながら切っていた時にふと…
「ああ、髪を切る人で別にいいんだ俺は」
なんて思いました。
かつてカンボジアでカッソの話を聞いたときに感じたのが「ちゃんとした名前もないような扱いの仕事なのか…」というなんか複雑な感覚。
スキルや流行りは違えど、根本的にやってることは同じなのになんか異様に料金安いし、その人たちは周りから低く見られてる感じがして。
でもたぶんそれは違いました。
資格があるとかないとかではなく、安いとか高いとかではなく、呼び名があるとかないとかではなく”髪を切れる”というのはやっぱりちゃんとした仕事だし、特技になるもの。
そんな事当たり前なんだけど、2014年まだ自分を美容師としか呼べなかったときはなんか勝手に色々考えて、自分の方がスゴイように思ってました。
なんかダサかったな。
僕はたぶん意味のわからないプライドを持っていたのだと今になって思う。
「日本の美容師」とかそもそも「美容師」という言葉に勝手に強い理想とかイメージを押し付けていたような気がします。
髪を切られる人からしたら僕は「髪を切る人」で良くて、別に意味わからないプライドとかはいらない。
そこに満足感があれば結局なんでもいい。
僕は自分の幅を自分で決めちゃって視野が狭かったという事に気が付きました。
髪を切る人というのは安く見られてるんじゃなくて、あくまでその人の特徴の1つを述べているもの。
カッソでお母さんとか、カッソで販売員とか、カッソで飲食やってる人とかよく考えたらいろいろと外国で見てきました。
つまり”髪も切れる人”ということ。
日本ではたぶん「美容師」という言葉への理想やプライドが大きすぎて結婚とか出産とか販売とか飲食とかそういう道へは同時進行で進み辛い。
それ故やめていく人も多いのかもしれません。
【僕は髪も切れる人】
そう名乗れたらなんか楽だななんて思いました。
結局その良し悪しを決めるのは自分でも上司でも同業者でもなく、髪を切られに来てくれる人。
つまりお客さんがそれで満足してくれるのであればそれでいい。
だから僕はカッソ、タッポンでいいやなんて思います。
実際に次の日本滞在で予定してる仕事は美容師として、セミナー講師として、オンラインサロン主催者としてです。
まさに髪も切れる人って感じで様々な事をやっていきます。
今はオーナーだしプレイヤーだけど、変なプライドは全くなくて。
だから幅はいくらでも広がるような気がしてなんかすごく漠然とわくわくしてて。
僕は僕って事でいいかなって思ってます。
海外旅行ってただの遊びかも知れないけど、すごくいろいろな事を感じることができます。
考えなかったことを考えるようになります。
人ってなんでも1つの側面から物事を見がちだけど、絶対そんなことはなく視点は無限にあって、それに気付けるか気付けないかで物事は形を変えていくのかな。
なんか日本でまた会えるお客さん、そしてはじめましての人との時間が楽しみです。
24日から帰国しますので、是非会いに来てください。
【JUN KUWABARAざっくりスケジュール】
7/24〜8/5、8/8〜8/14は高円寺uptoyouで髪切ります。
ブログコンサル美容師コンサルも受け付けてます。
8/6日曜日は世界で活躍するダンサー中込さんと一緒に夢を叶えるために…セミナーin 東京を。
8/7月曜日は日中大阪で出張美容室(予約あきまくりです)と若き経営者荒木さんと一緒に働き方セミナーin 大阪を。
そんで8/15からはフィリピンへ行ってしまいます。
詳しくはこちらを↓
わかりにくくてご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。